大方斐紗子(おおかたひさこ)さんは、1939年(昭和14年)生まれの大ベテラン女優さんです。
「あまちゃん」や「ひよっこ」での演技も話題になり、おばあちゃん役が多くの方の印象に残っていますが、若い頃はどんな役者さんだったのでしょうか。
そんな大方さんの若い頃や、夫や息子さんについてなど、お伝えします。
大方斐紗子のプロフィール
本名:大方斐紗子
生年月日:1939年(昭和14年)3月9日
身長:150cm
出身地:福島県
最終学歴:福島県立福島女子高等学校卒業(現:福島県立橘高等学校)
所属事務所:現代制作舎
大方斐紗子、若い頃は難関高校卒で劇団員だった
大方斐紗子さんは福島県のご出身で、子供の頃からお芝居や映画が大好きだったそうです。
そんな大方さんは高校時代に演劇部に所属し、お芝居を始めました。
その大方さんが進学した高校は、福島県立福島女子高等学校でした。
方言指導 :大方斐紗子
鈴木のばっぱ(・∀・)
福島女子校出身。
母の同級生w#あまちゃん pic.twitter.com/0NyDQY8Yno— 岸和田おやじ (@kishiwada_oyaji) May 10, 2020
福島女子高等学校は大方さんが通われていた当時は女子校でしたが、2003年からは男女共学の高校になり、それを機に福島県立橘高等学校へと校名を変更しています。
そんな福島女子高等学校は非常に優秀な生徒ばかりが集まる進学校で、学年の半分以上の生徒が国公立大学に進学するほどです。
同校の卒業生には衆議院議員の金子恵美さんや、医療ジャーナリストの藍原寛子さんなどがいらっしゃいます。
大方さんはそのような進学校を卒業した後は上京し、劇団俳優座付属の養成所を受け、そちらも難関だったそうですが合格しました。
養成所では3年間芝居について色々なことを学び、卒業後は劇団青年座に入団されました。
そこでは数多くの舞台を経験し、役者として成長されたそうです。
その頃の大方さんは反骨精神が強くあったそうで、大御所の演出家の先生の演出にも違うと思ったことには意見するような方だったそうです。
ご自身でも「偉い人に反発することが生きていることと捉える傾向があった」と振り返っておられました。
その後はフリーの俳優になり、様々な舞台に呼ばれてたくさんの外国人演出家の舞台にも出演されました。
外国人演出家の指導は本当に厳しかったそうで、足を一歩前に出すだけの演技だけでも何時間も指導を受けたそうです。
そんな指導を受ける中で「自分には才能がないのかもしれない」と思う瞬間も多くあったそうです。
ですが、それでもまだ芝居が好きでこの道を選んで良かったと思われるそうで、芝居そいうものの強い魅力に驚かれることもあるそうです。
これからも素晴らしい演技で、多くの作品に出演していただきたいですね。
夫や息子がいる
大方斐紗子さんは、30歳の時に結婚されています。
結婚されたのが今のように多くの方に知られる以前のことでしたので特に結婚を発表されたことはないですが、プロフィールに「旧姓:内山」とあったために結婚されていることが判明しました。
鈴木のばっぱ
大方 斐紗子(おおかた ひさこ、旧姓:内山、1939年3月9日 – )は、福島県出身[1]の日本の女優・声優である。現代制作舎所属。#セシルのもくろみ
— よしだ (@44da38) August 31, 2017
結婚のお相手についてはまったく情報がなく、名前や年齢、職業や顔写真も一切明らかになっていません。
結婚当時大方さんは劇団青年座に所属していました。
劇団に所属している方の多くは同じ劇団の中の共演者やスタッフと多くの時間を共有するため劇団員同士で結婚することが多いようですが、大方さんの夫が劇団に所属していたかどうかも明らかにはなっていません。
そんな大方さんは結婚から約1年後に第一子となる男の子を出産されました。
息子さんに関しても名前や顔写真は明らかになっていません。
息子さんが小学校2年生の時の国語の授業で「生きがい」というのがテーマになり、大方さんが「生きがいってなんだろうね」と息子さんに話すと「ママは仕事がない時はムスっとしてる、その逆じゃない?」と言われたそうです。
その時は「母親にとって舞台は生きがい」ということを息子さんが理解していると思い、少しいい気分になったそうです。
ですが、その年の年末ギリギリまで舞台出演をしていて帰宅したところ、家の障子がビリビリに破られていて「何やってるの!」と息子さんを叱ったそうです。
すると息子さんは「なんで仕事ばっかりするんだよ。これじゃ福引きもできない!」と泣きじゃくったそうです。
近所の商店街では年末になると福引券を配られ、お友達はそれを集めてお母さんと福引きに行っていたそうです。
息子さんに、そんな当たり前のことがうちはできないという悲しい思いをさせていたことを後悔し、それ以降はどんなにお金がなくなっても一切の仕事を断ると決めたそうです。
ある日、電話でいつものように出演依頼を断っていると息子さんが隣に来て「たまにはやりなよ」と言ってくれたそうです。
息子さんも大方さんの生きがいである舞台を取り上げてしまったことを後悔してしまったのかもしれませんね。
そんな大方さんの息子さんですが、大方さんと同じ俳優の道に進んだそうです。
残念ながら息子さんのお名前も明らかになっていないため、どんな作品に出ておられるのか、2024年現在も俳優を続けておられるのかは明らかになっていません。
もしも何かで大方さんと共演が実現すれば、本当に素敵ですね。
現在も活動している
大方斐紗子さんは2024年のお誕生日には85歳を迎えられましたが、俳優として勢力的に活動されています。
むしろ、今になってブレイクしておられるような状況です。
2024年1月19日に公開され話題になった映画「ゴールデンカムイ」ではフチ役というアイヌのおばあさん役を演じ、大変話題になりました。
また、映画の続編となるドラマシリーズ「連続ドラマW ゴールデンカムイ―北海道刺青囚人争奪編―」にもフチ役で続投することが発表され、さらに話題になりました。
▂▅▇ 𝙃𝙖𝙥𝙥𝙮 𝘽𝙞𝙧𝙩𝙝𝙙𝙖𝙮 ▇▅▂
本日、3月9日は
フチ役・ #大方斐紗子 さんの
お誕生日です🎂
おめでとうございますッ‼︎再現度が高いとSNSでも話題のフチ。
ぜひ劇場でご覧ください!!!!!『#ゴールデンカムイ』
大ヒット上映中🎬 pic.twitter.com/FDebQksn0W— 『ゴールデンカムイ』公式 (@kamuy_movie) March 9, 2024
2024年5月10日には「第32回橋田賞」の授与式が行われています。
長きにわたる放送業界への貢献が認められ、大方さんに野村昭子賞が授与されました。
大方さんは「素晴らしい賞をいただいて倒れそうでした」と声を張っておられました。
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