森山 裕(もりやま ひろし)さんは自民党屈指の長老議員として与野党に広い人脈を持ち、党の国会対策委員長を退任後も一定の存在感を残しているそうです。
そんな中、自らの後継者候補となる子供の存在や学歴が話題になっているそうなので、今回は森山さんの近況や息子、高卒だった件などを見ていきましょう。
森山裕のプロフィール
本名:森山 裕 (もりやま ひろし)
出身地:鹿児島県鹿屋市
生年月日:1945年4月8日
最終学歴:鹿児島県立日新高校卒業
主な肩書:農林水産大臣(第59代) / 自民党国会対策委員長(第57代)
森山裕は現在(2024)も引退せず存在感を発揮
まずは森山裕さんの2024年現在についてリサーチしていくことにしましょう。
森山さんは2021年10月14日に自民党の国会対策委員長(歴代最長の1,534日)を退任していますが、国会議員の職は退くことなく現在もバリバリ活動をしています。
その勢いは高齢でも衰えていません。
所属していた石原派の領袖・石原伸晃さんの落選により派閥の代表に就任して”森山派”を発足(衣替え)しました。
まさに”棚からぼたもち”のような感じで派閥のドンになりましたが、自分を含めて7人という少数派閥なので党内政治に与える影響は限定的でしょう。
一方、2022年3月30日には全国の約1,400市町村が会員となっている「全国治水砂防協会」の会長に就任するなど建設・農林関係に対して絶大な力を保持しています。
森山さんの活動を見る限り引退の噂が流れた理由は分かりませんが、もしかすると国会対策委員長の退任と議員の引退が混同したのかもしれません。
しかしながら、2024年で79歳という高齢になっていることを考えれば”引退説”がささやかれるのはむしろ当然と言えます。
とは言っても政治家は年齢よりも実力で評価されるべきものなので、森山さんが役目を終えて国会議員を引退する(できる)のはもう少し先になるでしょうね。
森山裕は息子が居ないので後継者問題が発生
この項目では森山裕さんの息子についてリサーチしていきます・・と言いたいところですが、公式サイトのプロフィールにはっきりと書かれています。
妻・娘2人・孫4人・愛犬3匹
これでだけで終わってしまっては面白味が無いので、息子が居ないことから生じた後継者問題について見ていきましょう。
森山さんは2021年10月の「第49回衆議院総選挙」で127,131票を獲得して7選を果たしています。
対抗馬に約77,000票もの大差をつけて圧勝しましたが、陣営は森山さんの後継者候補が居ないことから嬉しさ半分、不安半分という何とも複雑なものでした。
支援者からすると地元の声を届ける代議士の存在は重要。
後継者に注目が集まるのはある意味で当然のことでしょう。
後継ぎとなる息子さんがいらっしゃれば問題なく決まったでしょうが、居ないので娘さんや夫、もしくは森山家以外から候補者を探すという事態に発展。
森山さんは”もう少し頑張れる気がする”と続投の意思を表しているものの、次の総選挙では80歳に達している可能性が高いので立候補は難しいかもしれません。
様々な思惑が絡まるので候補者の選定は難しいですが、下手をすると保守分裂で共倒れも考えられるので森山さんの禅譲や後継指名に注目が集まっています。
森山裕の学歴は高卒という叩き上げ
最後に森山裕さんの学歴が高校卒業だったことについて見ておきましょう。
政界には東京大学や京都大学、ハーバード大学などエリートが勢揃いしていますが、その中でも高校卒業ながら大臣や党幹部を歴任した森山さんは異色の存在です。
森山さんの正確な学歴は鹿屋市立古江小学校から鹿屋市立花岡中学校に進み、県立鶴丸高校の定時制(夜間部)に入学して働きながら勉強に励みました。
ちなみに、古江小学校は中高一貫の花岡学園に、県立鶴丸高校は県立日新高校を経て県立明桜館高校に改編をしています。
確かに「高卒」と聞くと政治を託すことに一抹の不安を覚える方もいらっしゃるでしょうが、政治の世界はテストの良し悪しで何かを成せる世界ではありません。
地元では有権者からの声を受け取って目に見える結果が求められ、中央では与野党のライバルたちと血で血を洗うような戦いをしなければならない過酷な世界です。
もちろん高学歴であることは大きな武器になりますが、政治家は学力や肩書以上に政策を実行する能力が求められています。
多様性が求められている現代社会において、高校卒業というカテゴリーの政治家が消滅しかけている現状は政治全体の大きな危機と言えるかもしれません。
高校卒業という異色キャリアで大臣まで務め、地元の有権者から支持を集め続けている森山さん自体がひとつの政治モデルと言っても過言ではないでしょう。
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