作品ごとに異なる顔をみせるカメレオン俳優であり、出演映画は100本を超える村上淳(むらかみじゅん)さん。
着実にキャリアを重ねている俳優業のかたわら、もうひとつ情熱を傾けているのがブランドデザイナーの仕事です。
この記事では村上淳さんのファッションのテイストから、スケボーが縁となり藤原ヒロシさんにスカウトされたエピソード、自らのブランドのスニーカーについてまとめます。
村上淳のプロフィール
生年月日: 1973年7月23日
身長: 176cm
血液型: O型
出身地: 大阪府
最終学歴: 高校卒
所属事務所: ディケイド
村上淳はストリート系ファッションのカリスマ的モデルだった
40代も半ばとなり、ますます渋みを増してきた村上淳さん。
ドラマや映画でこの方が登場すると、不思議と見入ってしまう独特の吸引力があります。
1973年7月23日生まれ、ディケイド所属で、公式プロフィールによると身長は176cm。
UAさんの前夫であり、村上虹郎さんの父親としてもおなじみですね。
若い頃はストリート・裏原宿系カルチャーのアイコンとしてカルト的な人気を誇ったモデルでした。
モデル時代の反町隆史さん、竹野内豊さんと同時期に活躍しています。
自然な流れでCMや映画の話が舞い込むようになった村上さんですが、ファッションやカルチャーに関わるクリエイターではなく、俳優という仕事を選んだのは理由があったようです。
それは初めて映画の撮影に挑んだ20歳の時のこと。
現場の人々は、モデルとしてもてはやされていた「ムラジュン」をまったくの素人として扱い、叱咤激励して手取り足取り教えてくれたのだそう。
一人の男としてみられている感覚がそこにはあり、現場の熱量に惹かれたこともあって、役者の世界で力を試そうと決めたそうです。
映画初出演は1993年の『ぷるぷる』でした。
僕らの世代じゃ三代目、もはやエグザイルもいなくてこの人がカリスマでした。 #ムラジュン #村上淳 #GoodEnough #元グッドイナフスケーター #今は俳優とブランドやってます #若い子にはダサく見えちゃうかな😿 pic.twitter.com/QQKLZl0h5p
— majorminor (@bacbacbac43) March 16, 2016
12歳の時からスケーターだった村上淳さんは渋カジ世代でもありました。
当時、渋カジの人たちがヴィンテージデニムをジャストサイズで履いていたのに対し、スケーターのシルエットはフワッとしたオーバーサイズ。
太めのヴィンテージデニムにPolo Ralph Laurenの白いボタンダウンシャツを合わせたり、軍パンを切ったパンツやMillerのタンクトップを着たりしていたそうです。
40代の今も定番アイテムはやはりあるようで、ファッション感覚で身につけるgoro’sのアクセサリーや、自身のブランドであるMADE IN GM JAPANのエンジニアブーツはお気に入りのようです。
スケボーをしていた村上淳を藤原ヒロシがスカウト
12歳からスケートボードに熱中し、仲間と同じ趣味を共有していた村上淳さん。
憧れのヒーローはマット・ヘンズリーさんでした。
それまでは自分の中にこれといったものがなく、それをコンプレックスに感じていたそうで、「かっこつけて言えば、スケボーが人生初の表現活動だった」と語っています。
数年でスポンサーがつき、プロになるほどの腕前だったというスケートボード。
16歳の時にスケートパークで藤原ヒロシさんと出会ったことが人生の転機になりました。
藤原ヒロシさんは裏原宿系ブームのカリスマであり、ストリートカルチャーの牽引者として「東京のキング・オブ・ストリート」の異名をとる世界的なファッション・デザイナーです。
#藤原ヒロシ 、故アラン・パーカーの名作映画を振り返る
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当時はスケートカルチャーの全盛期で、ファッションとしても注目を集めていた時代。
モデルにスケーターの服を着せるより本物のスケーターが着たほうがしっくりくるという理由で、藤原さんは「雑誌に出たい?」と声をかけます。
村上淳さんがモデルとして活動をはじめ、やがてDJ、俳優へと活躍の場を広げていく原点が藤原ヒロシさんとの出会いでした。
新たに立ち上げたブランドのスニーカーも話題
順風満帆の俳優業のかたわら、自身のストリートブランドであるSHANTi iを立ち上げた村上淳さん。
23歳の頃でした。
一生の仕事と決めた俳優業に対して、DJやファッションは「自分の好きなもの」というスタンスで取り組んでいるそうです。
しばらくして仙台のリヴォルーションにSHANTi iのオンリーショップが誕生しますが、インタビューによると今は常設のショップはないようで、2019年は期間限定のポップアップという形でショップが開かれていました。
近年は新たに立ち上げたスニーカーとアイギアのブランド、toast FOOT & EYEGEARも注目を集めていますね。
toast foot and eye gear「jam」
トゥの反り具合、そしてクレイジーな色に惚れた#toastfootandeyegear #jam #mmj pic.twitter.com/DRp2TgFno5— 🌻カナメ🌻 (@kaname__ito) November 13, 2017
すでにブーツブランドのMADE IN GM JAPANを手がける村上さんがtoastをはじめた理由は、とにかく丈夫な「ズック」をつくりたかったから。
村上淳さんのモノづくりで譲れない点は丈夫であることなのだそう。
デザインに関しては、手持ちの服に即戦力として合わせられることにこだわったと述べています。
toastのスニーカーを購入したからといって、服まで新調する必要はないようにイメージしたということですね。
靴づくりに携わってきたことで得られたノウハウを用い、デザインや製法にこだわって、試行錯誤を繰り返したスニーカーとのことです。
SHANTi iTOWNのオンラインストアではtoastの商品は取り扱っていないようですが、ネット通販で購入できます。
俳優という本業がありながら、とても遊びのスタンスとは思えないクリエイションを行ってきた村上淳さん。
自分のことを知らない人に、「あのかっこいいオジサン、誰?」と思われたら最高だと語っています。
これはもしかすると、世の男性の本音を代弁した言葉かもしれませんね。
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