栗本薫(中島梓)の死因はがんの転移。息子と夫、弟が性格に影響?

活動フィールドの多彩さや超人的な執筆スピード、またクイズ番組での活躍などから才女と呼ばれた栗本薫(中島梓) さん。

56歳という若さでの訃報に驚いた人も多かったのではないでしょうか。

90年代に乳がんを患っていますが、死因はなんだったのでしょう。

がんの転移があったのでしょうか。

あわせて息子・弟・夫について、また夫が語る栗本さんの性格についてまとめました。

栗本薫の死因はがんの転移

最後の最後まで「1文字でも多く書き続けたい」と言い、病室にパソコンを持ち込んで文章をつづっていた栗本薫さん。

衰弱してキーを打てなくなると、今度は手書きで文字を書き連ねていたそうです。

体調に異変が起きたのは2007年10月でした。


全身に激しいかゆみを感じて近所のクリニックを受診すると、黄疸という診断。

深刻な病気の可能性があるため大学病院に行ってくださいと医師に言われ、大学病院でさまざまな検査を受けることに。

そこで告知された病名は下部胆管がんでした。

2007年12月19日、栗本さんは国立がん研究センター中央病院で手術。

術後の病理検査の結果から、病名が下部胆管がんからすい臓がんに変わります。

下部胆管のがんは、すい臓からきているケースが少なくないそうです。

どのみち手術で下部胆管とすい頭部、十二指腸は切除していました。

手術は無事に終わったものの、すい臓がんは再発率が高い難治がんのひとつ。

退院後は抗がん剤治療をはじめますが、やがてがんが肝臓に転移。

公式サイト「神楽坂倶楽部」の日記は2009年4月28日が最後になりました。

意識を失ったのは5月17日で、息をひきとったのは5月26日です。

死因はすい臓がんと公表されています。

絶筆となったのは闘病をつづった『転移』でした。

すい臓がんは栗本薫さんにとって初めてのがんではなく、1990年12月に乳がんが見つかり、摘出手術を受けていました。

この時は幸いにも転移は認められず、数年たつと検診にも行かなくなってしまったそうです。

乳がん体験を記した『アマゾネスのように』も上梓しています。

栗本薫の息子・弟・夫はどんな人?

夫の今岡清さんとの間にもうけた息子は今岡大介さんといいます。

大介さんに関しては情報がほとんどありませんが、栗本薫さんは1982年10月より『象印クイズ ヒントでピント』を産休のため一時的に降板していることから、1982年10月から翌年にかけて出産したと推測できます。

栗本さんの電子書籍の出版や著作に関わるマネージメントを行う天狼プロダクションのHPをみると、代表取締役に今岡清さん、取締役に今岡大介さんの名前が確認できます。

『息子に夢中』をはじめとするエッセイも刊行していますね。

一方、『弥勒』は重度の精神障害者だった弟をめぐる葛藤を描いた私小説。

裕福な家庭の長女として誕生し、何不自由なく育った栗本さんですが、不幸なことに弟は生後まもなく重い障害を抱えてしまいました。

本当は秀才だったのに、お姉ちゃんに全部持っていかれちゃったね、と作中の母は口癖のようにつぶやきます。

どうしても弟を中心に回らざるを得ない家族。


障害者であるがゆえに母の愛情を独り占めする弟。

弟に対する憎しみや嫉妬、羨望などが赤裸々に描かれています。

後述しますが、後年の栗本薫さんの尋常ではない創作欲は、少女期の家庭環境が影響しているとみる向きが強いですね。

夫の今岡清さんはかつて早川書房の社員で、『S-Fマガジン』の6代目編集長でした。

翻訳家としては『ハッカーを追え!』などの訳書があります。

もともと妻帯者であり、栗本さんは担当する作家の一人。

二人の交際はスキャンダルになり、1981年に今岡さんは妻と離婚して栗本さんと再婚。

栗本さんの活動を支えるため早川書房を退社したのは1992年でした。

子供時代の体験が性格に影響を与えた?

約30年間の執筆活動で、新刊だけで400冊以上の著作を発表し、舞台演出家やミュージシャンの顔ももっていた栗本薫さん。

その性格は「病的なほどエネルギッシュ」「書いていないと死んでしまうような人」などと関係者に評されていますね。

夫の今岡清さんは、創作活動をすることで自分を保ち続けていたのではないかと分析。

栗本さんには多重人格のような傾向があり、内面にいくつもの側面が潜んでいたそうです。

たとえばクイズ番組でみせる明るい一面や、少女時代の抜きがたいトラウマに苦しむ壊れやすい一面です。

たとえ両親から愛情を注がれていたとしても、両親と弟の強い絆からはじき出されたという疎外感はあったはずで、そうしたネガティブな感情を創作で埋め合わせていたのではないかと今岡さんは述べています。

没後10年にあたる2019年には、栗本薫さんゆかりの本が相次いで出版されました。

今岡さんはエッセイ『世界でいちばん不幸で、いちばん幸福な少女』を発表。


意味深なタイトルは、幸運にも才能には恵まれたけれど、その反面、いつも生きづらそうに居場所を探していたという意味をこめたもの。

いちばん近しい存在といえる夫がこう言うのですから、その生涯は常に不安や孤独感がつきまとっていたのではないでしょうか。

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