『なぞなぞのたび』でのボローニャ国際児童図書展特別賞をはじめ、数々の受賞歴がある絵本作家の荒井良二(あらい りょうじ)さん。
ライブペインティングやギター演奏による音楽活動など、マルチに活躍を続けています。
私生活では結婚して妻がいるようですので、家族の詳細に迫っていきましょう。
また故郷・山形での活動、画材、朝ドラのOPイラストについても紹介します。
これ8歳たちに読み聞かせたら、5歳が描いた絵本だと思っていた。
現役の子供に5歳の絵と思わせる荒井良二、神様すぎんか… pic.twitter.com/SRn5HQfe66— もりこ (@yamamrco) January 20, 2022
荒井良二のプロフィール
本名:荒井良二
生年月日:1956年8月16日
身長:非公表
出身地:山形県山形市
最終学歴:日本大学藝術学部美術学科
荒井良二は結婚しており妻は一般人
荒井さんはすでに結婚していることがわかっています。
奥さんに関する情報は見当たらないため、一般人の女性なのでしょう。
もともと引っ込み思案な性格だった荒井さんを、優しくサポートしてくれる女性に違いありませんね。
荒井さんは幼少期から絵を描くのが大好きで、今も絵本は子供の頃の自分に向けて描いているといいます。
学校に行くのがつらくなり、家に閉じこもって絵を描いた時期もありました。
当時は放課後になると、先生が自宅に様子を見に来てくれたそうです。
「親は心配だったはずだけど、こうして大人になっているのだから、学校に行けないのは対した問題じゃない」
不登校の児童が増えている現代において、荒井さんの言葉は多くの子供たちにとって救いとなるのではないでしょうか。
奥さんもそのような優しい夫の気持ちを理解し、子供たちにあたたかいまなざしを向ける女性なのかもしれません。
荒井良二の家族は妻と息子
荒井さんは2011年の東日本大震災後、息子さんに恵まれました。
息子さんの誕生後、子供への思いや作品における子供の描き方が変化したそうです。
荒井良二さんの絵本「こどもたちはまっている」の原画展に行ってきた。
作品が持つパワーが素晴らしく観た瞬間に心がのびのびして子供の頃本を読みながら空想でどこにでも行けた事を思い出した。
今の時代に荒井さんがいてよかったなぁ!としみじみ思った。
展示はGallery House MAYAで明日9/5まで。 pic.twitter.com/4ai3mFNQ1S— 永野雅子 (@masakonagano) September 4, 2020
生きる中で「当たり前」と思っていることにも、実は自分の目が行き届いていない場合もある。
子育てをしていると、大人が「こうに違いない」と考えていることが実は間違いかもしれないことに気付けるようです。
「それは知らなかったわけではなく、目が届いていなかったのだ」と、認識を新たにさせられるのですね。
意識していなくても、作品に登場する子供に息子さんの面影を投影するようにもなりました。
息子さんは荒井さんにとって、未来の担い手である子供たちの象徴的存在なのでしょう。
荒井良二は山形ビエンナーレの芸術監督
荒井さんは故郷の山形県で行われる芸術祭「山形ビエンナーレ」で芸術監督を務めています。
『山が語ったらどんな言葉を話すんだろう』と荒井良二さん。山形ビエンナーレはそんな言葉を聞く芸術祭です。 pic.twitter.com/95odm2Ake5
— ナカムラクニオ Kunio Nakamura (@6jigen) August 3, 2016
2018年には15年前に着想した未完の物語『山のヨーナ』の登場人物を制作する、即興人形劇ワークショップを開催。
山の人と街の人が交流するヨーナの世界観は、地域活性化に貢献するビエンナーレにふさわしいものでした。
荒井良二絵本原画展開催中!
