圧倒的な存在感とライブパフォーマンスでトップに立ち続ける矢沢 永吉(やざわ えいきち)さん。
音楽性だけでなく金銭面でもロックな人生を歩んでおり、これまでの年収や巨額な借金の返済、CDの総売上枚数なども話題になっているそうです。
今回の記事では、矢沢さんの年収や借金など金銭面を中心に見ていくことにしましょう。
矢沢永吉のプロフィール
芸名:矢沢 永吉(やざわ えいきち)
別名義:五大 洋光(ごだい ようこう)
出身地:広島県広島市
生年月日:1949年9月14日
所属レーベル:ガルル・レコード
矢沢永吉の年収&生涯年収は?
まず最初の項目では、矢沢永吉さんの年収や生涯年収について考察していきましょう。
一昔前であれば「高額納税者公示制度」(いわゆる長者番付)で芸能人の納税額が発表されていましたが、プライバシーや防犯の観点から2006年で廃止されてしまいました。
ちなみに、矢沢さんは1978年~1980年と1982年分で歌手部門1位を獲得しています。
最後にランクインしたのは2004年度で、その時は歌手部門3位(所得税額:1億7042万円)でした。
当時の所得税額は45%、つまり諸経費を除いた収入の約半分が課税対象になりますから、大雑把に計算をすると2004年度(2003年)の年収は4~5億円と推定できます。
また、矢沢さんの場合はCDの売り上げよりもライブのチケットやグッズ販売が大きなシェアを占めているので、安定的に同規模の収入があると考えられます。
矢沢さんのファンは熱狂的で強い愛着を持っていますから、グッズは必需品と言えるでしょう。
2024年現在も精力的にライブ活動をするかたわら、大御所にしては珍しくサブスク解禁に取り組むなど先進的な面も見せています。
正確な金額を提示することはできませんが、現在も年収は3~4億円あり、生涯年収は200億円を軽く超えていても不思議ではありません。
もっとも、推定の金額を聞いても「永ちゃんならもっともらってるだろう」と思ってしまうあたりが矢沢さんの凄さと言えるでしょうね。
35億円の借金を6年で完済
こちらの項目では、矢沢永吉さんが35億円の借金を抱えてしまった件を見ていきましょう。
古今東西、多くの芸能人が事業や投資の失敗などで借金を作っていますが、矢沢さんは1998年にオーストラリアで詐欺に遭って35億円という巨額の借金を抱えています。
海外進出を視野に入れていた矢沢さんは、世界へ発信できるスタジオや音楽学校を作ろうと、1988年頃にオーストラリアのゴールドコーストに土地と2棟のビルを購入しました。
一説によると、購入した土地は1万平方メートルとも言われるほど広いものだったそうです。
矢沢さんは夢の実現のために全体の管理を知り合いの外国人コーディネーターに任せ、現地法人を作るなど万全の体制を整えました。
ところが、1998年に確認をすると会社は空き家でコーディネーターも行方不明、さらに所有していた土地とビルは勝手に競売にかけられて別の人の手に渡っていたのです。
これには矢沢さんもショックを受け、過呼吸になったり髪の毛が抜けるなど追い詰められました。
しかし、税理士にアドバイスを受けて前向きな気持ちになり、なんと約6年で35億円の借金を完済。
ちなみに、借金完済にかかった期間については約6年と15~6年の説があるそうですが、2022年に出演したNHKの番組では6年と紹介されていました。
借金の35億円を6年で割ると、年間で5億8000万円を返済に充てていたことになります。
活動費や生活費を除いての返済額ですから、とてつもない稼ぎだったことがうかがえますね。
返済できてからは詐欺被害を懐かしく語ることができていますが、当時は金銭面だけでなく裏切られたという二重の痛みに苦しんでいたことは想像に難くありません。
印税や総売上枚数は意外にも少ない?
最後の項目では、矢沢永吉さんの印税や総売上枚数について見ておきましょう。
矢沢さんは日本を代表するアーティストなので総売上枚数も凄いと思いきや、2016年末のオリコンデータによると1486万枚でランキングは49位と紹介されていました。
1位の「B’z」が8217万枚、4位のサザンオールスターズが4984万枚とされているので、知名度や人気ぶりからすると売上枚数は少ない印象を受けます。
ちなみに、矢沢さんの最高売り上げは1978年に発売した5枚目シングル「時間よ止まれ」の64万枚。
シングル「時間よ止まれ」は資生堂CMソングに採用されたことで注目を集め、これをきっかけに全国的な知名度を得るようになった飛躍曲としてもしられています。
同作にはYMO結成前の坂本龍一さんと高橋幸宏さんが参加しているという珠玉の作品でもあります。
矢沢さんほどのアーティストがミリオン(100万枚)を達成していないのはとても意外ですよね。
この点については、矢沢さんやファンはライブを最高の作品として考えていることが大きく、きれいにまとまったCDでは物足りないという見方があるのかもしれません。
また、総売上枚数が少ないので印税も少ないと思われがちですが、ファンのカラオケ使用分、そしてライブなどの映像コンテンツで多額の印税を得ているそうです。
さらに矢沢さんは自分で作曲するだけでなく、原版権や商品化権なども直接管理しています。
つまり、ベースとなる数字は小さかったとしても得られる割合は他のアーティストに比べて高くなるので、ランキング上位と互角の印税を手にしている可能性が高いでしょう。
しかしながら、誰しもが矢沢さんのように独立して権利を手に入れたり、類まれなるパフォーマンス力があるわけではないので参考にはならないかもしれませんね。
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