阿藤快、口癖なんだかなぁと改名の理由。競馬の予想法を発明、大学では弁護士志望

阿藤 快(あとう かい)さんは渋い演技や旅番組で見せる陽気な人柄で親しまれました。

代名詞になった「なんだかなぁ」が誕生した理由や改名の経緯も話題になっています。

今回は阿藤快さんの口癖や意外な競馬歴、大学や改名などについて見て行きましょう。

阿藤快のプロフィール

本名:阿藤公一

生年月日: 1946年11月14日

死没:2015年11月14日

身長:183cm

出身地:神奈川県小田原市

最終学歴:東京都立大学法学部法律学科

阿藤快の口癖「なんだかなぁ」は撮影現場で生まれた

まずは阿藤快さんの代名詞にもなった「なんだかなぁ」について見て行きます。

ある程度の年齢を超えた方なら一度は阿藤快さんの「なんだかなぁ」をマネしたことでしょう。


この名フレーズ「なんだかなぁ」は旅先や地方ロケでも抜群の知名度を誇り、俳優ながらお笑い芸人に勝るとも劣らない”一発ギャグ”のような鉄板ネタとして愛されました。

ちなみに、動画の阿波おどり対決は阿藤快さんが勝利を収めて司会の座を手にしています。

この「なんだかなぁ」が生まれたのは撮影現場での険悪な空気を和ませるためだったらしく、阿藤快さんによると”モノマネで笑わせるのは誤解だ”とも語っていました。

阿藤快さんによれば言葉の意味通りであり、決して人を笑わせることが目的では無いそうです。

ただ、タレントに転向してからモノマネによって広められた「なんだかなぁ」に乗り、多くの人も詳しいプロフィールは知らなくてもフレーズは知っているという結果になりました。

旅先で出された料理を食べた際の「なんだかなぁ」は表立って言えない「マズイ」の隠語だと言われていますが、阿藤快さんは”マズイ意味ではない、全く違う”と否定しています。

元々使われていた言葉ではありますが、阿藤快さんによって洗練された言葉と言えるでしょう。

阿藤快の競馬予想はサイン馬券だった

次はちょっと意外に思われる競馬好きという面に迫って行きましょう。

阿藤快さんの競馬歴は35年と言われるほどで、数多くの万馬券を的中させていました。

ちなみに、公式ブログのタイトルも「やみつき暗示馬券」という熱の入れっぷりです。

中でも2013年2月9日の東京競馬で全12レースを的中させたことは伝説にもなっており、様々な競馬番組への出演やセミナー開催など趣味を超えたビジネスにも発展していました。

馬券の予想方法は従来の血統や体調だけでなく、自身が発案した独特の”サイン馬券”でした。

具体的には母音がア行(ワ&ン)であれば馬名数字は1、オ行であれば数字は5になる仕組みです。

その論理で馬名の最初と最後の文字を数値で表すのですが、具体例を挙げるとディープインパクト号であれば最初の「デ」がエ行で4、最後の「ト」がオ行で5の合わせて9になります。

これに日付の”九星”を掛け合わせて馬券を検討する独特のスタイルを実践していました。

・一白、四緑、七赤であれば:1・4・7・11・14・17(馬番・枠番)

・二黒、五黄、八白であれば:2・5・8・10・12・15・18

・三碧、六白、九紫であれば:3・6・9・13・16

競馬の開催日が「一白」であれば「1・4・7・11・14・17番」に注目し、馬名数字9のディープインパクト号が一白の数字に関連があれば買いということになるのです。

サイン馬券はいわゆるオカルト要素も持っていますが、阿藤快さん本人が活用して全レースを的中させた実績があるので参考にすべき馬券法かも知れません。

ただし、数字が苦手な人であれば馬名の解読や当てはめる時点で脱落してしまいそうですね。

大学は法学部で弁護士志望だった

ここではあまり知られていない阿藤快さんの学歴(大学)を見て行きます。

神奈川県立・西湘高校時代に冤罪事件で活躍した弁護士の姿に強く感動し、自身も同じようになりたいとの思いから法学部に入るべく猛勉強に取り組んでいました。

テストで学年3位になるほど成績を上げて行きましたが、3年生の時に胃がんで倒れた父親の看病を優先するために現役での合格を断念して一浪をしています。

父親は亡くなってしまいましたが、一浪を経て東京都立大学(法学部法律学科)に見事合格。

東京都立大学を選んだ理由は授業料の安いことであり、在学中は特別奨学金を受けながら過ごすなど若いながらも様々な苦労を経験した青春時代と言えますね。

肝心の司法試験は一般教養の単位を落としたことで断念しています。

弁護士の道を諦めたことで芸能人の阿藤快さんが誕生したことになりますが、どちらの道を進んだとしても多くの人に笑顔をもたらしたのは間違いないでしょう。

改名したきっかけは姓名判断だった

最後に阿藤快さんが2001年に「阿藤海」から改名したきっかけを見ておきましょう。

芸能人の改名はそれほど珍しい物ではありませんが、阿藤快さんのように同じ読み方のままで漢字だけ変えるというパターンは珍しいと言えますね。

改名を決めたのは姓名判断の先生に「(海)は画数がもの凄く悪い」と言われたことが大きかったらしく、それを聞いた阿藤快さんは「じぁあ変える!」と即断したそうです。

簡単に改名を決めたことに姓名判断の先生やスタッフから心配をされましたが、阿藤快さんは”自分自身が決めた芸名だから大丈夫!”と全く気にしていない様子でした。


改名前から順調に仕事をしていたので変えた恩恵がどのぐらいあったのかは分かりませんが、プライベート面や趣味などで良い効果が出たのかも知れませんね。

馬の名前だけでなく、自分の名前の画数にもこだわる点が阿藤快さんっぽいと言えるでしょう。

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