野島昭生、カーナビでナイトライダー実現。息子も声優＆代表作とディズニーの仕事

多くのアニメキャラの声や吹き替えを担当し、2023年現在も元気に活動を続けている野島昭生（のじま あきお）さん。

男性声優5人組バンド「スラップスティック」のリーダーを務めていたことでも有名です。

今回は、そんな野島さんの声が使われたカーナビについて調べてみました。

声優として活躍する息子や代表作なども、あわせて紹介していきましょう。

野島昭生のプロフィール

愛称:野島さん、昭生さん

本名:野島昭生

生年月日:1945年4月6日

身長:168cm

出身地:満州国

最終学歴:東京都立井草高等学校

所属事務所:シグマ・セブン

『ナイトライダー』を彷彿とさせる野島昭生ボイスのカーナビ

野島昭生さんは、2009年に発売されたプラスエストのカーナビ「きゃらナビゲーターCNS-2000NA type NAs」に声を吹き込んでいます。

古い商品なので、2023年現在は入手しにくいようですが、野島昭生さんが声を担当したことで、「ナイトライダーだ」と大人気になった商品です。

1980年代の特撮テレビドラマ『ナイトライダー』は、野島さんが人工知能「K.I.T.T.（キット）」の声を担当した作品。

劇中では「ナイト2000」というスーパーカーに搭載されており、ささきいさおさんが声を担当した主人公・マイケルとの掛け合いが、多くの人を魅了しました。

この作品に夢中になったファンたちは、「野島昭生の声でしゃべるカーナビを使ってみたい」と考えていたようです。

きゃらナビは、その希望を叶えてくれる夢のようなカーナビとなりました。


「type NAs」は、2009年に行われたカスタムカーのイベント「TOKYO AUTO SALON 2009 with NAPAC」で、ナイト2000のレプリカに搭載されて登場。

ドラマの中からそのまま出てきたようなクオリティに、多くの人が注目しました。

ただ、実際にカーナビから聞こえる声は、K.I.T.T.とまったく同じというわけではないようです。

洋画やアニメなどでは、声を多少作っているので、自分で聴いても恥ずかしいことはないそうだが、今回のカーナビは意外と素の感じに近いので、少々恥ずかしいそうである。

とはいえ、耳慣れた野島さんの声でしゃべってくれるわけですから、ファンにとっては宝物でしょう。

ちなみに、野島さんの声でしゃべるナイト2000のレプリカは、日本のファンにも所有者がいるのだとか。

こんな車がスーパーの駐車場にあったら、思わず二度見してしまいそうです。

レーシングドライバーである谷口信輝さんのYouTubeチャンネルでも、レプリカが紹介されていました。

こちらは「type NAs」を搭載しているわけではないようですが、エンジンルームのスピーカーからドラマの台詞が流れています。

どうやらナイト2000のパーツを扱っているショップがあるようなので、野島さんのK.I.T.T.に思い入れがある人は、思い切って購入してみるのもよいかもしれません。

息子は野島裕史と野島健児

野島昭生さんの長男は、同じ声優の野島裕史さんです。

『イナズマイレブン』シリーズ、『黒子のバスケ』シリーズなどの話題作に数多く出演し、人気声優として活躍しています。

デビュー後は野島昭生さんと同じくシグマ・セブン所属でしたが、2018年から青二プロダクションへ移籍しました。

また、次男の野島健児さんも、同じ声優業界で活動しています。

『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズ、『BANANA FISH』などで高い演技力を発揮し、多くのファンを獲得。

『灼眼のシャナ』シリーズなどで野島裕史さんと共演しており、「野島兄弟がそろった」と話題になりました。


野島親子が共演した作品には、フィギュアスケートを題材にしたアニメ『スケートリーディング☆スターズ』があります。

野島裕史さんと野島健児さんが双子の役を、その父親を野島昭生さんが担当。

まさかの3人出演に、多くのファンが驚くことになりました。

2020年には、野島健児さんの息子である野島透也さんも声優デビュー。

親子3世代で声優として活躍することになり、話題を集めました。

今後は、野島透也さんも加えた4人での共演を期待したいところです。

野島昭生の代表作

『ナイトライダー』以外の野島昭生さんの代表作は、海外ドラマ『CSI：科学捜査班』。

ウィリアム・ピーターセンさんが演じる主人公ギル・グリッソム博士の吹き替えを担当しています。

続編の製作が決定したので、また野島さんの声を楽しむことができそうです。

アニメ作品は、1983年のロボットアニメ『亜空大作戦スラングル』。

犯罪組織と戦う非合法部隊「チーム・ゴリラ」のキャプテン・チャンスを演じました。

他にも、『∀ガンダム』、『英國戀物語エマ』、『キルラキル』といった作品で、魅力的な声を聞くことができます。

ディズニーの仕事も人気

野島昭生さんは、ディズニーアニメ『あの夏のルカ』でトンマーゾの声を担当しています。

アニメ以外にも、『アラモ』や『アイアンマン2』など、たびたびディズニー作品に参加している野島昭生さん。

実は、出演していないはずの『ベイマックス』の話題でも、名前が出ることがあります。

これは、主人公の相棒となるロボット・ベイマックスに、『ナイトライダー』のK.I.T.T.を重ねる人が多かったため。

確かに、ベイマックスを担当する川島得愛さんの声が、機械的なもの加工されているところも似ています。

「野島昭生といえばK.I.T.T.」と考えるファンは多いようなので、今後は似たような役にキャスティングされることもあるかもしれません。


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