直木賞作家として知られる小池真理子(こいけ まりこ)さん。
2022年で70歳となりますが、小説家の中では非常に美しい女性として評判です。
『知的悪女のすすめ』でエッセイストデビューした当時など、若い頃はさらに美しかったのではないでしょうか。
美人作家である小池さんの現在と若い頃について、またその後直木賞を受賞した際の詳細、あまり知られていない生まれた土地のこともご紹介します。
小池真理子のプロフィール
本名:藤田真理子
生年月日: 1952年10月28日
身長:不明
出身地:東京都中野区
最終学歴: 成蹊大学文学部英米文学科
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小池真理子の現在
小池さんは2020年1月、最愛の夫で同じく直木賞作家の藤田宜永(ふじた よしなが)さんをがんで亡くしています。
しかしその後、作家活動にブランクが生じたかと言えば、そうでもありません。
2020年6月からは朝日新聞にエッセイ「月夜の森の梟」の連載が始まるなど、夫の死を乗り越え、さらにコロナの影響下でも精力的に活動している様子です。
筆者としてはおしどり夫婦だった小池さんと藤田さんの様子や、小池さんが寄稿する文章の内容からしても、今後再婚はせずに藤田さんへの思いを胸に前進していくのではと考えています。
美人作家・小池真理子の若い頃
若い頃の小池さんは、今でも美人な姿から想像するとかなりモテたのではないかと推測できます。
ただし、経歴自体は比較的地味です。高校時代から学生運動に参加するほか、大学では哲学研究会に所属しており、いわゆるキラキラした青春を送ったわけではないことをご自身が仰っています。
ただし外見はやはりかなりの美人で、成蹊大学在学中の容姿は「成蹊のクレオパトラ」と評されました。
今週の週刊文春に
わたしの最も尊敬する小池真理子先生の二十歳の時の写真が掲載されてました。
成蹊のクレオパトラ、まさしく!
お美しい。
先生に一生ついていく所存。
美人で文才もあるなんて、、、— 木のキリン (@kirinmadeofwood) January 8, 2015
エッセイストデビューし、いわゆる「知的悪女」としてセンセーションを起こしたのは、25歳のときでした。
勤めていた出版社を退職してフリーランスの編集者になったとき、直営業して自ら企画した『知的悪女のすすめ』を発表して注目を浴びます。
しかしマスコミから悪女のレッテルを貼られるようになり、本人は大変恐怖を感じていたようです。
見た目や実際の作風以上に、マスコミの過剰な表現によって、妖艶な美人作家のイメージが世間に植え付けられていったのではないでしょうか。
小池真理子の直木賞受賞の詳細
エッセイストとして活躍していた小池さんが小説家に転身したのは、1985年、『第三水曜日の情事』でのデビューがきっかけ。
その後は順調にミステリーやサスペンス、さらに恋愛小説など幅広いジャンルの作品を発表していきます。
1990年に夫婦で軽井沢に移住した小池さん。
その4年後の12月、自宅でバッハのマタイ受難曲を聴いていた際に、浅間山荘事件をモチーフにした新たな小説のインスピレーションを受けたそうです。
当時長野県に住んでいなければ、おそらく浅間山荘を扱った傑作は生まれなかったかもしれません。
こうして怒涛の勢いで書き上げた小説『恋』は1995年に刊行され、第114回直木賞を受賞、のちにドラマ化もされました。
面白いのは、この第114回直木賞には、夫の藤田さんも短編『巴里からの遺言』で同時にノミネートされていたことです。
本来であれば破局しかねない状況とはいえ、2人は別居することもなく、関係を維持し続けていたことからも仲睦まじい様子がわかりますね。
小池真理子の生まれ、生い立ち
これまで見てきた通り、小池さんは夫の藤田さんと移住した長野県軽井沢ゆかりの作家として頭角を現していきました。
しかし元々、生まれ育った土地についてはあまり知られていませんね。
小池さんが生まれたのは東京都中野区です。
しかしその後は大田区立久原小学校へ進学。
さらに父の転勤で兵庫県、宮城県と引っ越しを繰り返しています。
そのため生まれた土地である中野には、さほどの思い入れはないかもしれません。
転勤を繰り返す父は読書家で、ロシア文学やドイツ文学の蔵書が数多くあったため、小池さんは引っ越し先でこれらの本を読み始めました。
引っ越しが多く大変なこともあったと思われますが、支えとなっていたのが文学だったのでしょう。
東京、兵庫、宮城という土地で読書に励んでいた小池さん。
軽井沢だけではなく、すべての土地での経験が、小池文学を形成するうえで必要な土台となったのかもしれません。
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