日野日出志が描く顔。生い立ちと若い頃。恐怖のワクチンバッチ・離婚届け・ドラえもんが話題

『蔵六の奇病』で鮮烈なデビューを果たした恐怖漫画家の日野日出志(ひの ひでし)さん。

今回は、日野さんの描く顔、生い立ち、若い頃の活動を順にチェック。


また最近の活動として話題になっている、ワクチン接種済みを証明するバッチと、離婚届けのデザインを見ていきます。

さらに『ドラえもん』のかなり怖いパロディ作品を紹介します。

日野日出志のプロフィール

本名:星野安司

生年月日:1946年4月19日

身長:不明

出身地:埼玉県所沢市

最終学歴:不明

所属事務所:日野プロダクション

日野日出志が描く顔

日野さんが描くキャラクターは、大きく見開かれた瞳が特徴の顔でおなじみです。

特に充血した白目のインパクトが強烈ですね。

SNS上には日野さんが描くキャラクターを真似した顔写真や、よく似た動物の顔の写真が多く投稿されています。

大きく目を見開くだけで日野作品のキャラクターのような顔になるため、SNSで注目されたい人は真似してみるのも良いですね。

両目を見開くのに抵抗がある場合は、逆にまぶたを9割閉じてみたり、白目をむいたりしても日野さんのキャラクターらしくなりますよ。

SNSをチェックするだけで、恐ろしい顔の日野作品のキャラクターたちが、世代を超えて愛されていることがわかりますね。

日野日出志の生い立ち、漫画家としての原点

日野さんは旧満州国(現在の中国東北地区)で、貧しい家庭に生まれ育ちました。

満州国は戦前から戦中にかけてわずか13年間しか存在しませんでした。

日野さんが物心ついたときには、生まれ育った国は消滅していたのです。

そのため自分のアイデンティティについて考えることが多かったといいます。

幼少期から絵を描くのが好きだった日野さんは、のちにその体験を漫画にして発表します。

日野日出志の若い頃

日野さんが21歳で描いた『つめたい汗』は、虫プロ商事が発行した「COM」の新人賞に入選します。

その後は漫画雑誌「ガロ」にも入選し、若い頃から漫画家活動を始めます。

1970年、「少年画報」で『蔵六の奇病』を発表して正式に漫画家デビューを果たしました。

『蔵六の奇病』の主人公・蔵六は、絵を描くのが大好きな少年です。

蔵六の全身には7色の吹き出物があったため、村人たちから忌み嫌われていました。

「悪い病気が伝染する」と噂されたことで、蔵六は森の中にあるボロボロの小屋に隔離されてしまいます。

孤独な蔵六は、身体に付いている7色の吹き出物から膿を抽出して、美しい絵を描き始めるのです。

読者に大きな衝撃を与えた『蔵六の奇病』は、日野さん自身の実体験が土台となっています。

幼少期から美術が得意だった日野さんは、友人が持っている24色入りのクレヨンを欲しいと思っていました。

しかし家が貧しかったため、親にクレヨンをねだることはできなかったそうです。

鮮やかなクレヨンで思い切り絵を描きたかった日野さんの気持ちが、『蔵六の奇病』に投影されているのですね。

日野日出志のワクチン接種済みバッチ

デビューから50年が経ってもなお、日野さんはさまざまな活動に取り組んでいます。

その一つが、新型コロナウイルス感染症を予防するためのワクチン接種を証明するバッチのデザインです。

デザインを担当したのは、2回目の摂取が完了したことを周囲に知らせる缶バッチ。

「春夏」と「秋冬」の2バージョンが販売され、売れ行きは好調です。

バッジには「ワクチン接種済」の文字のほか、注射をしたと思われる左腕を右手で押さえている男の姿が描かれています。

やや不気味な雰囲気の絵柄は、1986年に発表した漫画『怪奇!死肉の男』の1コマです。

『怪奇!死肉の男』はハリウッドから映画化のオファーも受けたという知られざる名作。

ワクチン接種の完了に加え、コアな日野ファンであることを証明できるバッチですね。

日野日出志がデザインした離婚届け

日野さんはバッチのほか、2020年に離婚届けもデザインしています。


日本記念日協会が「円満離婚の日」として認定した2月29日に発売されました。

代表作『地獄変』に登場する地獄絵師と、その妻で人肉を食らう美女が描かれています。

離婚届けに恐ろしいイラストを配したことには理由がありました。

プランナーの寺井広樹さんによると「離婚除け」のお守りとして使ってもらうため、この絵柄を選んだそうです。

いざ離婚届けに必要事項を記入しようとしたとき、怖くなって思いとどまるかもしれないという希望が込められています。

「一時の感情で決断せず、夫婦のきずなと離婚の本質を考えて欲しい」という期待から、日野さんの絵柄を配したのです。

価格は「いい夫婦」にちなんだ1,122円(税込)。

円満に離婚できるのが「いい夫婦」という意味が込められています。

円満夫婦になりたい人は、あえて結婚と同時にこの離婚届けを購入するのも良いかもしれませんね。

日野日出志の恐怖版ドラえもん

日野さんは1981年、国民的漫画『ドラえもん』のパロディ作品を発表しました。


タイトルは『銅羅衛門』で、「マンガ奇想天外臨時増刊号 パロディ・マンガ大全集」に掲載されました。

数ページだけの短編ですが、強烈なインパクトのある作品です。

物語では、いじめられっ子の「のび太」ならぬ「のぶた」が、自分をいじめる「シャイアン」と「ソネ夫」に仕返しをしようと考えています。

そこで銅羅衛門が出してあげたのが「ミニ地獄マシン」。

血の池や針の山、人を切り刻む道具などが配された、地獄のミニチュアのような道具です。

シャイアンとソネ夫の写真を入れると、豆粒サイズになった本人たちが地獄のミニチュアに放り込まれます。

のぶたは2人が地獄で苦しむ姿を眺めて楽しみました。

しかし実は銅羅衛門は、ミニ地獄マシンを地獄の通販サイトでローンにより購入していました。

あてにしていたのぶたのお小遣いは、うっかりのぶたがトイレに流してしまい、ローンを払えなくなってしまいます。

結果的に銅羅衛門とのぶたは、罰として地獄で窯ゆでと火あぶりにされるのです。


「人を呪わば穴二つ」というメッセージが込められた作品ですね。

幻のパロディ作品として、一部の人に知られているブラックなドラえもん。

日野さんは単に怖い作品を描くのではなく、深いメッセージ性のある作品を生み出してきたことが、本作からわかりますね。

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