若山セツ子の死因とは。病気の晩年。子供と夫の不倫スキャンダル。どんな性格?

1949年の大ヒット映画『青い山脈』に出演した、女優の若山セツ子(わかやま せつこ)さん。

清純派スターとして人気を博しましたが、わずか55歳で亡くなりました。

今回は若山さんに何があったのか、死因、病気の晩年について確認しましょう。

併せて子供と夫、彼女自身がどんな性格だったか見ていきます。

若山セツ子のプロフィール

本名:坂爪セツ子

生年月日:1929年6月7日

死没:1985年5月9日

身長:不明

出身地:東京府荏原郡目黒町中目黒(現在の東京都目黒区)

最終学歴:実践高等女学校

若山セツ子の死因は?

まず若山さんの死因を確認しましょう。

彼女は精神状態が不安定だったようで、1985年に調布市の山田病院に強制入院させられます。

それからわずか1か月後の5月9日、ガウンの腰紐を使って、病室で首吊り自殺を遂げました。


検視にあたった調布署の警部補は、若山さんが55歳には見えず、病院の職員に年齢確認したそうです。

彼女の実年齢は55歳だったものの、憔悴していたため、外見は80代の老婆のようでした。

遺体に歯はほとんどなく、全身は骨と皮だったそうです。

自殺当日、彼女は両手でカスタネットを振るような動作をくり返し、何かつぶやきながら廊下を往復していました。

日常的な行動パターンだったため、職員は気に留めなかったそうです。

しばらくすると看護師に「足が痛い」と訴え、注射を用意させました。

用意を終えた看護師が病室へ行くと、すでに若山さんは首を吊っていたそうです。

副院長が蘇生を試みると、彼女は息を吹き返しかけますが、結局亡くなってしまいました。

自殺のそぶりはなかったという若山さん。

何らかの苦痛を感じた結果、衝動的に首を吊ってしまったのかもしれません。

病気の晩年

若山さんは1946年、東宝ニューフェイスの1期生となり、翌年『四つの恋の物語』で女優デビューしました。

1949年には『青い山脈』で、丸メガネの女学生・和子役で人気を博し、同年に同じ東宝所属の谷口千吉監督と結婚。

しかし1956年、谷口さんが宝塚娘役トップ・八千草薫さんと不倫関係に陥り、若山さんは離婚。

事実上、夫に捨てられた若山さんは、1961年に病気で引退します。

具体的な病名は不明ですが、この時期から精神が不安定になっていたのでしょう。

1971年、週刊誌に注目され復帰すると、『お祭り銀次捕物帳』にレギュラー出演します。

しかし遠くをぼんやり眺める、神社に寝泊まりして撮影所に通うなど、奇行が目立ち始めました。

1973年の『婦系図 前後篇』を最後に引退。

姉と母を亡くすと、いよいよ精神状態が悪化し、入院したのです。

精神病棟で孤独に、不遇な晩年を送った若山さん。

病名ははっきりしませんが、うつ病や夢遊病など、複数の精神疾患を患っていたのでしょう。

若山セツ子の子供と夫

結婚生活が悲劇的な終わり方をした若山さんに、子供はいませんでした。

彼女の夫だった谷口千吉さんは、三船敏郎さんのデビュー作『銀嶺の果て』で知られる映画監督です。

最初の妻である脚本家の水木洋子さんと離婚後、17歳年下の美しい若山さんと再婚。

しかし八千草さんと出会った途端、あっという間に妻を捨てて再々婚したのです。

映画監督とスター女優の不倫劇は一大スキャンダルとなりました。


しかし監督自身は、「三度目の正直で、次の結婚は長続きする」と非情な発言をしています。

彼は後年、若山さんの精神が不安定になった原因は自分にあることを、いさぎよく認めました。

そして谷口さんと八千草さんは、おしどり夫婦として、50年間連れ添ったのです。

若山さんの不遇な晩年を思うと、やりきれない気持ちになる人は多いでしょう。

若山セツ子はどんな性格だった?

若山さんの具体的な性格がわかる記録はありません。

筆者の推測ではありますが、彼女は不器用な性格だった可能性が高いです。

大スターにはなったものの、スターダムに君臨し続けるほど、プレッシャーに強くはなかったのでしょう。

同時に、脇役に徹するほどの図太さや個性を持ち合わせてもいませんでした。

しぶとく生きることが難しい、繊細な女性だったのでしょう。

だからこそ夫のスキャンダルにショックを受け、身内の死に絶望し、立ち直れなくなってしまったのかもしれません。


彼女を心から支えてくれるパートナーや友人がいなかったのも、最大の不幸だったといえるでしょう。

せめて天国で幸せになっていることを祈りつつ、彼女の代表作を観て思いを馳せるファンが増えて欲しいものですね。

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