代表作『ワニ眼物語』で知られる絵本作家の沢野ひとし(さわの ひとし)さん。
独特な味わいのある「ヘタウマ」な絵が人気の作家で、栃木県の「ギャラリーバーン」などでイラスト展も開かれています。
すが、私生活では離婚の危機に直面していたことがわかりました。
今回は沢野さんの知られざる離婚理由、息子、兄、家族の情報に迫ります。
また自宅とアトリエ、2024年現在の様子も確認します。
わわわわっ!びっくりした。ワニ目画伯こと沢野ひとしさんが…
こんな時代が来るとはなぁ pic.twitter.com/xT0onTxEv2— スクンビット総研 (@suk_soken) February 15, 2019
沢野ひとしのプロフィール
愛称:ワニ目画伯
本名:沢野公
生年月日:1944年12月18日
身長:非公表
出身地:愛知県名古屋市
最終学歴:法政大学中退
沢野ひとしの離婚理由は?結局、離婚はしていない
沢野さんはあるとき、奥さんから離婚話を持ち掛けられました。
当時はサラリーマンだったころ。
会社に勤めながら、原稿ライターとしても働いており、多忙な日々を送っていました。
家庭を顧みない仕事人間の夫との生活に、奥さんは耐えられなくなってしまったのです。
沢野さんにとって人生最大の危機だったものの、結局夫婦は離婚しませんでした。
家庭を大切にすることを決意し、その後は娘さんや息子さんとともに連休を使ってキャンプを楽しむようになります。
また会社を退職し、作家活動に専念し始めてからは、家族との時間を設ける余裕もできたのではないでしょうか。
ひとまず離婚を回避し、平穏な家庭生活を送れるようになったのは何よりですね。
沢野ひとしの息子は山岳会に参加
沢野さんのエッセイの中には、息子さんが登場する作品があります。
『息子との岩登り』では、人生初の岩登りを元気に楽しむ小学生の息子さんの様子が描かれていました。
◆沢野ひとし著『人生のことはすべて山に学んだ』
「本の雑誌」のイラストでおなじみの著者が、50年近くの登山歴から厳選した50の山を紹介。遠足での道迷い、若き日の仲間とのテント山行、息子との岩登り……。
人生の要諦がぎゅっと凝縮された、沢野ひとし版日本50名山。https://t.co/911HHZKFOx— 角川文庫編集部 (@KadokawaBunko) July 19, 2022
息子である沢野牧さんは、成人後も山岳会に参加して山登りを楽しんでいます。
子供の頃のように度々山に登る時間はないものの、たまに休日を使ってクライミングに取り組んできました。
父親によく似た立派な男性に成長した息子さんの姿を、沢野さんも嬉しい思いで見守っているのではないでしょうか。
沢野ひとしの兄も山岳部
沢野さんには兄がいますが、彼もまた山登りが大好きでした。
都立の難関校に進学し、山岳部に入部して休日に山登りを楽しんでいたそうです。山に登るとき以外は勉強に明け暮れていました。
沢野さんはよく兄について行き、新宿の紀伊國屋書店に足を運んでいたそうです。
兄は地図コーナーと洋書コーナーでじっくり本を選んでいました。
新宿三越の横の西洋料理店に入ると、兄はカキフライを2人分注文して、書店で買った洋書を開いていたといいます。
沢野さんはカキフライを食べながら、兄からナイフとフォークの使い方を教わりました。
兄は学問だけでなく、洋食のマナーも習得した教養人だったのですね。
大学に進学した兄は学生運動にのめり込み、山に行くことはなくなりました。
大学院で経済学を研究したものの、安定した研究職には就けず、結婚後も義理の姉から援助を受けていたそうです。
兄はやがて沢野さんとも疎遠になっていきました。優秀だったにもかかわらず、大学では準教授より上のポストには就けませんでした。
論文も書けなくなり、蔵書に埋もれてウィスキーをあおる生活を送り始めます。
徐々に衰弱していき、咽頭がんが見つかって治療を受けたものの、あっという間に64歳で亡くなりました。
実力に見合う仕事ができず、失意のまま息を引き取ったのかもしれません。
沢野さんはよく新宿のレストランでカキフライを食べながら、亡き兄との思い出に浸っています。
どこのお店に入っても、カキフライであれば決して失敗しないそうですよ。
沢野ひとしの家族はおしゃれ
エッセイ『少年少女絵物語』によると、沢野さんの母は婦人服の仕立て屋を営む、モダンな女性だったそうです。
父は新製品の開発をする発明家気取りの男性、兄は成績優秀でセンスの良い青年でした。
姉と妹もかわいらしく魅力的な少女だったようです。
沢野さんはおしゃれで洗練された家族の中で、のびのびと楽しく育ちました。
おおらかな性格と作風は、すてきな家庭で育ったことで培われたようですね。
沢野ひとしの自宅には清潔なアトリエ
東京の多摩エリアに沢野さんの自宅があります。
玄関を入ってすぐ目の前にある清潔な部屋がアトリエです。
窓を大きく開くと、多摩丘陵の豊かな自然を一望できます。
空間が散らかると落ち着かないため、室内のモノや冷蔵庫の中の食べ物は、ごくわずかしかありません。
モノに翻弄されないシンプルな生活を心がけ、不用品は処分します。
暮らしやすく、開放感のある住まいでの時間を何よりも大切にしながら過ごしているそうですよ。
【お知らせ】佐野洋子さんを通じて知り合い、長いお付き合いのある沢野ひとしさんの新刊『ジジイの片づけ』(集英社)帯コメントを書かせていただきました。「沢野さんに教え諭されたのは初めてだ、ジジイ仲間として胸が熱くなったのかも。 谷川俊太郎」(スタッフ) pic.twitter.com/nyETedhAoa
— 谷川俊太郎 (@ShuntaroT) October 8, 2020
筆者は片付けを1日怠るだけで、部屋中がモノで埋め尽くされてしまうので、沢野さんを見習って一度断捨離に挑戦しようと思います。
広々とした部屋にいるだけで快適に感じられ、作業効率も上がるかもしれませんからね。
沢野ひとしは現在(2024)も元気に活動
2024年現在、沢野さんはツイッターに絵や日常風景を切り取った写真を投稿しています。
大好きなお酒も楽しんでおり、元気に活動しているようです。
— 沢野ひとし (@sawanohitoshi) November 9, 2017
町田断酒会支部
ギンギンに冷えたテキーラ
冷えた白ワイン
クラフトビール
丹沢の地酒
沖縄泡盛
山崎のハイボール
そろえてお待ちしております。
浴衣姿でぶらりと覗いてください。— 沢野ひとし (@sawanohitoshi) July 7, 2022
ちなみにフォローしてくれた相手を自分もフォローする「フォロバ」をしてくれる可能性が高いようです。
ファンの方はもしかすると、ふとした瞬間に沢野さんからフォローしてもらえるかもしれませんね。
2024年には80歳を迎える予定。
ファンのためにも、末永く健康に過ごし続けてほしいものです。
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