歌舞伎界のプリンスとして舞台にバラエティにと幅広く活躍している尾上松也(おのえ まつや)さん。
お弟子さんという形で、歌舞伎の世界に入った父・尾上松助さんの死因はなんだったのか。
また、尾上松也さんの母親が面白すぎると話題になっていましたので、今回は家族を中心に尾上家の家系について見ていきたいと思います。
尾上松也のプロフィール
本名:井上隆一(いのうえりゅういち)
生年月日:1985年1月30日
身長:178cm
出身地:東京都
屋号:音羽屋
襲名歴:二代目 尾上松也
尾上松也の父・六代目尾上松助さんの死因は原発不明癌
長きにわたり一子相伝と続くイメージのある歌舞伎の世界。
実は、もともと二代目尾上松緑のお弟子さんとして師事したことがきっけで、六代目尾上松助を襲名することになりました。
そんな六代目尾上松助の本名は、井上真一(いのうえしんいち)さん。
尾上松也さんのお爺さんにあたる、井上さんのお父様は日本演劇一派の一つ、新派(しんぱ)の名わき役・春本泰男(はるもとふじお)さんです。
音羽屋(おとわや)は、初代から続く尾上菊五郎・本家の筋と、尾上松録の分家筋の2つに分かれます。
お弟子さんという形で、当時二代目の尾上松緑に師事し、その後自ら一門を背負うまでになった努力は計り知れないですね。
そんな父・尾上松助さんは2005年に59歳というご年齢で亡くなりました。
原因は、移転元が分からない原発不明癌でした。
お爺さんにあたり、春本さんも癌で亡くなっています。
癌は遺伝による原因も高い病気であるため、尾上松也さんも健康には十二分に気を付けて頂きたいですね。
遺書を書くほど追い詰められた父の死後
父・尾上松助さんが亡くなった2005年当時は弱冠20歳の尾上松也さん。
分家筋の一門であり、父を亡くしたことにより、後ろ盾が全くない状態でお弟子さんや名前を守らなければいけない立場となります。
借金をしながらも努力を重ね、25歳の際には自主公演も行いますが、まだまだ名前が売れていない状況。
理想の半分程度の集客しかできず、より多くの借金を背負うことになったそうです。
その際には重圧と責任からか、遺書を残すほど苦しんでいたと語っていました。
「ある夜、大泣きしながら家族と大切な友達と一門にメールで遺書を書きました」
しかし、当時いた3名のお弟子さんが、仮に亡くなったとしてもずっと尾上家の弟子だというコメントを残し、頑張り続けようと決断したそうです。
そう言わせるほどの人柄が、松尾家にはあったのかもしれません。
2023年現在の元気なお姿からはとても想像のつかない、壮絶な過去ですね。
20歳前半という若さで、すべてを背負い挑戦姿には尊敬しかありません。
尾上松也の母が強烈すぎる!?
バラエティ番組に出演した尾上松也さんの母親のインパクトが強すぎる!と話題になっているようです。
尾上松也さんの母親の名前は「河合盛恵(かわいもりえ)」さんといいます。
2018年12月14日に放送された『ぴったんこカン・カン』で尾上松也さんと共に出演したのですが、その強烈なキャラクターに司会の安住紳一郎アナもたじたじだったのだとか。
尾上松也の母、盛恵さん😂
最高‼️‼️モリモリ盛恵❤
— nagiyasu☆teamABC (@n_kmrkktk_sym) 2018年12月14日
TBS系 ぴったんこカンカン
尾上松也のクセ強めの母・盛恵 テレビ初登場
という見出しが躍ってて
「またまた。今更そんな隠れた逸材など……」
と思ったら。逸材が出てきた。
テレビ初登場なんだ??— Hu4WDアパッチ (@Hu4WD) 2018年12月14日
大ファンだという安住アナにキスしようとしたり500gのステーキを食べたりとあまりにもクセが強すぎる性格のため、これまでテレビ出演の依頼があっても尾上松也さんが断っていたそうです。
梨園の妻というと夫より三歩下がって歩くおしとやかなイメージがありますが、河合盛恵さんは全く逆のキャラクターをしているようですね。
ですが視聴者からの評判も上々のようですので、これからバラエティ番組に登場する機会が増えていくかもしれませんね!
尾上松也の両親はどんな人?母は元宝塚?
尾上松也さんの父親である6代目尾上松助さんは老け役から女形までこなす多才な歌舞伎役者として活躍していました。
しかし、2005年に原発不明癌のため他界してしまいます。
その後は尾上松也さんの母親である河合盛恵さんが一家の大黒柱として家庭を支えるようになりました。
河合盛恵さんは結婚する前までは劇団新派で女優として活動していたのですが、長男である尾上松也さんを妊娠したことをきっかけに引退して梨園の世界へと入ったようですね。
「できちゃった婚だったんですよね」とぶっちゃけた。「コイツのせいで私は辞めたんだから、絶対にスターになれよ、ぶっ殺すぞ、本当にって、ずっとそうやって育ててきた」と語る母。
尾上松也の母(河合盛恵)、女優だったのか。
デキ婚で尾上松也を産んで、もっと仕事したかったけど、出来なくなったのはコイツ(松也)のせいだ。コイツをスターにしないと気が済まない…って。なんて勝手な母だこと。
いくらテレビだって言っても、さすがにひくわ〜。— うさぎのしっぽ@リウマチ🍀 (@v6_Arthritis) 2018年12月14日
河合盛恵さんが宝塚出身だったという情報もありますが、当時の芸名や情報を見つけることができなかったため、本当に宝塚出身なのか定かではありません。
夫の尾上松助さんを亡くしてからは周囲の勧めもあり女優復帰し、現在はオスカープロモーションに所属して芸能活動をしているようです。
尾上松也の家系図が話題!新事実が判明?
歌舞伎の世界は基本的には世襲制となっていますが、尾上松也さんの家系もそうなのでしょうか。
尾上家の家系図を調べてみたところ、意外な事実が明らかになりましたので見ていきたいと思います。
まず、尾上家で人間国宝になられた5代目尾上菊五郎さんという方がいます。
その息子の6代目尾上菊五郎さんの弟子で、7代目松本幸四郎さんの息子でもある方が2代目尾上松緑さん。
そしてその尾上松緑さんに弟子入りしたのが尾上松也さんの父である6代目尾上松助さんなのです。
少々複雑ですが、尾上松也さんの父は弟子入りしてこの世界へと入ったため、尾上家とは血縁関係がないということが判明しました。
しかし、直系の血族でなくても努力して成功を収めたことはとても素晴らしいですよね。
尾上松也の祖母は清元の名妓だった
尾上松也さんの父方の祖母は、「延はる寿(のぶ はるじゅ)」さんの名前で活躍する新橋の名妓で清元の師匠でした。
清元は三味線音楽の一つで歌舞伎の伴奏音楽として用いられていて、もちろん尾上松也さんも習っていたそうですよ。
延はる寿さんは残念ながらすでに亡くなっているのですが、素晴らしい芸妓で性格も気さくで面白い方だったそうです。
尾上松也さんは祖父の春本泰男さんも新派俳優、妹の春本由香さんも新派女優として活躍されています。
一家全員が表現者だなんてとても華々しい家系ですよね。
これからも日本の伝統を守り続けていってほしいですね。
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