日本でいち早くインターネットによる音楽配信を開始するなど、常に時代を先取りした音楽活動を行ってきた平沢進(ひらさわすすむ)さん。
40年のキャリアがありながら、作風とキャラクターが個性的すぎて万人ウケするタイプではないため、知る人ぞ知るミュージシャンといえるでしょう。
P-MODELのボーカルの人、戸川純さんとコラボした人、または今敏監督のアニメの主題歌の人と言えばピンとくる人かもしれません。
今回は平沢進さんが一緒に仕事をした彼らのことや、結婚・子供など家族についてお送りします。
平沢進は結婚してる?子供は?
本人が「マイナーで売ってる」と認める通り、メジャーな存在とはいえない平沢進さん。
マスコミ嫌いも手伝っているのでしょう。
しかし、一部の音楽ファンの間ではカルト的人気を誇る有名人であり、最近ではツイッターも人気を呼んでいます。
平沢進さんは2023年は70歳になります。
P-MODELとしてデビューして40周年、ソロ活動30周年にあたる節目の年であることから、何か大きな動きがあるかと思われましたが、フジロックフェスティバル出演が決定。
マイナーな存在であるがゆえに情報量も少ない平沢進さんですが、どうやら現時点で結婚はしていないようです。
離婚歴があるとの噂がありますが、結婚・離婚歴や子供の有無についての確かな情報は得られませんでした。
子供といえば、人気アニメ『けいおん!』のキャラクター・平沢唯に絡んだ騒動がありましたね。
作中の主要登場人物の苗字がP-MODELのメンバーから取られていることが発端でした。
平沢唯は平沢進さんが元ネタだったのですね。
31:娘が高校でバンドをやっているだと?いったいどこでそんなガセねた仕入れてきたのでしょうか?
私に娘はございません。
(あ?平沢唯のこと?答えた私が野暮だった?)本格的にまたこんど!!
— Susumu Hirasawa (@hirasawa) 2017年11月14日
平沢進は戸川純とコラボしていた!
巫女姿やランドセルを背負った小学生などの格好で衝撃的なライブパフォーマンスを展開した戸川純さん。
ゲルニカやヤプーズなどのバンド活動のほか、ソロ活動でも多くのアーティストに影響を与えました。
平沢進さんは戸川純さんと親交が深く、『ダイヤルYを廻せ! 』『昭和享年』などのアルバムでギター参加をしたり、編曲やプロデュースを手がけたりしたほか、昭和享年ツアーにも参加しています。
また、ヤプーズのメンバーだった福間創さんは、もともとはP-MODELに在籍していました。
以前ロック雑誌で、難解な楽曲ベスト10を選ぶ企画があった際、1位が平沢進さんの「サイボーグ」(P-MODEL名義)で、2位が戸川純さんの「諦念プシガンガ」だったそうです。
歌のテーマは明確に伝わるものの、使っている言葉が難しいというのがその理由でした。
どちらも好みがはっきりと分かれる音楽性といえそうですね。
平沢進は今敏監督のアニメ作品のサントラも担当!
アニメ監督だった故・今敏さんは平沢進さんの熱烈なファンであり、頻繁にライブへ足を運ぶ姿がファンに目撃されるほどでした。
生前、師と呼べる人はいるかという質問に、こう答えています。
特にいません。
ただ「千年女優」の音楽を担当していただいた平沢進さんには私淑しています。
氏の音楽や制作態度には多く学んでいますし、私の作る物語や発想は氏の影響に負うところが大きいです。
『千年女優』『妄想代理人』『パプリカ』のサウンドトラックは平沢進さんが担当。
『パプリカ』の主題歌「白虎野の娘」はアカデミー賞歌曲賞部門の候補になりました。
今敏監督はすい臓がんのため2010年8月24日に46歳の若さで他界。
翌日付のブログに、「さようなら」と題して生前に書き留めていたメッセージを残しました。
葬儀の際、出棺時には『千年女優』の主題歌「ロタティオン 」が流されたそうです。
本日も告別式ではずっとヒラサワ曲が流れ、出棺は「ロタティオン」だったそうだ。偉大な今さんの人生のフィナーレに私ごときの音楽が役に立てて光栄の極みである。正座。合掌。今さん、恐縮です。
— Susumu Hirasawa (@hirasawa) 2010年8月26日
一世を風靡したYMOに続くテクノポップグループの中心的な存在だったP-MODEL。
P-MODELは活動休止と再開を繰り返し、再び休止中です。
2023年現在はソロ活動と核P-MODELとして活動している平沢進さん。
その作品に、まずは一度触れてみてはいかがですか。
平沢進さんを知らなかった人は、今までとは一味違う世界に出会えるかもしれませんよ。

コメント