大木実(おおきみのる)さんは、東映映画を中心に活躍し、テレビドラマでは時代劇などを中心に活躍しました。
あまりプライベートについては知られていない大木さんですが、結婚はされていました。
そんな大木実さんの妻や俳優の息子さんについてなど、お伝えします。
大木実のプロフィール
本名:池田実
生年月日:1923年(大正12年)12月16日
没年月日:2009年(平成21年)3月30日
出身地:大阪府堺市
最終学歴:大阪福島商業学校卒業
大木実は一般人?
大木実さんは映画業界には照明助手として10年間携わり、その後女優・木暮実千代さんの推薦で俳優へと転身した珍しいタイプの俳優さんです。
そのため俳優デビューも28歳と比較的遅く、俳優デビュー時にはすでに結婚されていたのではないかとも言われています。
妻に関しての情報は全くなく、名前や年齢、顔写真などは一切明らかになっていません。
そのため、一般人だったのではないかと言われています。
結婚された時期に関しても、明らかになっていません。
インターネット上では、大木実さんの「妻」という詩が素晴らしいと話題になっています。
妻 何ということなく 妻のかたわらに佇つ 煮物をしている妻をみている そのうしろ姿に 若かった日の姿が重なる この妻が僕は好きだ 三十年いっしょに暮らしてきた妻 髪に白いものがみえる妻 口にだして言ったらおかしいだろうか -きみが好きだよ 青年のように 青年の日のように大木実
— 夫婦関係修復カウンセラー 日向陽一 (@hyugayoichi) December 30, 2013
30年連れ添った妻へのラブレターのような内容の詩で、多くの女性が感動しているのですが、実はこちらの詩を書いたのは俳優の大木実さんではなく、同姓同名の詩人の大木実さんです。
どちらの大木実さんも大正生まれで同時期に活躍されていたため、俳優の大木実さんが書いた詩だと誤認されていた方も多かったようです。
ですが、俳優の大木さんもきっと妻のことを同じように愛されていたのではないでしょうか。
息子は俳優の大木聡
大木実さんには、複数の息子さんがいらっしゃるそうです。
そのうちの三男は、同じく俳優として活躍した大木聡さんです。
時代劇で親子共演経験もあり、劇中で親子役を演じたこともありました。
『長七郎江戸日記2』第18話「葵と紫陽花」。将軍家の縁戚ながら不遇に甘んじる当主と、それに反発し無体を重ねたあげく悪人に利用される息子に訪れる非情の結末を、大木実と岡田圭(大木聡)という実際の親子が演じる業の深い一本。 pic.twitter.com/nlsuhjBzNQ
— 魔境夢御殿 (@aoinoabarenbou) April 19, 2020
また、聡さんはお昼の大人気ドラマシリーズ「天までとどけ」では森村記者を長年演じ、人気がありました。
ですが、大木実さんが2009年3月に亡くなった約3年後の2012年6月12日に、52歳という若さで亡くなっています。
死因などに関しては一切明らかになっていません。
また、聡さん以外の息子さん、もしくは娘さんに関しては一般人のため全く情報は見つかりませんでした。
ですが、2011年に公開された映画「ももいろそれを」の主演でデビューし話題になった女優の池田愛さんは、大木実さんを祖父、聡さんを叔父と呼んでいるため、聡さん以外の息子の娘さんになるようです。
愛さんが芸能界に興味を持ったのも、大木さんと聡さんの存在があったからだったそうです。
大木さんは愛さんが芸能界入りする前に、そして聡さんは愛さんの芸能界入りした翌年に亡くなっていますので、惜しくも共演することはできませんでした。
愛さんにはこれからもお2人の跡を継いで、俳優として活躍していってもらいたいですね。
若い頃が非常にイケメン!
大木実さんの若い頃が非常にイケメンだと話題になっています。
でもやっぱりわたしは黒くて顔デカくて汗臭そうなイケメンのほうが好み。大木実さま!!! pic.twitter.com/mkGj6xH1h6
— りん (@mass_144) December 6, 2014
もともとはスタッフとして映画制作に携わっていた大木さんですが、あまりにも男前のため女優の木暮実千代さんに推薦されて俳優へと転身するほどでした。
スタッフ時代にも相当モテていたのではないでしょうか。
若い頃は松竹2枚目スターとして活躍した大木さん。
松竹入社の翌年には「びっくり三銃士」で主役を任され、以後「あなた買います」や「張込み」などに出演。
看板俳優として活躍しました。
年齢を重ねてからはテレビドラマにも進出し、時代劇ややくざものなどに出演されていました。
特に東映やくざ映画には欠かせない存在として、若山富三郎さんが率いる「若山組」の一員でもありました。
2枚目なのですが顔の輪郭が四角く、男らしい威厳のある役が似合っておられました。
死因はすい臓がん
大木実さんは、2009年3月30日にすい臓がんのために東京都大田区の病院で死去されました。
享年85歳でした。
葬儀告別式は親族のみで行い、喪主は同じく俳優をしていた三男の聡さんが務めました。
大木さんが最後に出演したのは、2006年にNHKで放送された「ディロン〜運命の犬」でした。
ディロンで軍用犬のエピソード。これを演じた大木実さんの最後の作品。軍用馬もほとんど還ってきてない等々いろいろなことが想起される。ちょっと古い感じはするんだけど、かつての良心的なNHKドラマの雰囲気が残っている。「盲導犬クイール」も映画よりもNHKドラマのほうが実は良かったかも。
— めぐぽん🐎♬🐕♪🖼♩ (@Meglassie) September 1, 2013
生涯を通して多数の作品に出演された大木さんの姿は、これからも語り継がれていくでしょう。