山形ビエンナーレで出展された「山のヨーナ」に関する2冊組みの本もお求めいただけます。
展覧会は予約制とさせていただいておりますが、平日午後早めのお時間は比較的空いています。当日のご予約も承りますので、よろしくお願いいたします。https://t.co/IqE1XaDnvX pic.twitter.com/nOlgG5dGgr— GALLERY HOUSE MAYA (@gallery_h_maya) August 25, 2020
2014年から2年おきに開催されるビエンナーレの前身は、2010年の展覧会「荒井良二の山形じゃあにぃ」。
山形県で生まれ育ち、18歳に家を出た荒井さんが、地元での活動として取り組み始めたのです。
外部から観察することで、ずっと暮らしていてはわからなかったはずの故郷の良さを、伝えていきたいと考えたのでしょう。
また周囲からは「山形の人なのに、使う色が明るいね」と言われたことがあったそうです。
山形に「東北の地味な田舎」というイメージを抱く人は、明るい色を使う荒井作品に意外性を感じたのでしょう。
しかし荒井さんとしては山形を「実際に訪れると四季の色彩が豊かな世界」と考えていました。
ステレオタイプではなく、鮮やさも含めた本来の山形を知ってもらうべく、地元での活動に情熱を注ぎ始めたに違いありませんね。
シャッターが閉まっていた歴史的な本屋さんが、芸術祭の期間限定でオープンしてくれることになりました。荒井良二さんが子供の頃から通った郁文堂。とんがりビルの横です。#山形ビエンナーレ pic.twitter.com/2hmtdEYgGm
— ナカムラクニオ Kunio Nakamura (@6jigen) August 24, 2016
荒井良二の画材はアクリルや色鉛筆など多彩
明るい色彩を好む荒井さんは、多種多様な画材をミックスしながら創作に打ち込んでいます。
アクリルやガッシュ、色鉛筆、マーカーなど、色が出るアイテムであれば何でも使うそうですよ。
山形市小立出身の荒井良二先輩が、東北芸術工科大学で屏風を制作中。25日まで大学で滞在制作して、その後、外苑キャンパスにアトリエを移します。みんな、学内で荒井さんを見かけたら挨拶よろしくね。 pic.twitter.com/4Yr529PfcY
— 宮本武典 (@miyamototo) July 23, 2014
アトリエにはさまざまな画材が所狭しと並んでおり、カオスな空間が広がっています。
「このごちゃごちゃの空間で立ったまま、時には腹ばいになって描きます」とのことです。
「さぁ、描こう」と決めて机に座ると緊張感が漂うためか、それだけでエネルギーを奪われてしまうのだそうですよ。
どうしても「お行儀よく」描くことはできないからこそ、カオスな空間で自由な創作を楽しんでいるのです。
また「試しに今日は3色だけ使おう」とか「黒を使わずに描いてみよう」などと、ルールを作った挑戦も楽しんでいます。
自分が快適に感じられるやり方で柔軟に取り組むのが、創作を楽しむ秘訣なのでしょう。
荒井良二は朝ドラ「純と愛」で題字とイラストを担当
荒井さんは2012年の朝の連続テレビ小説『純と愛』で、題字とOPのイラストを手がけました。
グリム童話の『ねむりひめ』を題材にしたイラストは、鮮やかさとかわいらしさが高く評価されています。
荒井良二さんといえば「純と愛」!
ねむりひめ | NHK出版 https://t.co/t8vEVGYDtc pic.twitter.com/WN5vweM8Pq
— ヒノッチ (@hinocchi) May 26, 2022
荒井版『ねむりひめ』が出版されるほど、イラストは多くの子供や大人に好評でした。
純と愛の「ねむりひめ」…いやいや、荒井良二さんの「ねむりひめ」(≧▽≦)b テンション上がるなぁ~♫ウキッ⊂((>▽<))⊃ pic.twitter.com/JpsSIiSJ
— さるるん (@SARUnoMANEGOTO) December 21, 2012
荒井さんの優しさがにじみ出ているすてきな絵本を手に取り、リラックスタイムや家族との時間に楽しんでみてはいかがでしょうか。
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