『前略おふくろ様』や『北の国から』など数々のヒットドラマを生んだ脚本家の倉本聰(くらもと そう)さん。
80代になっても、自宅で精力的に執筆を続けてきました。
今回は倉本さんの自宅が杉並区という情報を確認します。
併せて倉本さん監修の富良野市にあるレストラン、私塾「富良野塾」の現在に迫ります。
倉本聰のプロフィール
本名:山谷馨(やまや かおる)
生年月日:1934年12月31日
身長:不明
出身地:東京都渋谷区
最終学歴:東京大学文学部美学科
倉本聰の自宅は杉並区?
まず倉本さんの自宅が東京都杉並区にあるのか確認します。
倉本さんは裕福な家庭に生まれ、渋谷区代々木の大邸宅で過ごしました。
4歳の時に杉並区の善福寺へ転居。
杉並区の自宅は、西荻窪にある東京女子大学のちょうど裏側にある邸宅だったようです。
倉本さんは1977年に北海道富良野市へ移住しており、以降は杉並区に暮らしていません。
ただし杉並区は幼少期に過ごした思い出深い土地のためか、自宅は引き続き所有しているようです。
またドラマ『やすらぎの郷』では、かつて暮らした善福寺にある「善福寺公園」が登場しました。
杉並区の善福寺公園。ここは、倉本聰さんのドラマ「やすらぎの郷」で菊村栄(石坂浩二さん)の出身地。色づいてのどかでした ^^ pic.twitter.com/Qpz0kZ4ubf
— 唐木ちえみ (@chiemikaraki922) November 29, 2017
善福寺公園は東京都心にありながら、非常に自然豊かな土地で、野鳥の姿を楽しめるとのこと。
今日はカワセミさんも、やって来ました!
善福寺公園! pic.twitter.com/6HLILSZAgW— 道東フェッチ (@doutou_fetch) January 13, 2020
さらに自宅の真裏には、東京女子大学があります。
大学のキャンパス内には自然が多く、善福寺公園からも近いため、散策に最適な場所です。
富良野市の自然を愛する倉本さんにとって、都心にもかかわらず自然が残る杉並区は、思い入れ深い土地だったのでしょう。
〖東女近くのおすすめスポット①💫〗
✔️善福寺公園
東女のすぐ近くにある公園です!
ボートに乗ったり、時期によっては野鳥や花を眺めたりとゆっくりとした時間を過ごせます!
井の頭公園よりも落ち着いた、知る人ぞ知る穴場です🙌#春から東女 #春からtwcu pic.twitter.com/Jax7LXHsgJ— スポーツチャンバラ颯剣会東京女子大学支部 (@spochantwcu) April 11, 2021
ちなみに倉本さんの父・山谷太郎は『野鳥歳時記』を執筆し、「日本野鳥の会」に参加した野鳥愛好家です。
山谷さんは野鳥の多い杉並区善福寺で日常的に野鳥を観察し、楽しい日々を送っていたのでしょう。
今では「北海道民」のイメージが定着している倉本さんですが、杉並区は富良野市の次に特別な場所なのかもしれませんね。
富良野のレストランを監修
倉本さんは、富良野市にあるレストランを監修しています。
新富良野プリンスホテル内のフレンチレストラン「ル・ゴロワ フラノ」は、北海道産の食材にこだわったメニューを提供。
倉本さんは店舗デザインとメニューの監修、さらに店舗の命名とロゴデザインなどを全面的に手がけました。
さらに店内には、倉本さんが描いた点描画も飾られています。
ル ・ゴロワ フラノ
本当に多くの方に知って貰いたい。
落ち着いた店内。壁には倉本聰さんの点描画が飾られています。#ルゴロワ #ルゴロワフラノ #富良野 #倉本聰 #新富良野プリンスホテル #表参道 #大塚シェフ #道産食材 pic.twitter.com/XkvuiT25EL— tsu_yopon:働く男 (@tsu_yopon) July 15, 2018
ル ・ゴロワでは、生産者への敬意を第一に考え、素材の味を活かすために妥協しないメニューを考案。
パスタを例にすると、小麦の生産者へ敬意を表し、茹で方と硬さを試行錯誤するそうです。
試作をくり返す過程にも、倉本さんが立ち会いました。
監修や装飾のみならず、試作にまで立ち会ったことから、レストランへの熱い思いが伝わってきますね。
さらに倉本さんの提案で、厨房内に薪釜を設置し、熾火による新調理法を採用したそうです。
熾火を活かして、じっくり焼き上げた肉料理は、素材のうまみが引き立つとのこと。
単なる監修者の立場に甘んじず、シェフとも試行錯誤を重ねる倉本さんは、飲食業界でも重鎮として扱われているようですね。
富良野塾の現在
倉本さんが、脚本家と俳優の養成所として設立した私塾「富良野塾」。
演劇人を目指す人々が、富良野市で2年間の共同生活を送りながら、脚本の執筆や演劇の稽古に励む塾です。
授業料は無料で、塾生は農家に頼まれた農作業に従事することで生活費を稼ぎます。
仲間と切磋琢磨しながら、演劇活動と農業にいそしむ日々は、なかなか貴重な時間になりそうですね。
著名な卒業生の中には、小説『しんせかい』で芥川賞を受賞した山下澄人さんがいます。
卒業生は380人に上りましたが、2010年、25期生の卒業を最後に閉塾しました。
2006年からは、卒業生の演劇集団「富良野GROUP」に活動が継承されています。
さらに2009年、同じく卒業生による演劇集団「富良野塾OBユニット」が活動を開始。
地域や学校での演劇ワークショップやパントマイム劇などを、随時開催しているようです。
富良野塾OBユニットによる公演「みずのかけら」。
心がほっこりする劇でした☺️
今日のR237ツアーは、三浦綾子記念文学館での、ドッロドロの『氷点』からのスタートだったので、このお芝居で締めくくれたのは、精神衛生的にも良かったです(^-^)満席でした!#R237#富良野演劇工場 pic.twitter.com/1xGs3unpzo
— 難波真実(三浦綾子記念文学館 事務局長・北海道旭川市) (@MasachikaNamba) October 28, 2018
Furano Drama Players
Under-18 1st ACT
「ピンボケ青春 Dreamer」
3月7日14時 開演 富良野演劇工場おかげ様で満席となりました。
あとは明日の本番
どんな芝居が立ち上がってくるのか
楽しみに待つのみ。 pic.twitter.com/7VpNvvvrHn— 富良野塾OBユニット (@fns_ob_unit) March 6, 2021
若手の脚本家や俳優など、後進の育成に尽力してきた倉本さん。
彼の志を継いだ演劇人たちが、さらに後進を育てることで、富良野塾の精神は受け継がれ続けることでしょう。
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