西川美和の結婚と夫について。天才の理由&直木賞候補小説。オーディションのエピソードとは

才気あふれる新世代の映画監督として、また小説家としても熱い注目を集めている西川美和(にしかわみわ)さん。

2020年に46歳を迎えましたが、私生活では結婚した夫はいるのでしょうか。

また直木賞候補に選ばれた小説や天才と呼ばれる理由、キャストのオーディションのエピソードをまとめます。

西川美和は結婚してる?夫は?

1974年7月8日、広島県広島市で生まれた西川美和さんは、幼い頃から文章を書くのが大好きな少女でした。

映画づくりを志望したのは早稲田大学に通う学生時代。


就職活動では何社もの映画制作会社の面接を受けますが、ことごとく撃沈。

意気込みを買ってくれたのがテレビマンユニオンの面接官だった是枝裕和監督でした。

出発点は、フリーのスタッフとして参加した是枝監督の『ワンダフルライフ』。

その後はフリーランスの助監督として経験を積み、2002年、自ら脚本を手がけたブラックコメディ『蛇イチゴ』で監督デビューを果たします。

同作は最も将来性が期待できる監督に贈られる新藤兼人賞のほか、多くの映画賞で新人賞を獲得。

またロングランヒットを記録し、カンヌ映画祭でも評判を呼んだ『ゆれる』ほか、国内の映画賞を総なめにした『ディア・ドクター』も国内外で高い評価を得ることに。

40代にして「若き巨匠」とまで呼ばれるようになったのは、いわゆる原作ものではないオリジナルの物語、オリジナルの脚本を自ら手がけてきたことも大きな理由でしょう。

結婚については、「是枝監督のもとで助手の仕事を始めた時、女の幸せは手に入らなくてもよしとした」と発言したことがある西川美和さん。

映画制作の現場はハードであり、何かをあきらめなければ夢はつかめないと思っていたそうです。

それから時を経た2017年のインタビューでは、「かっこつけていた」と笑いながらも、結婚について迷う正直な気持ちを明かしています。

夫や子供を持たない今は自分のやりたいことに邁進できると認めつつも、やはり手にしてないものもあり、欠落感や人としての厚み不足を感じることもあるのだそう。

このインタビュー以降も結婚のニュースは聞こえてこないので、2020年現在もおそらく独身と思われますが、この先結婚する可能性は十分にありますね。

天才と呼ばれる理由と直木賞候補の小説

『蛇イチゴ』での鮮烈なデビュー以来、「天才」「圧倒的才能」といった賛辞が途切れることのない西川美和さん。

一貫して人間ドラマを描き、人間の心に潜む本音と建前、善意と悪意のグレーゾーンを見つめ続けてきました。

評論家と観客の両方から高い支持を得ているだけでなく、女性的視点と男性的視点の両方を併せ持つ個性も西川美和さんの持ち味です。

好きな映画は『狼たちの午後』や『大脱走』。

どちらも男臭い映画ですね。

ご本人は、好きな男性映画の影響がそのまま自分の映画に表れているかもしれないと分析。

漫画や小説のヒット作の映画化が目立つ昨今の日本映画で、オリジナル脚本による映画づくりをしてきたことも意義深いと思います。

次回作が常に待ち望まれる映画監督の一人ですが、同じく次作を期待されているのが小説。

これまで『きのうの神さま』と『永い言い訳』の二作品が直木賞候補となっています。

2009年の『きのうの神さま』は映画『ディア・ドクター』のための僻地医療の取材をベースに書いたもの。


選考委員の浅田次郎さんは、近年の小説が映像的であるのに対し、映画人の書いた小説が文学的であるとは皮肉という賛辞を寄せています。

2015年の『永い言い訳』は翌年に映画化され、初めて原作小説を映画制作に先行させた形になりました。

オーディションで竹原ピストルが猛アピール

これまで『蛇イチゴ』の宮迫博之さん、『ディア・ドクター』の笑福亭鶴瓶さんら俳優業が本業ではない芸能人のキャスティングも話題を呼んだ西川美和さん。

『永い言い訳』で注目を集めたのはミュージシャンの竹原ピストルさんの起用でした。

『永い言い訳』はバス事故で妻を突然失った男と、同じ事故で母を亡くした子供たちの出会いから始まる再生の物語。

失うことがもたらす「はじまりの物語」を描きたかったと語る西川美和さん。

妻を亡くしても喪失感がわかず、悲しみを演じることしかできない主人公を繊細に演じた本木雅弘さんに対し、ストレートな感情表現で主人公に影響を与えていく男をチャーミングに演じた竹原ピストルさん。

オーディションを兼ねた面談では、シナリオを読んで感動した竹原さんが「この役をやらせてもらえるなら人生をかけるつもりでやります」とアピール。

通常、オーディションでは俳優は役への期待を匂わせず、お互いに牽制しあいながら会話が終わるところを、竹原ピストルさんのようにあからさまに意思表示した人はめずらしかったそうです。

同作で竹原ピストルさんは俳優としても評価され、日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞することになりました。

あふれる才能が実年齢を凌駕してしまい、この人は10年後にどこまでいっているのだろうと思わせる人がたまにいますが、西川美和さんもそうした稀有な人間の一人でしょう。


50代、60代を迎えた西川美和さんがどんな物語を紡いでいくのか注目ですね。

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