宝塚歌劇団入団前からメディアで取り上げられることが多かった月組の蘭世惠翔(らんぜけいと)さん。
2019年8月の娘役転向の発表に驚いたファンは多かったことでしょう。
今回は転向の理由をはじめ、トップ娘役就任の可能性を検証していきます。
あわせてタカラジェンヌのお茶会や注目を集めている蘭世さんの私服、本名、母の君島十和子さんについても取り上げます。
蘭世惠翔、娘役転向はトップへのシナリオ?
2016年の初舞台のあと、月組男役として約3年間歩んできた蘭世惠翔さん。
宝塚歌劇団には男役が女性の役を演じる演目もありますが、転向とは、男役だった人が以降ずっと娘役を演じることをいいます。
その作品かぎりの女性の役ではないということですね。
これまで学んだことや築いてきたものの多くを一度リセットして新境地を開拓しなければならないため、ご本人にとってはとても大きな決断でしょう。
蘭世惠翔さんが娘役に転向した理由は公表されていませんが、自分の持ち味を生かすためとも、劇団側に勧められたとも考えられます。
身長は男役時代は170㎝とされていたようですが、宝塚の公式サイトによると娘役転向後は167.5㎝。
どちらにしても男役としてはけっして恵まれているとはいえず、美貌と澄んだ歌声を生かして女役を演じることもありました。
『エリザベート』の新人公演では難役のマダム・ヴォルフをお色気たっぷりに好演。
劇団側は常に将来のビジョンを描きながらタカラジェンヌを見ているはずですから、このマダム・ヴォルフ役が評価されての転向だったのかもしれません。
男役も娘役もできそうです♡
言葉の使い方が美しい人ですね。前日にぎゅーぎゅー引っ張って〜〜
声とか雰囲気もあるのでしょう。
ステキ♡#蘭世惠翔 pic.twitter.com/L14uSyPaDA— たからん (@gogotakaran) November 6, 2018
娘役転向で気になるのは、はたして蘭世さんはトップ娘役になれるのかということ。
あくまで推測になりますが、トップ娘役就任は十分にありうるでしょう。
男役から娘役に転向し、トップ娘役になったケースは愛希れいかさんをはじめ過去に少なくありません。
その多くは入団3年目までに転向しており、蘭世惠翔さんは4年目。
将来を見据えている可能性が高く、そこにはトップ就任の筋道が描かれているのかもしれません。
もちろん蘭世さんご本人が娘役として活躍することも大事になってくるでしょう。
— なな (@imhk04107298) March 14, 2021
タカラジェンヌの素顔が垣間見れる「お茶会」
入り待ち・出待ちと並んで、タカラジェンヌとファンの交流の場となっている「お茶会」。
公演期間中または公演終了後にホテルなどの会場を貸し切って、お目当てのスターと身近に触れ合うことのできる集会のことで、昔から続いてきた伝統のイベントのひとつです。
ネット上には、「お話が面白そうなので参加してみたい」「かわいらしい顔を間近で見てみたい」という蘭世惠翔さんのファンの声も。
お茶会では、舞台では颯爽とした男役が意外なほどおしとやかだったり、可憐な娘役が男気あふれる一面をみせたりと、ギャップを発見することも多いそう。
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蘭世惠翔さん🌹
君島十和子さんの娘さんらしです…♡
めっちゃ美形な方だなぁ…🙈💭💗💜
私的にはみりおに似てると思うんだけ
ど…♡#蘭世惠翔 #少しでもいいなと思ったらRT pic.twitter.com/eQ3tndRkvA— ヅカさゆみ ︎︎︎︎¨̮⑅︎︎︎︎︎︎ (@mirimaho_0222) November 11, 2016
ちなみに、宝塚には「お茶会」と「お茶飲み会」があり、両者は明確に区別されているのだそう。
私設ファンクラブがあるタカラジェンヌの集会は「お茶会」、ファンクラブのない場合は「お茶飲み会」と呼ぶそうです。
蘭世惠翔の攻めた私服が話題
プライベートについてはほとんど情報がない蘭世惠翔さん。
入り待ち・出待ちのファンがとらえた画像をみると、可憐なルックスながらも、なかなか尖った私服や髪色を好んでいることがうかがえます。
— なな (@imhk04107298) March 14, 2021
— なな (@imhk04107298) March 14, 2021
蘭世惠翔さんの私服が気になるという声が多いのですが、残念ながら好きなブランドやファッションの傾向はわかりませんでした。
タカラジェンヌの中では個性的なファッションだと思いますが、父は世界的メゾン、KIMIJIMAの元副社長、母は「美のカリスマ」の君島十和子さん。
センスのよさは両親ゆずりかもしれません。
蘭世惠翔の本名と母の君島十和子
蘭世惠翔さんの本名は「君島憂樹」といい、母は元女優で実業家の君島十和子さんです。
「ゆうき」の愛称はここからきていると思われます。
著名人の親をもつタカラジェンヌはめずらしくないとはいえ、蘭世さんは宝塚音楽学校時代から何かと注目を浴びてきました。
それはおそらく母の十和子さんが大の宝塚ファンであることも影響しているでしょう。
子供の頃から様式美が好きだったという十和子さん。
小学生の時に宝塚歌劇団と出会い、『ベルサイユのばら』や『風と共に去りぬ』に憧れて、自分も舞台に立ちたいと願うようになりました。
勇気をだして宝塚受験対策の教室へ電話をかけてみたものの、二の足を踏んでしまい、それきりに。
「蘭世惠翔」という芸名は、家族と真剣に話し合って決めたもの。
娘の宝塚音楽学校合格をめざして、幼い頃から名門バレエ団に通わせるなど苦労してきた十和子さんであるだけに、万感の思いで愛娘の舞台を観ているにちがいありません。
母の夢だった宝塚の舞台で見事に花を咲かせた蘭世惠翔さん。
男役を経験したからこそ得られた糧を武器に、どんな娘役に成長していくのか楽しみです。
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