篠田節子、夫との円満な結婚生活。家族、母との関係。自宅は八王子&長女たち

恋愛、音楽、介護、宗教など多彩なテーマの作品群で読者を魅了してきた直木賞作家の篠田節子(しのだせつこ)さん。

今回は篠田さんのプライベートに注目します。

夫はどんな方で、どんな出会いから結婚に至ったのでしょう。

また実家の家族や母の介護生活、八王子の自宅、「長女」で検索される理由についても取り上げます。

篠田節子の夫はどんな人?円満な結婚生活

作家生活30年を迎えた2020年、紫綬褒章を受章した篠田節子さん。

デビュー作となる『絹の変容』が小説すばる新人賞に輝いたのは35歳の時で、当時は八王子市の職員でした。

篠田さんは東京学芸大学卒業後、八王子市役所に勤務。

仕事関係の勉強会で出会った男性と26歳の時に結婚しています。


夫は4歳年上の都庁職員。

篠田さんは結婚後も仕事を続け、小説教室に通いながら文学賞に挑戦。

小説すばる新人賞を受賞して作家デビューが決まると、迷うことなく職員の仕事をやめました。

とはいえ、当時はバブルの全盛期。

もし昨今のような出版不況の時代だったら二足のわらじをはいていたはず、と語ります。

公務員の夫の支えにはずいぶん助けられたそうです。

夫については、残念ながら詳しい情報は出ていません。

4歳年上ということから、すでに完全なリタイア生活を送っているとも考えられますね。

妻が小説家になったことで、夫としては気が楽になったのではないか、と笑う篠田さん。

夫は若い頃、趣味のテニスの遠征にでかけることが多かったそうです。

そのたびに妻からは「今度はどこに遠征?」などとチクリとする一言が。

お互いに夢中になれるものをもっていれば、こうした小言を聞かされることもなくなって、円満に過ごせるというわけですね。

篠田節子の家族と母との関係

篠田節子さんに子供の情報はありません。

もし子供がいるとすれば、たとえ名前や生年といった個人情報は非公開でも、インタビューで子供の話題がでてきそうなもの。

しかし夫についての発言はあっても、子供について触れているのを少なくとも筆者は見たことがありません。

また逆に、子供がいないことを示す発言も見たことがないので、家族構成は不明です。

篠田さんは、ご本人の言葉を借りると「堅すぎるほど堅い」両親のもとで一人っ子として育ちました。

看護師だった母との関係は、あまり良好とはいえなかったようです。

母は他人に心を許さない性格で、自分がお腹を痛めて産んだ娘は自分に属すると考えるタイプ。

子供を支配することが愛情と思い、一人っ子の篠田さんに執着しました。

篠田さんは子供の頃から「あなたの味方はお母さんだけ」と言われ続け、早く独立したいと思っていたそうです。

1998年頃に母が認知症と診断されて以来、介護を続けてきた篠田節子さん。

母に代わって家事をしていた父は、ある日、買い物帰りに交通事故にあい、7か月の入院の末に2014年に他界。


在宅介護は、母が暮らす徒歩圏内の実家へ篠田さんが通う形で約20年続きました。

その後は介護老人保健施設、グループホームを経て精神科病院の認知症病棟へ。

認知症の症状の出方にもよりますが、もともと他人と交わることが嫌いで、拒絶感が強い性格の母。

家族以外の人間の世話を受けるのを拒むために、施設選びには苦労したようです。

さらに、母が施設へ入所してやっと一息つけると思った矢先に、追いうちをかけるように自身の乳がんが発覚。

2019年に刊行した『介護のうしろから「がん」が来た!』は、介護と同時進行の乳がん闘病をユーモアたっぷりの筆致でつづったエッセイです。

認知症の家族と向き合う介護者は、キレやすい親分のご機嫌をとる舎弟と同じと語る篠田さん。

介護者がストレスを抱えてうつやがんを発症してしまうケースもめずらしくありません。

孤立せず、抱え込まず、自分の心を介護から切り離す時間をつくることは必要ですね。

篠田節子の自宅は八王子

生まれてからずっと八王子に住んでいる篠田節子さん。

これまで八王子市内で何度か転居しており、子供の頃に過ごした自宅は中心部の商業地区にありました。

八王子は織物の街としても有名で、篠田さんの実家も戦前は大きな機(はた)織りの店を営んでいたそうです。

その後は結婚などで引っ越しをくり返し、自宅はだんだん奥まった地域に。

コロナ禍以降はほとんど自宅にいることが多く、取材はもっぱら本やネットに頼る日々。

自宅周辺はどんどん宅地化が進んでおり、木は伐採され、雑木林も姿を消してしまったそう。

八王子はどういう街をめざしているのか今ひとつわからないと地元愛をのぞかせています。

長女の篠田節子による『長女たち』

前述のように、篠田節子さんに長女がいるかどうかは不明です。

「長女」で検索されるのは、 2014年に発表した小説『長女たち』と、篠田さん自身が一人っ子の長女であることが関係していると思われます。

三つの短編の主人公は、母親を介護するために仕事をやめた直美、仕事に邁進して父親を孤独死させたことを後悔する頼子、糖尿病の母親に腎臓を提供するべきか悩む慧子の3人です。

彼女たちはいずれも社会の中で自立した独身の長女たち。

やはり親が最後に当てにするのは実の娘で、たとえ兄がいたとしても長女なのでしょうか。

「娘だから面倒をみてくれて当たり前」という気持ちが親にある一方で、当の彼女たちにしてみれば、家族の負担を1人で背負う理不尽がのしかかります。

とはいえ、親への愛情がないわけではなく、見捨てるわけにもいかず、でも足は引っ張ってほしくない。

義務感、責任感、罪悪感に押しつぶされそうな長女たちの苦悩が浮き彫りにされています。

実感がこもるのは、著者自身が当事者だからでしょうか。

眠っている母を見ながら、このまま逝ってくれればいいのにと思うこともあるという篠田節子さん。


いまだ母に対してはわだかまりがあるようで、「義務感で介護している」と明かす冷静さに驚かされます。

介護を通して親子の絆を再確認できる人は幸せなのかもしれませんね。

複雑な関係の親子をサポートする介護サービスの必要性を感じます。

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