映画『武士の家計簿』や『殿、利息でござる!』の原作者である磯田道史(いそだ みちふみ)さん。
NHK番組「英雄たちの選択」や「ブラタモリ」などでメディア出演もこなしてきた歴史学者です。
あまり私生活については知られていない印象がありますが、結婚はしているのでしょうか。
磯田さんの結婚とお嫁さんの情報、学歴と出身大学を確認しつつ、経歴をまとめました。
磯田道史のプロフィール
本名:磯田道史
生年月日:1970年12月24日
身長:不明
出身地:岡山県岡山市
最終学歴:慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了
磯田道史の結婚した嫁
まず磯田さんの結婚情報を確認します。
【池上彰のBIG対談「3夜目②」】反実仮想
思うのは複眼的な視点を養うことで質問力も生まれる
答えのない時代ほど「反実仮想」は必要になる#池上彰のBIG対談 #池上彰 #磯田道史 #BSTBS pic.twitter.com/kaPckzElj0— わび@さび (@think_literacy) March 20, 2018
磯田さんは若い頃から歴史研究にのめり込み、女性と交際経験がありませんでした。
転機が訪れたのは36歳のとき。
南青山のギャラリーで出会った今の奥さんを、直感的に「運命の人だ」と考えたそうです。
初対面にもかかわらず、大胆にも「あなたは僕の運命の人かもしれない」と話しかけました。
その後は2人でお茶を飲んで、連絡先を交換します。
1週間後に奥さんの方から連絡があり、日本画の展覧会に誘ってくれました。
磯田さんは美術館デートの間、持ち前の歴史に関する知識を活かし、日本画家・伊藤若冲の展示作品について解説したそうです。
すると周囲の人々がイヤホンガイドを外して、磯田さんの解説に聞き入り始めました。
解説をし終えたときには、拍手喝采が起きたといいます。
歴史に関する知識の深さを披露して注目の的となった彼に、奥さんは完全に惚れてしまいました。
奥さんの方から「私と付き合ってください」と言ってきたそうですよ。
こうして交際を始め、わずか2か月ほどで婚約しました。
後日分かったことですが、2人はいずれも岡山県にルーツを持っていました。
しかも出身大学も同じだったというのですから、正真正銘「運命の人」ですね。
磯田さんは並外れて直感が鋭いのでしょう。
2010年頃に娘さん、2012年頃に息子さんが生まれ、今では一家で幸せに暮らしています。
磯田道史の最終学歴は慶應義塾大学大学院
磯田さんと奥さんは、いずれも慶應義塾大学を卒業した秀才です。
ただ磯田さんは現役で慶應義塾大学に進学したわけではありません。
岡山県立岡山大安寺高校を卒業後、一度は京都府立大学文学部史学科に進学しています。
磯田さんは高校在学中から『近世古文書解読辞典』を使い、古文書の解読に熱中していました。
京都には多くの古文書が保存されており、資料収集と読解に専念できるため、京都の大学に進学したのです。
しかし同大学には大学院がありませんでした。
磯田さんは研究者を目指しており、大学院進学を希望していたため、大学院のある別の大学への進学を決意します。
大学に通いながら受験勉強し、大学入学の翌年に慶應義塾大学文学部に合格。
文学部史学科に進学し、卒業後は大学院で研究に取り組みます。
今日は歴史学者磯田道史先生がラジオにゲスト出演するんだ〜 憧れの先生のために京都府立大学を仮面浪人して慶應大学に進路変更を決めた人で、うなぎを自宅で飼っている……
— 土蜘蛛 那由辰 (@reminiscence_t) October 25, 2020
2002年には同大学院文学研究科の博士課程を修了します。
論文『近世大名家臣団の社会構造』を書き、博士号を取得しました。
歴史研究に情熱を注ぎ、研究者となるべく努力を続けてきたことが、学歴からもうかがえますね。
磯田道史の経歴まとめ
磯田さんは1970年、岡山県に生まれました。
岡山鴨方藩池田信濃守の重臣の家系で、公務員の父と高校教師の母に育てられます。
子供の頃から歴史が大好きで、実家や岡山県立図書館にある古文書を読んでいたそうです。
また土器や出雲大社の社殿のミニチュアなどを作って遊んでいました。
先述の通り、2002年に慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程を修了。
翌年に発表した著作『武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新』で注目され、一躍知名度を高めます。
2010年に同作が映画化されると、磯田さんはさらに注目され、NHK地域放送文化賞を受賞しました。
「武士の家計簿」
磯田道史の新書を森田芳光が監督する。江戸後期の加賀藩に於ける経済を司る算盤侍の物語で、実在の人物がモデル。主演は堺雅人と仲間由紀恵。律儀な武士と支える賢妻のキャラクターが良く出来て、配役と演出が秀でているから退屈になりそうな物語を魅せつける良さにしている。 pic.twitter.com/Q9lO6oe31L— じろ痴🔰 (@jirochi_mamesan) December 2, 2021
2004年からは茨城大学人文学部の助教授、2008年から3年間は国際日本文化研究センターの客員准教授を務めます。
2018年にはNHK大河ドラマ『西郷どん』の時代考証を務め、登場人物の1人・内貴甚三郎役として出演も果たしました。
#西郷どん の時代考証を務める歴史学者の磯田道史さんが いきなり俳優デビュー! しかも いきなり名優・西田敏行さんとの絡み! Σ(º ロ ºlll) チェスト~、気張れ~! pic.twitter.com/IwNeWFT270
— ひぞっこ (@musicapiccolino) October 21, 2018
研究者として大学や学術機関に勤務する傍ら、メディア出演も多くこなし、お茶の間でおなじみの歴史学者となります。
大好きな歴史に対する情熱に身を任せ、楽しく研究活動に励み続けている磯田さん。
今後も歴史に詳しくない人たちにも、歴史の面白さを伝え続けてくれることでしょう。
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