黄金期以降の週刊少年ジャンプを支えた漫画家の一人である久保帯人(くぼたいと)さん。
久保帯人さんは作品以外にもいろいろと話題になる漫画家なんです。
久保帯人が巻き込まれた事件とは
久保帯人さんに関して集英社が公式にある警告コメントを出しています。
それは久保帯人さんの人格権について。
まったく別人の肖像を、あたかも漫画家・久保帯人先生の肖像であるかのように思わせて紹介する行為が、ツイッターをはじめ、インターネット上に見受けられます。
こうした行為は久保帯人先生の人格権を侵害する行為であり、悪質な場合には、法的措置も含めて厳しく対処せざるをえませんので、ご注意ください。
集英社がこのようなコメントを出すことは異例とも言えることです。
久保帯人さんとは別人の写真に「久保帯人」という文字を入れた画像が出回ったことが事件の発端となっています。
実際にインターネットで「久保帯人」と検索すると複数名に「久保帯人」とテロップがついています。
B’zの松本孝弘さんやゴーストライターで話題となった佐村河内守さんのように明らかに別人の人もいますが中にはゲイビデオと呼ばれるアダルトビデオに出演する男優にも久保帯人とテロップがついています。
有名な人であれば明らかにデマ情報だと分かりますが、男優は世間での認知どが低いために本当に久保帯人さんだと勘違いしている人も大勢いるようです。
久保帯人が手紙の差出人を捜索し話題に
2001年に連載が始まった「BLEACH」ですが2016年の38号で最終回を迎えました。
連載終了から3か月が経過した2016年11月17日のこと。
久保帯人さんがtwitterに掲載した住所も差出人も書かれていない1通の手紙が話題となりました。
差出人は難病にかかり余命宣告をされた少年。
BLEACHを読むことが楽しみで明日のことを考えられるようになり、BLEACHが自分の世界を変えてくれたという内容でした。
ただ、この手紙は少年が亡くなったら送ってほしいとご家族に託された手紙であることも書かれていました。
手紙が久保帯人さんの元に届いたということはこの少年は既に亡くなってしまっていることを意味しています。
ちょうどこの手紙が届いた頃、久保帯人さんは体調を崩し連載終了を考えていたのですが、この手紙に励まされ、力をもらったことでBLEACHを完結させることが出来たのです。
久保帯人さんは少年にお礼を言いたいと差出人を探すために手紙の内容と写真をtwitterに掲載したのです。
お手紙の実物の写真もアップします。彼についてのどんな情報でも構いません。ご存知のことがあれば、この投稿フォームからメッセージを送ってください。https://t.co/HGwtDOnoqa pic.twitter.com/fUq3GlRGn3
— 久保帯人 (@tite_official) 2016年11月17日
まだ差出人についての決定的な情報は得られていないようです。
この件についてメディアからも協力の要請があったそうですが、メディアを使って差出人を探してしまうとご家族が出てこざるをえない状況となってしまうことを危惧してすべて断っているとか。
皆さんにツイートを拡散して頂いたお陰で、TV番組などからも協力の要請を幾つも頂いたのですが、それをしてしまうとご家族が出て来ざるを得ない状況を作ってしまうように思えて、ご家族の意思を尊重するため、全てお断りさせて頂きました。
— 久保帯人 (@tite_official) 2017年1月19日
久保さんのツイッターですが、そのために作成されたアカウントとのことで、それ以降は更新されることがなくなってしまいました。
ぜひ公式のツイッターを始めて欲しいですよね。
久保帯人はポエムがおしゃれ
久保帯人さんの代表作「BLEACH」。
単行本の冒頭に久保帯人さんのポエムが掲載されていることをご存知ですか?
このポエムがおしゃれだと評判になっています。
冒頭のポエムを読んだことがないという方のために、いくつかご紹介します。
魂 燃え立つ
天の降るとも
恐れることは ただ一つ
恐れを知らぬ 戦士と為ること
単行本を読めば冒頭のポエムはその単行本の内容を踏まえた内容となっていることに気づくでしょう。
200ページ前後の内容を表現するポエムを考えるのは本当に大変なことだと思います。
ポエムだけでなくキャラクターデザインやネーミングのセンスも抜群で一部のファンからは「オサレ師匠」と呼ばれることも。
久保帯人さんのオシャレに触れてみたい方は「BLEACH」を読んでみてはいかがでしょうか。
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