仲代達矢の現在(2023)。若い頃は不真面目?無名塾を主宰、石川県能登とゆかり

昭和を代表する名優の一人としてその名が挙がる仲代達矢(なかだい たつや)さん。

多くの俳優を世に送り出すなど後継の育成にも尽力されています。

今回はそんな仲代さんですが、2023年現在も俳優として活躍中なのでしょうか。

また、仲代さんの若い頃のエピソードについても迫っています。

あわせて、彼が主宰をつとめる「無名塾」の詳細についてもまとめました。


東京都目黒区出身の彼ですが、石川県能登と意外な繋がりがあるようです。

さっそくそれらの真相に迫りましょう。

仲代達矢のプロフィール

生年月日:1932年12月13日

出身地:東京都目黒区

身長:182cm

血液型:B型

最終学歴:東京都立千歳高等学校(定時制)

仲代達矢は現在(2023)も現役俳優として活躍中

1932年生まれで御年86歳の仲代達矢さん。

2013年には俳優生活60周年を迎えていますが、2023年現在の様子はどうなのでしょうか。

2023年で90歳を迎えることもあり、一般的なところでいう”後期高齢者”にもあたります。

芸能界では少しの間、姿を見せないと死亡説が流れることが多々あります。

ですが、仲代さんには死亡説は全くといって良いほどありません。

それは常に現役であり続けるからでしょう。

仲代さんは2017年に出演した映画「海辺のリア」では、第38回高崎映画祭の最優秀主演男優賞を受賞。

文化勲章を受賞後に映画主演を果たした史上初の俳優でもあります。

さらに、2020年には、86歳にして主演を務めた映画「帰郷」が公開されました。

インタビューにて「もしかしたら、この作品が(自分の)最後の映画になるかもしれない」と語ったことでも話題になりました。

しかしその発言も打ち破り、2023年現在も現役俳優として活躍中です。

しかしながら、2020年に公開されるはずであった映画「峠 最後のサムライ」は、新型コロナウイルスの影響のため、2022年に公開が延期されてしまいました。

2022年というと、仲代さんは89歳になる年ですが、舞台挨拶の際は、元気な姿を見せてくれたようですね。


一方2019年には「週刊女性」の取材で、仲代奈緒さん以外に「30代女性」を養子に迎えたことが明らかになりました。

なぜ仲代奈緒さんがいるにも関わらず、新たに養子をもうけたのでしょう。

その背景には、仲代さんが”終活”を進めていることが関係しているようです。

近年ですと、2014年に俳優の高倉健さんが養子の女性に看取られ、その後はその女性が相続権を取得したことで話題になりました。

この高倉健さんのケースのように、仲代さんもまた、養子に囲まれて最後を迎えようと動いているようです。

こうした動きから、「仲代さんの現役引退も近いのではないか」と、彼の引退を危惧する声も聞こえています。

しかしながら、直近での引退などはまだ可能性が低いのではないでしょうか。

現役の俳優として活躍しながらも若手役者の育成にも精を出す仲代達矢さん。

芸能界への貢献は計り知れないものがあります。

仲代達矢の若い頃は不真面目だった?

今でこそ、大物俳優として名を馳せている仲代さんですが、その若い頃はあまり真面目な青年ではなかったようです。

高校卒業後、定職に就けなかった彼は​、競馬場で違法な予想屋を取り締まる警備員をしたり、学歴不問のボクシングの三回戦ボーイの職につくなどしながら、映画館・芝居見物に通っていたのだそう。

そんな中、俳優座の公演を観劇した際に”千田是也さん”の芝居に感銘を受け、1952年に俳優座の養成所に入所しました。

そして養成所時代に、映画「七人の侍」にて、セリフなしの浪人役で映画デビューを飾ります。

しかし、当時の仲代さんは時代劇の歩き方がうまくできず、監督の黒澤明を苛立たせたのだそう。

「俳優座ではこんなことも教えないのか」と言われ、そのワンカットの撮影に半日かかりだったといいます。

この経験が仲代さんにとって強烈なものとなり、「仲代達矢の映画俳優としてのスタート」と語り継がれるようになりました。

もしこの経験がなかったならば、今日の仲代さんの活躍はなかったかもしれません。

仲代達矢といえば無名塾

劇団俳優座出身で無名塾を主宰する仲代達矢さん。

長年舞台や映画で培った演技力は高く評価され国内外で多くの賞を受賞しています。

そんな仲代達矢さんを語るうえで外せないのが無名塾。

仲代達矢さんが無名塾を創立したのは俳優座の看板俳優だった1975年。

当初は自宅にある稽古場に集まる若い俳優達の中で自発的に始まったという無名塾。

塾生の公募が始まったのは1977年から。

無名塾は仲代達矢さんから直接指導を受けられるにも関わらず学費が無料。

さらには多くの有名俳優を輩出していることもあり入塾志望者が殺到。

入塾の難しさから「劇団の東大」と呼ばれることもあるほど。


無名塾の養成コースは3年間。

1年目で俳優への適正があるかどうかを見極められ、プロの俳優になれる可能性がある人のみ2年目以降も塾生でいられます。

つまり、俳優に向いていないと判断された場合は1年で退塾となるのです。

1年目で判断するのは早すぎるという意見があるかもしれません。

ですが、長年多くの名優を見てきた仲代さんならその判断に間違いはないことでしょう。

仲代達矢は石川県の能登に縁がある?

かつては劇団俳優座で看板俳優として活躍し、今は無名塾で若い役者の指導も行う仲代達矢さん。

これほどまで舞台に一生懸命な俳優は数えるほどと言えるでしょう。

そんな仲代達矢さんは「能登演劇堂」という市営劇場の舞台設計を監修しています。

無名塾が石川県の七尾市で1985年から毎年合宿をしていたことが縁で開館された能登演劇堂。

能登演劇堂は日本で唯一舞台の後壁が開閉式になっている劇場。

舞台にかける思いが人一倍の仲代さんだけに舞台設計にもこだわったことがうかがえます。

無名塾が毎年行っている全国公演の起点ともなっている能登演劇堂。

仲代さんだけでなく無名塾の塾生にとっても石川県の能登半島は思い出深い地となっていることでしょう。


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