ヨシタケシンスケの生い立ち。病気はデマ、顔へのこだわり。奥さんはデザイナー、茅ヶ崎の高校卒

デビュー作『りんごかもしれない』が高く評価され、MOE絵本屋さん大賞で2023年までに7回1位に輝いた絵本作家ヨシタケシンスケさん。

2022年には、お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹さんとのコラボ作品『その本は』を発表して話題となりました。

今回は、順調に知名度を高めているヨシタケさんの知られざる生い立ち、病気の噂、キャラクターの顔へのこだわりを確認。

また奥さんのデザイナー、茅ヶ崎での生活、高校の情報に迫ります。

ヨシタケシンスケのプロフィール

本名:吉竹伸介

生年月日:1973年6月17日

身長:181cm

出身地:神奈川県茅ヶ崎市

最終学歴:筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了

ヨシタケシンスケの生い立ち、夢がないことへのコンプレックス

    

ヨシタケさんは「子供が読んだ後にがっかりしない本」を作ることをモットーとしています。

幼少期、母親から「将来何になりたいの?」と質問されても、特に夢がなくてうまく答えられなかったそうです。

当時はそれがコンプレックスだったものの、大人になってみると誰も将来のことをそこまで真面目に考えていないことに気づきました。

だからこそ、子供が「夢がない自分はダメなんだ」と思い込まないような本を発表してきたのです。


「がっかりしない本」とは、子供が早い段階で、社会で生きていくうえで絶望しないような本ということですね。

幼少期は姉1人、妹2人の姉妹に囲まれて育ちました。姉は我が強い性格で、勉強も美術も得意な優等生。

ヨシタケさんは出来の良い姉に口ごたえはできず、どんどん消極的でおとなしい性格になっていきました。

ただ姉が唯一取り組まなかった工作だけは得意だったため、モノづくりの道に進む決意をしたのです。

母親はヨシタケさんが将来「好きなことで生きて行ける」と信じてくれました。そのため大学卒業後に就職し、ごく普通のサラリーマンになったときは、がっかりされたそうですよ。

ヨシタケさんは両親を早くに亡くしています。母親は長患いの病気、父親は急病によって世を去ったのです。

27歳で母親を亡くしたとき、まだ絵本作家にはなっていませんでした。

母親が夢見てくれていたように「好きなこと」で生きている絵本作家としての姿を見せてあげられなかったのは残念ですね。

ヨシタケシンスケは病気ではない

ヨシタケさんが病気であるという噂が流れていますが、根拠が見当たらないため真相は不明です。

2023年現在も精力的に活動しているため、病気である可能性は低いですね。

おそらくやせ型の男性であるため「何らかの病気でやつれた」と思い込まれてしまったのではないでしょうか。

また共著『みらいめがね それでは息がつまるので』を発表した評論家・荻上チキさんは、うつ病に苦しんでいました。

共著を出した人が病気だったため、それをヨシタケさんの情報と混同した人が「ヨシタケさんが病気だ」と勘違いしたのかもしれません。

ヨシタケシンスケの顔へのこだわり

ヨシタケさんの絵本の中に登場するキャラクターたちは、ほとんど笑顔を見せないのが特徴です。

むしろ不機嫌そうな表情をしている場合が多く、子供向け絵本のキャラクターの顔としては異色ですね。

なぜ笑顔を描かないのか質問された際、ヨシタケさんは「笑顔は人を傷つけることがある」と回答しました。

笑顔の親子の絵を描いた場合、子育てがつらい親がその絵を見て「自分はこの親子のように楽しくなれない」と落ち込んでしまう可能性があるのです。

ヨシタケ作品のキャラクターが無表情なのは、読者に対する作者の配慮だったのですね。

ヨシタケシンスケの奥さんはデザイナー

ヨシタケさんの奥さんは、Webデザイナーの吉竹祐子さんです。

1972年に兵庫県で生まれ、女子美術大学を卒業しました。

1998年からソニー・ミュージックでアーティストのオフィシャルサイトの企画・ディレクションなどに携わります。


在職中にヨシタケさんと結婚し、2006年に出産を機に退社するとフリーランスとして独立。

子育てをしながらWebデザイナーとして働き、2012年7月から自身の商品販売サービス「くりひょうたん。」の運営を開始しました。

バッグやハンカチ、息子さんが描いた絵をモチーフにした商品などを販売中です。

素朴な味わいのある、かわいらしいデザインは、夫のヨシタケさんの作風にも少し通じるものがありますね。

ヨシタケシンスケは茅ヶ崎に在住

ヨシタケさんは神奈川県茅ヶ崎市に生まれ育ちました。

いったん地元を離れてから再び故郷に戻り、2023年現在は奥さん、息子さんとともに茅ヶ崎市で暮らしています。


のどかな雰囲気の土地でのびのびと過ごしているようです。

ほのぼのとした絵柄の絵本を完成させるためにも、殺伐とした都会ではなく、自然にも恵まれた茅ヶ崎で暮らすのがちょうど良いのでしょう。

ヨシタケシンスケは茅ヶ崎北陵高校を卒業

ヨシタケさんの出身高校は神奈川県立茅ヶ崎北陵高校です。

偏差値が63の進学校として知られています。

公立の横浜市立大学への進学実績が多く、優秀な生徒が通っていることがうかがえますね。

ヨシタケさんは高校を卒業後、筑波大学大学院芸術研究科総合造形コースに進学しています。

高校時代は真面目に勉強しつつ、モノづくりに携わるため、美術・芸術系の科目に熱心に取り組んでいたのでしょうね。


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