広告写真の第一人者であるとともに、印象的なオリジナル写真も手がける写真家・上田義彦(うえだ よしひこ)さん。
高台の一軒家で暮らす家族を描いた映画『椿の庭』では初めて監督を務め、話題となりました。
多彩なアーティストである上田さんは、私生活では資生堂のキャンペーンガールを務めた桐島かれんさんと結婚。
今回は、2人の出会いの様子を見ていき、若い頃の上田さんの活動に迫ります。
また気になる人が多い、事務所・自宅・スタジオの各情報を確認します。
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写真界の巨匠 #上田義彦 さんの映画初監督作品。
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上田義彦のプロフィール
本名:上田義彦
生年月日:1957年9月16日
身長:非公表
出身地:兵庫県
最終学歴:ビジュアルアーツ専門学校・大阪校
上田義彦の桐島かれんとの出会いは撮影現場
上田さんは撮影現場で、妻となるモデルの桐島さんと出会いました。
7歳年下の桐島さんは、22歳で資生堂のキャンペーンガールとして華々しくデビュー。
人気モデルとして多忙な日々を送っている時期、カメラマンの上田さんと出会い、交際を始めます。
2人は1993年に結婚しましたが、有名人同士の結婚でありながら、大々的に報道されることはありませんでした。
桐島さんはスコットランド系アメリカ人の父親と、作家の桐島洋子さんとの間に生まれたハーフです。
両親は結婚しておらず、父親は別の女性と結婚してしまいます。
いかにもハーフらしい見た目に対するコンプレックスや、父親に対する複雑な思いに苦しんだようです。
特殊な家庭に育ったからこそ「ごく普通の家庭を築きたい」という気持ちが人一倍強くなりました。
上田さんは彼女の気持ちを丸ごと受け入れて、周囲から注目されないよう、ひっそりと籍を入れることにしたのでしょう。
2人は3女1男に恵まれ、今も夫婦として暮らし続けています。
2006年には上田さんが妻と子供たちを被写体として、13年間撮り続けた写真をまとめた『at Home』を発表しました。
強い愛情で結ばれた家族を手に入れた桐島さんは、ようやく幼少期のつらい思い出から解放されたのかもしれませんね。
上田義彦は若い頃に独立しNTTのムービー作品を制作
上田さんは1957年に生まれ、2023年に66歳を迎えます。
1979年にビジュアルアーツ専門学校・大阪校を卒業し、写真家の福田匡伸さんと有田泰而さんから撮影スキルを習得しました。
1982年に25歳の若さで独立した点から、敏腕な若手写真家だったことがうかがえます。
ARTBOOK INNOVATION -デジタルプレスが拓く写真とアートブックの新機軸- より
上田義彦「鎮まる」#FUJIFILMSQUARE pic.twitter.com/BwZJKeKMgj— やなぎ行李 (@yanagigouri) July 12, 2022
「上田義彦: 68TH STREET」2018年
サントリーや資生堂など、多くの広告写真を手掛け、その卓越した美学で国内外でも高く評価される写真家上田義彦。
本書はニューヨークの68thストリートにある上田のアパートの中で撮り下ろされた、光と影の抽象的な美しさを追求したモノクローム写真集です。▽ pic.twitter.com/0M5LheYSbu
— ノースブックセンター (@northbookcenter) March 21, 2022
27~28歳の頃、突然、ムービーカメラを回す仕事が舞い込みました。
初めての仕事でしたが「いつもの上田さんらしい視点でムービーを撮ったら、新鮮になるのでは」という依頼に興味を持ち承諾。
こうして完成したのが、NTTの90秒間のCMでした。
それまでは「ムービーも写真と同じようなもの」と考えていましたが、実際に取り組んでみるとまるで勝手が違ったそうです。
写真が「瞬間」を切り取るのに対して、ムービーは「時間経過」を表現するものだったのです。
映像作品を手がける面白さと難しさを実感した体験が、後年に映画『椿の庭』を監督するうえで大いに役立ったに違いありませんね。
上田義彦の事務所は品川
上田さんが代表を務める有限会社上田義彦写真事務所は、東京都品川区上大崎にあります。
白金台駅から徒歩7分、目黒駅から徒歩9分の立地です。
株式会社より低資本で始められる有限会社ですが、高級感漂うエリアにある点から、それなりに利益を出していることがうかがえますね。
上田義彦の自宅は品川、葉山に邸
上田さんの自宅は東京都品川区にあるため、事務所の付近で暮らしている可能性が高いです。
自宅は広く、裏庭があり、四季折々の花を手折ってはガラス瓶に挿して楽しんでいるようです。
また事務所の名義で、神奈川県の葉山町に邸を所有しています。三ヶ岡山中腹の景勝地に建つ旧金子堅太郎葉山別邸・米寿荘です。
明治から昭和に活躍した政治家・学者の金子堅太郎が暮らした邸で、国登録有形文化財に指定されています。
上田さんはユニクロや無印良品、日本郵政グループ、NTT、伊右衛門などの広告に携わってきた一流写真家です。
朝日広告賞やニューヨークADC賞の受賞歴もあり、世界的な知名度を確立している点で、景勝地の邸を所有しているのは当然ですね。
上田義彦のスタジオは竹芝
上田さんは妻の桐島さんとともに、東京都港区の竹芝にあるスタジオロータスをプロデュースしています。
窓があるため自然光が入る点が強みで、夕方には美しい西日を活用でき、撮影に携わる人々に利用されてきました。
スタジオの内装のデザインや小物類の収集も夫婦で担当。
朝からスタジオに入り、おいしいコーヒーを飲んだ後に撮影を楽しめるような空間を目指したそうですよ。
夫婦のセンスと配慮によって誕生した魅力的なスタジオです。
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