藤原新也の姪、結婚した妻と家族について。小保方晴子との関係。カメラのこだわりとは

23歳で訪れたインドを皮切りに、世界中を旅して人間の生と死や社会のありようを見つめてきた写真家の藤原新也(ふじわらしんや)さん。

写真と文章でつづった旅のドキュメントは、自然とのつながりを忘れつつあった高度成長期以降の日本人に大きな衝撃を与えました。

この記事では藤原新也さんのプライベートにフォーカスし、姪や結婚した妻など家族についてみていきます。

また小保方晴子さんのSTAP細胞騒動をめぐる発言や、自身とカメラの関係についても迫ります。

藤原新也の姪は有名人?結婚した妻ほか家族は?

藤原新也さんの写真家としての出発点は、1970年に『アサヒグラフ』に発表した『インド発見百日旅行』でした。

前年に訪れたインドでの体験を写真と文章でつづった放浪記であり、生と死がありのままに存在するインドで何を見て、何を思ったのかを記した心の記録です。


この連載は1972年に『印度放浪』として単行本化され、その死生観が圧倒的な力で若い世代の心をつかみ、若者たちのバイブルに。

1983年には『東京漂流』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞し、続いて今も静かに読み継がれるベストセラー『メメントモリ』を発表。

ラテン語で「死を思え」という意味のタイトルがつけられたこの本には、日本ではまず目にすることのないむきだしの死の光景が写し撮られています。

野良犬が人間の死体を食べる写真と、「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」というキャプションは一度は目にした方もいるでしょう。

これらの写真は、私たちが日頃ほとんど意識しない「今、生きていること」を強烈に思い起こさせるインパクトがありました。

藤原新也さんの姪について関心が寄せられているようです。

著作から姪がいることは明らかなのですが、残念ながら情報は出ていません。

SNSによると、数年前にテレビ番組で紹介されたことがあり、当時はニューヨーク在住でレストランのオーナーシェフを務めていたのだとか。

両親やきょうだいについてはインタビューで話すこともある藤原新也さんですが、自身の結婚や妻や子供に関してはほとんど明かしていません。

妻帯していると考えるのが自然なのですが、家族については謎に包まれていますね。

小保方晴子のSTAP細胞騒動をめぐる報道に苦言

2014年のSTAP細胞問題は記憶にも新しいところです。

疑惑の人物となったリケジョの星・小保方晴子さんと写真家・作家・旅人の藤原新也さんにどのようなつながりがあるのかと不思議に思う方もいるでしょう。

藤原さんは記者会見に出席し、小保方さんに質問を投げかけていました。

STAP細胞の論文の発表には、理化学研究所の国立研究開発法人指定に向けた圧力があったのではと問いかける藤原さんに、とまどいながらも否定した小保方さん。

さらに彼女の上司である笹井芳樹教授の自殺を受けて、この騒動とメディアの関係性について苦言を呈しました。

藤原さんは以前から、自分に仕事を依頼するメディアの人々が政権による目に見えない圧力を受けてストレスを抱えているのを感じていたそうで、それがこの先どんな形で発散されるかを危惧していたといいます。

笹井教授の自殺は、その矢先の出来事でした。

パパラッチのように小保方さんを追いかけ回したあげく、いかにも笹井教授と男女関係にあったかのような報道。

人々は笹井教授の自殺という事実のみでなく、その背後にあるメディアのあり方に目を向けるべきであり、歪んだメディアが殺人を犯すこともできるという現実を私たちは目の当たりにしていると警鐘を鳴らしています。

藤原新也のカメラへのこだわり

画家を志望し、東京芸術大学美術部に在籍していた藤原新也さん。

驚いたことに、インドへ向かうまでカメラは手にしたことがなく、その時は兄のアサヒペンタックスのSPを借りて行ったそうです。


道具としてのカメラのこだわりは格好がいいこと。

インテリアであれ、持ち物であれ、格好悪いものは苦手なのだそう。

カメラはひとつのアクセサリーという考えで、持っていてサマになるものが好きと述べています。

性能さえよければよし、というカメラはおそらくお好きではないのでしょう。

写真家というと、バックパックとカメラボックスを持って旅をしているイメージを思い浮かべがちですが、三脚やカメラボックスなども持たないそうです。

藤原さんいわく、機材をたくさん背負うのは誰もが一度は通る道で、そこから徐々にそぎ落としていくのだとか。

持っているか持っていないかわからないようなカメラが究極のカメラであり、そういう意味でお気に入りのカメラがリコーのGRなのだそう。

初代から愛され続けているロングセラーシリーズですね。

藤原さんは歴代のGRを使ってきたとのことです。

「死を思え」とは「人間はいつか死ぬことを忘れるな」という警句であり、『メメントモリ』は宗教要素のある、メッセージ性の強い
作品です。


中には少し苦手な方もいるかもしれませんが、置かれている状況によっては強烈に心に突き刺さる本でもあります。

日常の暮らしの中でつい忘れてしまいがちな「いつか必ず訪れる死」を、筆者も時には意識する努力をしてみたいと思います。

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