清水 隆行(しみず たかゆき)さんは仕事人的な雰囲気で玄人受けするいぶし銀の選手でした。
打撃面は高い評価を集めたものの、守備については肩の弱さがネックになっていたようです。
今回は清水隆行さんの守備や落合博満さんとの関係、現在の様子について見て行きましょう。
清水隆行の守備や肩の弱さは有名?
まずはたびたび話題になってしまう肩の弱さや守備について見て行きましょう。
外野手の見せ場と言えばダイビングキャッチや内野への送球(捕殺)がありますが、誰もがイチロー選手のように「レーザービーム」を放てるワケではありません。
中でも清水隆行さんは肩が弱いことでファンの間でも話題になっていました。
文字だけで説明するのは野暮なので、実際のバックホームを見てみましょう。
この動画を見る限り想像していたほどは弱くない印象ですが、浅い場所で捕球しているのにもかかわらず赤星選手がタッチアップしたのは肩の弱さが頭にあったからかも知れません。
結果的にホームでアウトにすることができましたが、内容は山なりの送球でワンバウンド。
また、人気ゲーム「実況パワフルプロ野球」シリーズでは肩のステータスが「G」と辛口の評価になっており、なぜか守備のステータスも評価が低く「F」にされていたのです。
この事もあって清水隆行さんと言えば「弱肩」と知られるようになりましたが、実際のところ守備に関しては俊足で守備範囲も広く、捕球やスローイングも平均以上のレベルでした。
ややイメージが先行している感もあり、数値で表すゲームの非情さを思い知らされますね。
清水隆行は落合博満の練習方法に注目していた
ここでは清水隆行さんが注目していた落合博満さんの練習方法を見て行きます。
落合博満さんのフリー打撃は少し独特だったらしく、内容は緩いボールを右方向から右中間、センターから左中間へと順番に打ち分けることを丁寧にしていたそうです。
落合博満氏、念願の巨人移籍。
中日からFA宣言して行った先は、長嶋茂雄監督の読売巨人軍でした。
推定年俸は3億6千万の契約でした。 pic.twitter.com/Nv8ZqkGaCT— レパード アルティマターボ (@LEOPARD_ultimat) August 31, 2020
これは緩いボールを引き付けて反対方向へ打つ感覚を確認したり、バッティングフォームが崩れていないかなどをチェックする意味合いがあったと言われています。
よくスポーツ紙など記事になる「柵越え〇本!」はあまり意味が無いそうですが、確かに打ちやすいボールを投げてくれる打撃投手の球を打っても得られる物は少ないですよね。
打ちにくい球を意識して狙った位置に打つ、これが落合博満さんから学んだ点かも知れません。
清水隆行の最高年俸は2億円を超えていた!
次はプロ選手のステータスであり評価の結果である年俸について見て行きましょう。
読売ジャイアンツの中では割と地味な印象の清水隆行さんですが、入団6年目の2001年には年俸が大台の1億円に乗っているなど球団から高く評価されていました。
チームの主軸として活躍していた2001年から2008年までは1億円以上の年俸をキープしており、中でも2006年は2億1,000万円というかなりの高額で契約を更改していたそうです。
現役時代の通算年俸は14年間で「15億3940万円(推定)」になり、単純に平均化しても年間1億、契約金や出来高を含めればもっと多くの収入があったのは間違いないでしょう。
もっとも、年俸は成績だけでなく所属する球団によっても左右すると言われており、清水隆行さんが在籍していた読売ジャイアンツの金払いの良さは球界でも有名ですよね。
成績以上に貰っているかは分かりませんが、待遇の良い球団に入ったのは間違いないでしょう。
清水隆行の結婚や現在について
最後にあまり語られていない結婚や現在の活動を見て行きます。
清水隆行さんはプライベートについて多くを語らないので家庭の話題は特に見当たらず、結婚した時期やお相手の女性に関する情報もあまり流れていませんでした。
数少ない公表された情報は嫁さんの名前が和葉(かずは)さんで年齢は1歳年下ということです。
子供は一男二女を授かっており、女の子の名前は茉吏(まつり)さんと咲吏(えみり)さんと言われていますが、2008年3月26日に生まれた長男の名前は明らかになっていません。
さて、そんな3児のパパである清水隆行さんは現在何をしているのでしょうか。
2011年から2015年シーズンまで読売ジャイアンツの打撃コーチを務め、2016年からは野球解説者として日本テレビ系やスポーツ報知、フジテレビTWOを中心に活動をしています。
清水隆行さんの解説は良くも悪くも当たり障りが無く、おだやかで丁寧な口調が良いですよね。
一方で母校である東洋大学「硬式野球部」の不定期臨時コーチに就任をしており、年の離れた後輩たちに自身の技術やプロでの経験を伝えられると喜んでいました。
様々な形で大好きな野球に携わり続け、更なる球界の発展に貢献してくれることを期待します。
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