パワフルでちょっと悪めの笑顔がカッコ良かった安岡力也(やすおかりきや)さん。
1980年代には大ヒットしたバラエテイ番組「オレたちひょうきん族」で、ホタテマンを演じて若い世代からも人気を得ました。
しかし徐々に体調を崩し、最後は肝臓疾患が原因でこの世を去ったそうです。
今回は安岡力也さんの病気と死因などについて見ていきましょう。
安岡力也のプロフィール
本名:リカルド・ニコ・バレンティーノ
生年月日:1947年(昭和年)7月19日
死亡年月日:2012年(平成16)4月8日
身長:187cm
出身地:イタリア・ジェノヴァ又は宮城県仙台市
最終学歴:国士舘大学卒業
所属事務所: 長良グループ
安岡力也の最後
俳優だけでなくグループサウンズ「シャープ・ホークス」のボーカルとしても活躍した、安岡力也さん。
並行して、キックボクシングもしていたといいます。
イタリアのマフィアだった父と日本人の母の下に生まれたこともあり、体格も立派で貫禄は十分。
気が短く、よく喧嘩もして勝っていたそうです。
このように安岡力也さんと言えば、強いイメージですよね。
しかし2012年に65歳という比較的若い年齢でこの世を去ってしまいました。
最後は100キロあった体重が70キロまで落ちてしまったそうです。
親族に看取られ、亡くなる2日前には「俺、負けたな」という言葉をつぶやいたそうです。
そして最愛の息子・安岡力斗(やすおかりきと)さんに「お前は俺のエンジェルだ」と伝えた言葉が最後に。
「オレたちひょうきん族」でホタテマン役を演じてから子供たちに大人気になった安岡力也さん。
安岡力也氏のフィギュアも作れるよな。 https://t.co/REquXSNG3Z pic.twitter.com/z0epXWmElf
— らいとR (@raitor89061) September 24, 2021
本人もそれから子供が好きになり、結婚して息子が誕生してからは愛情を一心に注ぎました。
安岡力也さんには娘もいましたが、離婚後の親権は息子の力斗君だけだったそうです。
しかし、娘さんは結婚してハワイで息子・力也(りきや)君を産んでいます。
孫に自分の名前を付けてもらえるなんて、安岡力也さんは幸せ者ですね。
安岡力也の死因となった病気
安岡力也さんが亡くなった1番の原因は肝臓の病気にありました。
1990年代後半から肝臓に疾患がポツポツと見つかり始めたそうです。
そして、安岡力也さんは間も無く肝臓がんと診断されました。
最初に肝臓がんと診断された時は、短期間の入院ですぐに仕事にも復帰。
しかし間も無く体調が悪くなり、長期の闘病生活に入ります。
その原因の一つは、C型肝炎ウイルスを排除するためのインターフェロン治療でした。
この治療は副作用が強く出て、全身が痛くなるそうです。
もう一つはそれと並行して、難病のギランバレー症候群にかかってしまったことです。
この2つの治療を同時に行うことで、安岡力也さんはろくに動けない日々が続いてしまったといいます。
ギランバレー症候群はなんとか克服しましたが、肝臓はもう機能できなくなっていました。
2010年に肝硬変、そして肝細胞がんと診断されたのです。
安岡力也さんは愛する息子の力斗さんから肝臓の64%をもらう、生体肝移植手術を受けました。
手術は大成功に終わり、これで父も元気になってくれると力斗さんも喜んだそうです。
安岡力也危篤か…。
散々好き勝手したあげく肝臓いわして息子の肝臓の60%以上を移植でもらって難病発症か。壮絶だな。
でもそうまでして肝臓を差し出す息子、支える周囲。人間的魅力に溢れた人なんだろうか。回復をねがいます。 pic.twitter.com/sl9jizK3— りょんた (@ryoncya) April 7, 2012
しかし、がんが骨に転移していることが発覚。
生体肝移植を受けてから2年後に、もう手の施しようがないと医師に告げられました。
そして2012年4月8日に、安岡力也さんは64歳でこの世を去ってしまったのです。
安岡力也が罹患したギランバレー症候群とは
安岡力也さんが罹患したギランバレー症候群とは、どのような病気なのでしょうか。
これは、10万人に1人が発症するといわれています。
おもに脳や脊髄から全身にめぐっている、筋肉を動かす末梢神経に障害が起こるのです。
そして、手足が麻痺してから数日で手足が動かなくなっていくという恐ろしい疾患。
喉の炎症や胃腸炎などの、ウイルスや細菌の感染から起こる病気にかかった後に発症することが多いようです。
重症になると、手足の麻痺がひどくて1人では歩行が困難になります。
そして、10%強の人は呼吸するのに使う筋肉にも麻痺が起こって人工呼吸器が必要に。
その他にも自律神経障害を伴ったりし、命に関わることもあるようです。
C型肝炎ウイルスの治療中に、異変があったものの非常に我慢強かった安岡力也さん。
無理をして、ギランバレー症候群だと分かった時には症状がかなり進行していたそうです。
やっとの思いでこの疾患を克服しましたが、持病の肝臓疾患が今度はさらに悪さをしてしまったということになります。
安岡力也の肝臓疾患は酒が原因
安岡力也さんが肝臓を悪くしたのは、やはり過度の飲酒が原因だったようです。
一晩で日本酒6升飲む安岡力也 pic.twitter.com/E7vRrZAnTN
— 徳川龍之介 20時までの短縮営業中 (@binbinstory) January 25, 2015
人を集めてお酒を飲んでワイワイ楽しむのが大好きだったといいます。
そして安岡力也さんのイメージ通り、お酒の飲み方は豪快だったようです。
夜の店には、なんと毎晩繰り出していたといいます。
そしてアイスペールにウイスキーやテキーラなどの、アルコール濃度の高い酒をミックス。
それを一気飲みしていたら、肝臓にツケが回ってくるのは当然です。
医師からは飲酒をやめるように指導されていましたが、どうしてもお酒を飲んでしまっていたそうです。
大好きでどうしてもやめられなかったお酒で、安岡力也さんは命を縮める結果となりました。
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