天才・すぎやまこういちは競馬も作曲!政治&放送法への取り組みとは

国民的人気ゲーム『ドラゴンクエスト』の作曲者として有名ですが、かつては昭和歌謡やアニメソングのヒットメーカーとして名をはせた、すぎやまこういちさん。

競馬ファンのハートを熱くする、あのファンファーレも手がけていたことをご存知ですか?

ここでは天才と呼ばれる理由に迫ってみたいと思います。

また、政治や放送法に強い関心を持ち、精力的に活動に取り組んでいる模様も紹介します。

すぎやまこういちのキャリアと天才と呼ばれる理由


小学生の頃から鼻歌で作曲をしていたというすぎやまこういちさん。

意外なことに音大出身ではなく、東京大学教育学部教育心理学科卒業です。

本当は音大志望だったそうですが、当時、家にピアノがあるのは裕福な家庭のみ。

すぎやまこういちさんは音大の入試に受かるほどピアノに慣れていませんでした。

そこで音大をあきらめて、しぶしぶ東京大学を選んだわけですね。

凡人の筆者からみると、ちょっと何を言っているのかわかりません。

両親が音楽好きだったこともあり、幼い頃から独学で音楽の勉強を重ねてきたすぎやまこういちさん。

フジテレビのディレクターとして『ザ・ヒットパレード』を演出した後、CMやアニメ音楽、歌謡曲を数多く手がけます。

「恋のフーガ」「花の首飾り」「亜麻色の髪の乙女」「学生街の喫茶店」などのヒット曲を送り出し、主にザ・タイガースやザ・ピーナッツの人気を支えました。

1986年に『ドラゴンクエスト』の音楽担当になった際は、中世の騎士物語だからクラシック調でいこうと決心。

同じメロディーを繰り返して長く聴くことになるゲーム音楽の性質をふまえて、飽きのこないジャンルを選んだそうです。

流行の音楽では長続きはしないという読みが当たり、『ドラゴンクエスト』はゲーム音楽をメジャーに押し上げる成功例に。

驚くのは、序曲を5分で作曲したというエピソード。

すぎやまこういちさん曰く、ふとした時に瞬間的に浮かんだメロディーのほうが、あれこれと手を加えたメロディーよりも優れているのだとか。

いわゆる「降りてくる」という現象でしょうか。

あの壮大な曲の作曲者が正当な音楽教育を受けていないことを考えると、すぎやまこういちさんが天才と呼ばれる理由がわかる気がしますね。

あの競馬のファンファーレもすぎやまこういち作曲だった!

GIレースなどの発走が目前に迫ると、スターターが台に上がり、旗を振って演奏されるファンファーレ。

観客の手拍子が一体となり、最高に盛り上がる瞬間です。

なんと、中央競馬の東京競馬場と中山競馬場のファンファーレの作曲者もすぎやまこういちさんでした。

勇ましさと気品を合わせ持つ曲調はインパクト大で、おそらく競馬に興味がない人でも「これは競馬の曲」とわかるでしょう。

ファンファーレは競馬を盛り上げる影の立役者。

メロディを聴いただけで、思い出の名レースが頭をよぎる競馬ファンもいるのではないでしょうか。

作曲の出来を左右するのは感受性

作曲にはピアノやパソコンを使うものの、それらはあくまで音を確認するためのものであり、もともとアイディアが頭になければよい曲作りはできないと語るすぎやまこういちさん。

これを料理人に例え、一流のシェフは新しい料理に挑戦する時、すでにその味がイメージできていると説明。

勉強するのは包丁使いなどの技術であって、おいしい料理を作るためには感受性を磨いていくしかないのとのこと。

感受性はセンスと言い換えてもいいと思います。

センスはその人独自の感性ですから、第三者が教えて身につくものではないでしょうね。

技術や理論は音楽学校で学べますが、では感受性はどう磨いたらいいのか。

すぎやまこういちさんの場合は、父親が物々交換で手に入れたレコードや、欲しかったレコードを米軍の放出品で入手して擦り切れるほど聴いて体に染み込ませたそうです。

欲しいものがすべて手に入る今は、選別する力を退化させるのではと心配のよう。


アーティストになるためには、まず自分の目や耳でよいものを選ぶ力が欠かせないそうです。

すぎやまこういちの政治的な活動と放送法に関する取り組み

自身を愛国者であると公言しており、政治的な立場は保守派のすぎやまこういちさん。

議員へ応援歌を提供したり、献金といった金銭的支援をしたりと政治的活動にも取り組んできました。

民主党政権時代には、尖閣諸島や竹島問題をめぐる領海侵犯に対する日本政府の弱腰外交を激しく批難。

また、ワシントン・ポスト紙に従軍慰安婦問題についての意見広告も掲載。

2015年にはテレビ報道の公平さや、事実の正確な報道を求める「放送法遵守を求める視聴者の会」を設立。

「視聴者の会」の活動によって放送法をめぐる意識が高まりつつあるようです。

近年はインターネットがメディアとして力を持ちつつあるものの、テレビやラジオなどの影響力は依然として大きいです。


少年時代から音楽好きでゲーム好きだったから、ドラクエの作曲は天職と話すすぎやまこういちさん。

2021年は90歳になる高齢ですが、タクト振り続ける姿や紡ぎ出される楽曲に底知れないパワーを感じずにいられません。

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