社会現象になった『世界の中心で、愛をさけぶ』をはじめ、『北の零年』『GO』など多くの人に支持される話題作を送り出してきた行定勲(ゆきさだいさお)監督。
又吉直樹さんの恋愛小説『劇場』の映画化も話題を呼んでいますね。
21世紀の日本映画界を担うエース格として期待が寄せられていますが、その華々しい活躍のわりには私生活があまりよく知られていません。
そこで今回は行定勲監督の結婚、嫁、子供の話題を中心に、出身高校や韓国との関係、事務所についてまとめてみたいと思います。
行定勲が結婚した嫁&子供は?
1968年8月3日 、 熊本県で生まれた行定勲監督。
映画人を志したのは小学生の時でした。
黒澤明監督の『影武者』のロケが地元の熊本城で行われることになり、それを見学した際、現場で働くスタッフの姿に惹きつけられたそうです。
1年後、映画館で観た『影武者』のエンドロールで大勢のスタッフの名前が映し出された時、自分もこの中の一人になることを決意。
高校卒業後は大学へ進学せず、映像系の専門学校へ進みました。
在学中に助手を務めたPV制作を皮切りに、岩井俊二監督らの作品の助監督を経て、『OPEN HOUSE』で初メガホンをとることに。
その活動は映画にとどまらず、安室奈美恵さんの『The Meaning Of Us』や 浜崎あゆみさんの『Voyage』等のミュージックビデオのほか、テレビドラマや舞台の演出までに及びます。
「ピース又吉📖小説『劇場』映画化🎬山﨑賢人&松岡茉優 行定勲監督 来年公開」
貧乏劇作家主人公の恋愛小説🖌#ピース又吉 #又吉直樹 #劇場 #山崎賢人 #山﨑賢人 #松岡茉優 #行定勲 pic.twitter.com/HC3nFRHlFx— 元レム色・渡辺剛太 (@gota5874) 2019年7月15日
私生活の様子があまり伝わってこない行定勲監督ですが、24歳の時に結婚したようです。
嫁はどうやら一般女性らしく、情報は出ていません。
29歳で監督デビューするまでは映画制作の資金作りのためアルバイトに精を出したと明かしていますが、今の嫁に紹介された、かに道楽でのアルバイトもあったとか。
映画監督として脚光を浴びる前からのつきあいだったようです。
助監督時代を支えた女性なのでしょう。
結婚を決意した理由について、いろいろな愛情を知っていないと映画監督として切り込んでいけないからと語ったために、「ビジネス婚」とささやかれたこともありました。
けれども、嫁と二人で庭の手入れをすることが楽しいとも話していることから、夫婦仲は良好なのでしょう。
結婚理由の発言は、照れ隠しとも解釈できますね。
2023年現在は結婚生活31年になりますが、子供に関する情報もありませんでした。
過去のインタビューで、自分の時計を子供に贈りたいと発言したことがあるので、子供はいるのかもしれません。
行定勲が卒業した高校は?
高校は男女共学の熊本県立第二高等学校を卒業しています。
1962年に熊本城の二の丸に開校し、2012年には創立50周年を迎えた進学校で、出身者に井手らっきょさんや作曲家の寺嶋民哉さんがいます。
大学推薦が決まっていたにもかかわらず、東放学園映画専門学校へ進学した行定勲監督。
東放学園映画専門学校は東京都新宿区にある映画・アニメの専門学校。
卒業生の堤幸彦監督が特別講義を開いた際に、堤監督のもとで勉強したいと直談判したら快諾してくれたそうです。
夢に向かって道を切り拓こうとする行定監督の強い気持ちが感じられます。
行定勲と韓国との関わり
行定勲監督は在日韓国人ではないかという声も見受けられますが、それを裏付ける情報はありませんでした。
噂の元は、『ひまわり』が釜山国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞したことや、『GO』で在日韓国人をテーマにしたこと、また行定監督が韓国の映画人と交流があることではないでしょうか。
『GO』は主人公の高校生が在日コリアンであるがために抱く葛藤や差別を描いた問題作。
窪塚洋介さんと柴咲コウさんの演技がすばらしかったですね。
行定勲「Go」だん。骨太でなかなか良かった。宮藤官九郎の脚本の力も大きいだろうが、行定勲の仕事も良かった。役者陣の演技も粒揃い。「世界の中心で、愛をさけぶ」なんかより全然良いよ。
— ぐったん (@guttan05311981) 2017年6月27日
韓国の映画人とも積極的に交流を深めている行定勲監督。
韓国と中国は合作も多いため、日本がおいてきぼりになっていると感じることもあるようで、映画を観る側もアジアの観客として鑑賞する目を養わないといけないと語っています。
10年以上のつきあいというホ・ジノ監督をはじめ、韓国の映画監督の自宅に滞在することもあるようです。
行定勲の事務所セカンドサイトについて
所属するセカンドサイトは、行定勲監督が2006年に設立した会社で、吉澤貴洋さんが代表取締役を務めています。
事業内容は映画・CM・ミュージックビデオの企画やプロデュース、それらの監督業務、またクリエイターのマネジメント業務など。
事務所は赤坂ですが、2017年末には熊本市に第二拠点となるセカンドサイトセカンドの新設が決定。
熊本県出身のクリエイターが県内で活躍できる事務所を目指すとのことです。
助監督としての修業時代を経て映画監督デビューという定番の道を歩んだ行定勲監督。
けれども伝統に縛られず、動画配信作品など新たな試みにもチャレンジしています。
次にやりたいことは小説を書くことなのだとか。
今後の日本映画界を牽引する存在として大いに期待したいです。
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