はるき悦巳の現在(2024)。水木しげるの影響、高畑勲を魅了。徹子の部屋&ファンレター宛先は?

人情モノの名作漫画『じゃりン子チエ』の作者であるはるき悦巳(はるき えつみ)さん。

1997年に『じゃりン子チエ』の連載が終了しましたが、その後、2024年現在までどのように過ごしているのか確認しましょう。

また水木しげるさんからの影響、高畑勲さんを魅了した理由、「徹子の部屋」に出演した際のエピソードも確認。

さらに気になる人が多いようですから、ファンレターの宛先も紹介します。

はるき悦巳のプロフィール

本名:非公表

生年月日:1947年5月28日

身長:非公表

出身地:大阪府大阪市西成区

最終学歴:多摩美術大学油絵学科

はるき悦巳の現在(2024)も活動中

はるきさんは2024年には77歳を迎えます。

「ご高齢のためすでに引退されたのでは」と考える人もいますが、今も現役で活動する漫画家です。

1997年8月5日に『じゃりン子チエ』が連載19年目で終了しました。


連載20年に至らなかったのは、はるきさんが高齢の母親を介護する必要が出てきたためです。

母親を看取って失意に暮れていたとき、担当編集者から励まされて再びペンを握ることになりました。

「双葉社Webマガジン」で連載を開始した『帰って来たどらン猫』はシリーズ化されるほどの人気作となります。

そして2020年8月7日には、24年ぶりに『じゃりン子チエ』の新作エピソードを発表しました。

発表の翌日である8月8日は、キャンディを製作するパイン株式会社が制定した「パインアメの日」です。

同社の「パインアメ」は輪切りのパイナップルがモチーフで、4個並べると数字の8に見えるためこの日に制定されました。

『じゃりン子チエ』とパインアメのコラボ企画が実現した結果、はるきさんはパインアメにまつわる新作エピソードを発表。

朝日新聞大阪本社版の夕刊に掲載されて話題となりました。

また翌2021年にはパインアメの日である8月8日に『じゃりン子チエ』とパインアメが再びコラボしています。

紀伊國屋書店の大阪・梅田本店および東京・新宿本店で『じゃりン子チエ』の文庫版を1冊購入するごとに「特製ブックカバー」が1枚もらえるというキャンペーンを実施しました。

さらに同年10月22日には「小説新潮11月号」に最新読み切り漫画『どらン猫 出張版』が掲載されています。

はるきさんは有名商品とのコラボや読み切り漫画の発表などで、精力的に活動していることがわかりましたね。

はるき悦巳は水木しげるから間接的に影響を受けた

はるきさんは妖怪漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の作者・水木しげるさんから影響を受けたと言われています。

確かにはるき作品のキャラクターの顔立ちは水木作品のキャラクターによく似ていますね。

さらに「『じゃりン子チエ』の主人公・チエのモデルが鬼太郎である」という説があります。

はるきさんが影響を受けたと明言している漫画家は、日常生活の機微を描く名手・つげ義春さんです。


一方で水木さんについては「影響を受けた」と語ったことはありません。

ただつげさんは、水木さんのアシスタントとして、漫画の背景を描いた経験がありました。

そのため、つげさんは水木さんから確実に影響を受けているはずです。

はるきさんは水木さんから間接的に影響を受けたということになります。

『じゃりン子チエ』では、チエが髪を額に下げて片目を隠すシーンがありましたが、そのときの姿は鬼太郎にそっくりでした。

これらの情報から「鬼太郎がチエのモデル」とは断定できないものの、水木作品から影響を受けたことは確かですね。

はるき悦巳の作品は高畑勲も魅了

はるきさんの代表作『じゃりン子チエ』は大阪でホルモン焼き屋を営む家族の日常風景や個性豊かなキャラクターが魅力的な作品です。

テレビアニメ化されたのち、劇場アニメにもなりました。

テレビアニメのチーフディレクター、劇場アニメの監督を務めたのは、ジブリ映画の巨匠として知られた高畑勲さんです。

チエは放蕩癖のある父親に代わり、家業のホルモン屋を切り盛りしています。

その力強い姿に高畑さんは魅了されたのではないでしょうか。

下町の人情、たくましさ、ユーモアなどがちりばめられており、ストーリーの割に悲壮感はありません。


それでも実は、チエは「いつか父とお店をやりたい」という切ない思いを抱いているのです。

高畑さんはチエの姿に胸を打たれ「ぜひ彼女に命を吹き込みたい」と考えてアニメ化を実現させたのでしょう。

徹子の部屋に出演して母親に認められる

はるきさんは1981年にトークバラエティ番組「徹子の部屋」に出演を果たしました。

有名人が多く出演する番組のため、はるきさんの母親はこのとき初めて、自分の息子が実績ある漫画家であることを認識したようです。

はるきさんは番組内で「自分はぐうたらな性格で、自宅では寝転がって絵や漫画を描いていた」ことを語りました。

きっと母親は怠け者の息子を低く評価していたのですね。

「徹子の部屋」に出演したおかげでようやく家族から認められたため、はるきさんは満足したに違いありません。

ファンレターの宛先は掲載雑誌の編集部

はるきさんにファンレターを送りたい人は多いようです。

自宅の住所は公開されていないため、作品が掲載されている雑誌の編集部に送るか、Webサイトから送るようにしましょう。

雑誌社に送る場合は『じゃりン子チエ』を掲載している双葉社に送ってください。

郵送物を自宅ではなく、相手と関係のある場所へ送る場合、「気付」と記載して送ります。

「〒162-8540
東京都新宿区東五軒町3-28 webアクション編集部 気付 はるき悦巳先生宛」

上記のように書いて送ってみてください。

より簡単な方法はWebサイトからの送付です。

『じゃりン子チエ』を無料で読めるサイト「Webアクション」の該当ページの下にある「ファンレターを送る」ボタンをクリック。


あとはフォームに思いのたけをつづるだけですから、気軽に送ってみてはいかがでしょうか。

第一話 チエちゃん登場の巻 / じゃりン子チエ – はるき悦巳

ファンレター送付フォーム

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