「エンケン」の愛称でおなじみのミュージシャン、遠藤賢司(えんどう けんじ)さん。
2017年10月25日に逝去されました。
病気の公表後も音楽活動を続け、フォーク&ロック魂を見せてくれましたね。
この記事では遠藤賢司さんと江頭2:50さんの関係や癌による死去のこと、また遠藤さんの結婚や家族について調べました。
遠藤賢司と江頭2:50はどんな関係?
反骨のシンガーソングライターと超個性派のお笑い芸人。
一見あまり接点のなさそうな二人ですが、遠藤賢司さんと江頭2:50さんは大の仲良しでした。
出会いは遠藤さんのライブに江頭さんが参戦した時のこと。
テンションが上がった江頭さんは、興奮のあまり遠藤さんのギターを叩き壊してしまいます。
普通の人なら激怒するところですが、遠藤さんはそんな江頭さんを見て大笑いしました。
たちまち江頭さんのファンになったそうです。
わが道を行くスタイルに自分と同じ匂いを感じたのでしょうか。
自らを「純音楽家」と呼ぶ遠藤さんは、江頭さんを「純芸人」と位置づけて好感を抱いたといいます。
江頭さんの誕生日には自身の動画を制作してプレゼントするほどでした。
そういえば、二人はなんとなく顔立ちも似ていますね。
遠藤賢司、癌で死去
遠藤賢司さんは1969年にデビューしました。
72年には日常の光景と作家・三島由紀夫氏の割腹自殺を重ねた歌詞の『カレーライス』が10万枚のヒット。
日本のフォーク&ロックの先駆者の一人でした。
遠藤さんが自身の癌を明かしたのは2016年の6月。
その時の本人の言葉によると、2015年の末から体調が優れず、検査の結果、癌であることが翌年の3月に発覚したそうです。
4月からの短期入院を経て治療中とのことでした。
どの部位の癌なのか、ステージはいくつなのかは非公開でした。
公式サイトによると、闘病を続けながら音楽活動を続けてはいたものの、10月23日に入院となり、24日に容態が急変し、25日の早朝に都内の病院で他界したとのことです。
70歳でした。
ニュースサイトによっては死因はすい臓癌とありますが、公式発表は胃癌です。
長く交友のあつたPANTAさんは容態急変の知らせを受けて病室に駆けつけました。
「エンケンは『病気だけど頑張ってる』なんて絶対に思われたくない男。
だから俺も『頑張れ』と言えなくて…。
エンケンは『孤高の人』だった。
フォークの中でも異色、ロックの中でも異端。
エンケン自身が一つのジャンルだった。
自尊心が強く、売れ線の音づくりはしない。
髪形も服装もステージングもばっちりキメて、様式美にこだわっていた」
また、漫画家の浦沢直樹さんは遠藤さんへの感謝の言葉をツイート。
「20世紀少年」、地球を守るケンヂはエンドウケンヂしかいないとお名前をいただきました。エンケンさん、素敵な話をたくさん、ありがとうございます。
言音一致の純音楽家、遠藤賢司さん、ワッショイ pic.twitter.com/7bWVTGYnCU— 浦沢直樹_Naoki Urasawa公式情報 (@urasawa_naoki) October 25, 2017
遠藤賢司さんは映画『20世紀少年 最終章 ぼくらの旗』にも猟師役で出演していましたね。
遠藤賢司は結婚していた? 家族は?
遠藤賢司さんの配偶者の有無については全く異なる二つの情報があります。
そのひとつは、生涯を通じて妻や子どもの影は見受けられず、遠藤さん自身もSNSで触れていないため、独身だった可能性が高いというもの。
自らを「純音楽家」と称したのも、全ての情熱を音楽に注いで生きる決意の表れではないかとする見方です。
もうひとつは、マネージャーが妻だというもの。
遠藤さんのブログをさかのぼってみると、「関端ひかる(喪主 遠藤路子)」という名前の発信者がいました。
「エンケンをご贔屓いただいた皆様へ 今日は25日、エンケンが居なくなってから一ヶ月が経ち、月命日となりました。
亡くなった前後、24日でのネットでの死亡記事から始まり、膵臓がんや入退院を繰り返していたという…全く事実とは違う記事が飛び交っていたので、お友達の方々にはメールを出しました。
ご挨拶が遅くなりましたが、少し落ち着きましたので、ブログで皆さまにご報告させていただきたいと思いました。
(中略)生前、愛情をもって応援してくれた皆さま、大変お世話になりました。
30年を共にした家人として…スタッフとして、感謝とお礼を申し上げます。
遠藤賢司仕事室 関端ひかる(喪主 遠藤路子)」
この文章を読む限り、関端ひかるという人物が遠藤賢司さんの妻ととらえるのが自然なのですが、確証的な情報がありません。
遠藤賢司さんに子どもはいないことはわかりました。
関端ひかるさんが同ブログでそのことに言及しています。
青春時代、FENから流れてきたボブ・ディランに衝撃を受け、全くのアマチュアから音楽を始めた遠藤賢司さん。
「純音楽居士」。
「エンケン」が遺した純音楽は、これからも誰かの心を打ち続けるでしょう。
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