昭和30年ころに一世を風靡した「3人娘」のひとりだった雪村いづみさん。
雪村さんはその確かな歌唱力が評判で、若い頃にはアメリカでも活躍したことがありました。
今回はそんな雪村さんの孫と娘のエピソードや旦那さんとの結婚などについて探っていきましょう。
雪村いづみのプロフィール
本名:朝比奈知子
生年月日:1937年3月20日(昭和12年)
出身地:東京都目黒区
職業:歌手/女優/画家
レコードデビュー:想い出のワルツ(1953年)
雪村いづみは孫離れできずに娘とケンカの噂
「3人娘」のひとりとして人気を集め、他の2人が若くしてこの世を去ったことから2人の分まで、という思いでこれまで歌い続けてきたという雪村いづみさん。
現在86歳(2023年現在)の高齢ということもあり、最近はテレビなどの出演も少なくなりましたが現役としており、引退はしていません。
人気を博した「3人娘」の当時の話題や秘話など、唯一語り継げることのできる人物でもある雪村さん。
数々のエピソードを残すことができた大変貴重な存在ともいえます。
また、1960年の全米縦断公演の好評だった雪村さんは、米誌「LIFE」で表紙を飾った数少ない日本人のひとりとなりました。
ライフ・追記)ライフの表紙を飾った日本人の1人「雪村いずみ」ニューヨークのラテン・クォーターで行われた雪村いづみ出演の『ホリデー・イン・ジャパン』は連日大盛況。1961年5月にはあの『LIFE』誌の表紙を飾り、「ドルを稼げる初めての日本人歌手」と賞賛されました。 pic.twitter.com/PSII8lTtc0
— utsuwa-Shun (@ShunUtsuwa) November 23, 2020
そんな雪村さんの私生活は若い頃に世間を賑わしたこともありましたが、今は家族と穏やかに暮らしているようです。
2012年に娘さんと出演した「徹子の部屋」では家族のエピソードを語り、孫が一人いることがわかりました。
その孫が当時24歳男性であると明かされたようです。
そして詳細は確認できなかったものの、雪村さんは孫が大きくなっても孫離れができず、そのことで娘さんとケンカになってしまうエピソードが語られていたそうです。
真偽は不明ですが、孫に甘くいつまでも子ども扱いしてしまうのが原因なのではないかと容易に想像ができそうですね。
雪村さんにとってはひとり娘ですし、そのたったひとりの孫で男の子なのですからつい甘やかしてしまうのも無理ないもかもしれません。
雪村いづみさんの娘さんは若い頃、偉大な母親の存在で苦労したこともあったようですが、現在は良好な関係を築いているそうですよ。
雪村いづみが旦那との結婚でバッシングされた過去とは
デビューしてから数年が経ったころ、雪村さんはミッキーカーチスさんと交際していました。
交際中も映画の共演やレコード「恋の片道切符」でデュエットするなど良好な交際を続けていましたが、1960年に2人の関係に変化が訪れます。
全米縦断公演「ホリデイインジャパン」出演のため、雪村さんはアメリカに行くことを決めたのでした。
しかし、このことはカーチスさんへは知らせていなかったため、渡米直前に知った彼が慌てて婚約指輪を贈ったのだそうです。
長く交際をしていたにもかかわらず、雪村さんがカーチスさんに渡米を報告しなかった理由はいくつかありました。
交際に進展がなくハッキリしない彼に釈然としない気持ちがあったことに加え、ちょうど同じ時期に実母の8000万円にも及ぶ借金が判明したことで雪村さんはやけになっていたのでした。
そして渡米先で雪村さんを待っていたのはアメリカ人男性との新たな出会い。
あろうことか雪村さんはそのアメリカ人男性を連れて日本へ帰国します。
そして数か月後には結婚という展開になりました。
雪村さんがアメリカから連れ帰り夫となったのは、当時公演先でアルバイトをしていた学生のジャック・セラーさん。
カーチスさんとの婚約をしていたにもかかわらず、雪村さんが一方的に破棄してしまったためマスコミからはかなりのバッシングにあったのだそうです。
ただし、アメリカ滞在中にはカーチスさんからの連絡が一度もなく、雪村さんを擁護する声もあったそうですが詳細は明かされていません。
その後、旦那さんとの間には娘を授かったものの、結婚してから5年後には離婚。
それからわずか一年後には、ミュージシャンと再婚を果たした雪村さんでしたが、この結婚生活も約10年で終わりを迎えることになってしまいました。
その離婚原因として新しい男性の存在が囁かれ、離婚前に雪村さんが旦那さんの元から去り、その男性と新しい生活をはじめてしまったとも言われています。
歌手として成功した陰で、恋多き女性としても世間を賑わせたことが少なくなかった雪村いづみさん。
その後結婚はしておらず、過去に出演したラジオ番組では「20年以上恋愛もしていない」と語っていたそうです。
雪村いづみと娘朝比奈マリアのエピソード
雪村さんが一度目の結婚で授かった娘さんが朝比奈マリアさんです。
マリアさんは15歳の時にモデル活動をはじめ、のちに歌手デビューも果たしました。
父親がイタリア系アメリカ人で、マリアさんは日本とイタリアの混血となります。
とても美しい顔立ちですがスタイルも抜群だったとか。
しかし過去には、自身の境遇が原因で「自分はダメ人間」と思い込み、引きこもりになってしまったことがあったといいます。
芸能界デビューをきっかけに辞めた学業についてのコンプレックスや、親の七光りでデビューしたことなどがその原因だったと母親である雪村さんが語っています。
それを救ったのがマリアさんの夫だそうで、現在も良好な夫婦関係を続けているようです。
この夫との結婚式には実父と継父、ふたりの父親を招待したという素敵なエピソードがありますが、これはマリアさんたっての希望だったのだそうです。
朝比奈マリアさんにとっては、2人とも大切な父親だったということではないでしょうか。
また、マリアさんは画家としての活動をしており、雪村さんも絵を描くことから過去には親子展の開催も。
朝比奈マリア『テンポイント』
額の流星と栗毛の馬体の美しさから「流星の貴公子」と呼ばれた
名馬・テンポイントを描いた作品です。
作者は馬の絵を描く画家としても知られ、多くのメディ… https://t.co/5nmgQ6k5UP pic.twitter.com/PGTcIE50jw— RELEASE(リリース)公式 (@release_info) February 23, 2017
馬の絵を描くことで有名なのだそうで、二科展の入選を数回果たしています。
過去には親子で悩んだこともあったかもしれませんが、お互いを支えに乗り越えてきたのかもしれませんね。
若い頃には仕事と恋愛を謳歌し、母親としても奮闘した雪村いづみさん。
当時の雪村さんの歌を今、振り返ってみるのも良いかもしれませんね。
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