末井昭の息子は？母はダイナマイト心中。結婚した妻は神蔵美子、西原理恵子は友人

編集者やエッセイスト、サックス奏者などマルチな顔を持つ末井昭(すえい あきら)さん。

今回は、波瀾万丈な人生を送ってきた末井さんを取り巻く人々に焦点を当てましょう。

息子の詳細、ダイナマイト心中した母について確認します。

併せて、2度の結婚と現在の妻・神蔵美子さんの情報、漫画家・西原理恵子さんとの友情について見ていきます。

末井昭のプロフィール

本名:末井昭

生年月日:1948年6月14日

身長:不明

出身地:岡山県吉永町(現在の備前市)

最終学歴:青山デザイン専門学校

末井昭の息子

まずは末井さんの息子について確認します。

末井さんには2度の結婚歴がありますが、いずれの妻との間にも子供はいなかったようです。

2017年に発表したエッセイ『結婚』によると、妻の神蔵美子さんは不妊治療をしていたそうです。

神蔵さんは子供を欲しがっていたものの、途中で頓挫したようで、治療は辞めたといいます。

夫婦には子供はいませんが、その分お互いに寄り添いながら、愛情を育んできたのではないでしょうか。

末井昭の母はダイナマイト心中

末井さんは子供の頃、衝撃的な体験をしています。

小学校1年生のとき、母が隣家に暮らしていた男性と、ダイナマイトを使って心中したのです。

母は肺結核を患っており、余命が長くないことがわかっていたようです。

父は鉱山で坑道を掘る仕事をしていました。

仕事でダイナマイトを使い、坑道に穴をあけて鉱石を運び出していたそうです。

自宅には、父が鉱山から持ち帰ったダイナマイトが置かれていました。

やがて自宅に、鉱山勤めの若者が出入りし始めます。

母は彼と愛し合うようになり、ある日、山の中でダイナマイトを爆発させ心中しました。

末井さんは暗い過去を、なかなか人に打ち明けられませんでした。


転機が訪れたのは27歳のとき。

セルフ出版(白夜書房の前身)という出版社の立ち上げに参加した際のことです。

出版関係の仕事をしていると、色々と面白い人と出会う機会が多かったといいます。

その1人が、鉄の彫刻を作る職人の篠原勝之さん。

篠原さんに母の心中について語ると、「面白い」と言ってもらえました。

決して同情せず話を聞いてくれる人に出会えた末井さんは、徐々に母のことを語るようになります。

そして1982年、代表作となる自伝『素敵なダイナマイトスキャンダル』を発表しました。

母のダイナマイト心中を軸に、自身の半生をつづれるほどに、過去と折り合いを付けられたのです。

同書は2018年に柄本佑さん主演で映画化され、母の役を尾野真千子さんが演じて話題となりました。

過去の大きなトラウマをエンターテインメントへと昇華させた手腕は、見事としか言いようがありません。

末井昭は2度結婚し、現在(2023)の妻は写真家・神蔵美子

末井さんは2度結婚しています。

初婚時は特に何も考えず、一般女性と暮らし始めたそうです。

出版社で忙しく働く中で、専業主婦の妻の元に帰らなくなっていきました。

やがて愛人ができ、不倫を犯してからは、妻とはさらに疎遠になっていきます。

愛人は写真集『たまゆら』が代表作の写真家・映像作家である神蔵美子さんです。

神蔵さんもまた、雑誌「東京人」の編集者・坪内祐三さんと結婚していました。

既婚者同士のダブル不倫でしたが、坪内さんは彼女の意思を尊重し、離婚を承諾してくれたそうです。

末井さんの方は、29年も暮らした妻に対して、なかなか離婚を切り出せずにいました。

奥さんはとても思いやり深く、家庭を顧みない末井さんを優しく支えてくれる人だったようです。

どうしても妻を捨てて去る勇気が出なかったのでしょう。

ある朝、妻と喧嘩したタイミングで「別れよう」と言葉を掛け、そのまま思い切って家を去ったそうです。

再婚相手の神蔵さんとは、同じ表現者同士ということで自己主張が強く、よく口論になったといいます。

不倫の末に思い切って再婚したものの、当初の先行きは暗かったようですね。


ただ末井さんは本音でぶつかり合える女性と初めて出会えたことが嬉しく、今では「神蔵さんと結婚して良かった」と思えているそうです。

また不倫をしていた際、当時の妻に嘘をつくのが非常に後ろめたかったため、今は嘘をつかないようにしているといいます。

何も包み隠さず、本音で語り合える夫婦関係は、ある意味羨ましいですね。

末井昭と西原理恵子は友人

末井さんは、『毎日かあさん』で知られる漫画家の西原理恵子さんと長年交流しています。

取締役編集局長を務めていた白夜書房から、西原さんの著書を出版していたため、良き仕事仲間だったことがうかがえますね。

また麻雀仲間としても交流があり、気の置けない仲であることがうかがえます。

西原作品には度々末井さんがキャラクターとして登場してきました。

一緒に漫画のネタを楽しみながら考えていたのではないでしょうか。


末井さんは2012年、長年勤めた白夜書房を退社しました。

今では良き妻と仲間に恵まれて、マイペースに暮らしているに違いありませんね。

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