徳富蘇峰のイケメン画像。思想転向、蘆花と不仲?子孫と家系図。大竹まことに似てる

明治から昭和にかけて、思想家・ジャーナリストとして活動した徳富蘇峰(とくとみ そほう)。

イデオロギーにこだわらず、与謝野晶子や渋沢栄一など多分野の人々と幅広く交友した自由人でした。

今回は蘇峰について、若い頃の驚くべきイケメン画像をチェックしたうえで、思想転向についてまとめます。

また作家の弟・徳冨蘆花との不仲説も確認。

さらに子孫を家系図でチェックしつつ、蘇峰が大竹まことさんに似ているという情報に迫ります。

徳富蘇峰のプロフィール

本名:徳富猪一郎(とくとみ いいちろう)

生年月日:1863年3月14日(文久3年1月25日)

死没:1957年11月2日

身長:不明

出身地:肥後国上益城郡杉堂村(現在の熊本県上益城郡益城町上陳)

最終学歴:同志社英学校中退(同志社大学の前身)

徳富蘇峰のイケメン画像

まず蘇峰の若い頃のイケメン画像を確認しましょう。

ネット上には、蘇峰が歴史上の人物の中でも、かなりイケメンという声があります。


実際に彼が若い頃の画像を確認すると、確かに現代風のイケメンだったことがわかりました。

蘇峰が俳優のディーンフジオカさんに似ているという声もあります。

確かに2人は同じ面長タイプのイケメンのため、やや似ているかもしれませんね。

ちなみに2013年の大河ドラマ『八重の桜』では、イケメン俳優の中村蒼さんが蘇峰を演じていました。

中村さんもかなりのイケメンとはいえ、丸顔タイプのため、実際の蘇峰とはあまり似ていない印象です。

顔の印象だけで役者を選ぶなら、ディーンさんの方が蘇峰役に合っているかもしれませんね。

徳富蘇峰の思想転向

蘇峰が日清戦争をきっかけに、思想を転向したことは有名なエピソードです。

自身曰く、「平和主義から帝国主義に進化」したといいます。

彼の目的は日本が文明化し、西欧諸国のように進歩することで、独立国家を形成することでした。

元々蘇峰は自身が設立した「國民新聞(のちの東京新聞)」において、対立ではなく平和の重要性を訴えていました。

しかし「世界の大勢」の変化により、彼の平和主義は挫折し、結果的に朝鮮出兵を支持し開戦論者となるのです。

彼の行為は明らかに思想の「転向」でしたが、自身は「進化」と肯定的な言葉で表しました。

自分の考えは方向転換ではなく、あくまで進化しただけと主張したことから、負けず嫌いな性格がうかがえますね。

弟・徳冨蘆花とは不仲

蘇峰の弟・徳冨蘆花は、明治期に活躍した文豪です。

ベストセラー小説『不如帰』や、自然描写で知られる『自然と人生』が代表作。

文学史に名を残す蘆花ですが、どうやら兄の蘇峰とは不仲だったようです。

彼らの苗字を見てみると、蘇峰は「富」、蘆花は「冨」と漢字が異なっています。

兄弟の本名は「徳冨」の表記でしたが、なぜ違いが生じたのでしょうか。

徳富記念園の館長・藤川博昭さんは、「両者が親しんだ学問によって漢字に違いが生じた」と推測しています。


漢学に励んでいた蘇峰は正字「富」を使うべきという知識に基づき、「徳富」と名乗ります。

一方蘆花は英語の勉強に専念していたため、正字の知識がなく、単純に本名の「徳冨」を使用したということのようです。

ただし兄弟は非常に不仲だったため、だからこそ「名前に違いをつけたい」と考えていた可能性もあるといいます。

とくに蘆花は蘇峰に対して幼少期から劣等意識があったため、兄とは異なる苗字を使いたがった可能性が高そうですね。

成人後も兄弟で思想上の対立が顕在化し、蘇峰が国粋主義に傾くと、蘆花は兄と決別しています。

最終的に、蘆花が亡くなる直前、兄弟は和解を遂げました。

彼らの苗字には後世まで、対立の名残が残ってしまいましたが、本人たちが和解できた点は救いといえますね。

子孫を家系図で確認。軍人が多数

蘇峰の子孫を家系図で確認しましょう。

彼は妻の静子との間に、4男6女をもうけています。

長男・太多雄(ただお)は海軍少佐となり、蘇峰の孫にあたる3男2女をもうけました。

太多雄の長女・静子は海軍政務次官の息子と結婚、長男・敬太郎は海軍大尉になります。

また次男・剛二郎は宮崎大学農学部の教授となり、三男・太三郎は陸軍少尉となりました。


海軍を中心とし、軍隊に人脈がある家系ということがうかがえますね。

ただし太多雄の二女・久子は、カント学者の浜田義文の妻となります。

夫婦は、蘇峰のひ孫にあたる2男1女をもうけました。

長男は筑波大学の教授、二男は税理士、長女はバイオリニストになったといいます。

蘇峰の子孫たちは多分野で活躍していることがわかりましたね。

徳富蘇峰は大竹まことそっくり

ちなみにネット上には「蘇峰がタレントの大竹まことさんにそっくり」という情報がありました。

晩年の蘇峰の顔は、確かに顔の骨格と細い目が、大竹さんによく似ています。

2人は親戚ではないものの、まるで血のつながりがあるかのように思えますね。

若い頃はディーンフジオカさんに似たイケメンでしたが、晩年はまったく異なる印象の顔になりました。


有名人によく似た蘇峰の画像を楽しむことから、気軽に思想や日本史の勉強を始めてみるのも悪くないかもしれません。

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