荒木陽子の死因は子宮肉腫。遺体を撮影した夫・荒木経惟。子供代わりの猫

大手広告代理店の電通社員を経て、エッセイストとなった荒木陽子(あらき ようこ)さん。

写真家・荒木経惟(あらき のぶよし)さんの妻であり、夫婦での共著『東京日和』は映画化もされました。

陽子さんは42歳の若さで亡くなってしまいましたが、死因は子宮肉腫だったとされています。

病気の詳細を確認しつつ、妻の遺体を撮影した、夫の経惟さんの心境に迫ります。

また子供がいなかった夫婦が、代わりにかわいがっていた猫について確認しましょう。

荒木陽子のプロフィール

本名:荒木陽子(旧姓:青木)

生年月日:1947年5月17日

死没:1990年1月27日

身長:不明

出身地:東京都

最終学歴:東京都立白鷗高等学校

荒木陽子の死因は子宮肉腫

「アラーキー」の愛称と黒い眼鏡でおなじみの写真家・荒木経惟さん。

美しい妻の陽子さんは、彼にとって理想的な被写体でした。

ヌード写真の他、妻が作った料理をエロティックに撮影して話題を呼んだこともあります。

夫婦で『10年目のセンチメンタルな旅』『東京は、秋』などの共著も発表。

深い愛情で結ばれた、アーティスト夫婦だったことが分かりますね。

しかし陽子さんは子宮肉腫により、1990年1月27日に42歳の若さで亡くなりました。

子宮肉腫は子宮に生じる悪性腫瘍で、子宮がん肉腫、子宮内膜間質肉腫、子宮平滑筋肉腫などがあります。


閉経後の女性が多く患う病気で、不正出血や腹痛といった症状が出るとされています。

陽子さんの場合は子宮がん肉腫だったようで、闘病もむなしく亡くなってしまいました。

ただ入院して治療に専念した後、一時回復して退院したことがあったそうです。

退院後は以前以上に愛情を込めて、夫の経惟さんに料理を振る舞ってくれました。

残り時間が少ないことを悟っていたためか、夫のために心を込めておいしい料理を作っていたのでしょう。

経惟さんは妻の最後の愛情表現である料理を、夢中になって撮影しました。

あと少ししか一緒にいられない最愛の人の気配を永遠に残すため、1つひとつの料理を丁寧に切り取ったのです。

妻の死後は、彼女が愛用したワイングラス、夫婦で使ったスニーカーなども撮影。

陽子さんの生前も死後も、彼女が使ったものを彼女自身の一部と認識して、愛おしんでいたことがうかがえます。

荒木陽子の遺体写真を夫・荒木経惟が撮影

経惟さんは陽子さんの料理や愛用品などだけでなく、彼女の遺体そのものの写真も撮影しました。

遺体の写真は、写真集『センチメンタルな旅・冬の旅』に収められ、世間を騒がせることになります。

写真家の篠山紀信さんは、『センチメンタルな旅・冬の旅』のコンセプトが気に入らず、しばらく経惟さんと絶交したそうです。

ただ物議を醸した遺体写真も、経惟さんにとってはかけがえのない妻の生きた証でした。

棺に納められた陽子さんの写真を見ると、彼女が死後も非常に美しかったことが分かります。


遺体の顔のトーンを真っ白にして、縁を沈めた写真は、あえて「稚拙なテクニック」を使ったそうです。

遺体写真は以下サイトから確認できます。

それでも写真を撮り続ける。荒木経惟の人生と写真家としての覚悟

稚拙なテクニックであっても、陽子さんの「死」という出来事を鮮烈に表現した見事な作品でした。

経惟さんにとって陽子さんは、最愛の妻であると同時に、最も良き理解者・批評家だったそうです。

彼女の死に打ちのめされた結果、しばらくは人間よりも、花や空などの風景写真をメインに撮るようになりました。

どこか遠くに、妻の面影を探し求めながら、何気ない風景を切り取るようになったのかもしれませんね。

荒木陽子に子供はおらず、飼い猫のチロが娘代わり

大胆なヌード写真や日常生活についてつづったエッセイなど、幅広い表現活動を行った荒木夫婦。

独特な夫婦であり、もしお子さんがいたら、同じように個性的なアーティスト気質の人に成長していたかもしれません。

しかし夫婦に子供はいませんでした。

代わりに「一人娘」としてかわいがっていたのが、猫のチロです。

チロと陽子さんの写真を収めた『荒木経惟写真全集10 チロとアラーキーと2人のおんな』で、愛くるしい姿を確認できます。

バルコニーやソファ、冷蔵庫の上でくつろぐ姿は非常にかわいらしいです。

夫婦を心から信頼して、甘えていたのですね。

経惟さんは妻の死後、チロのおかげで寂しさを紛らわせることができたのでしょう。


2010年3月2日、チロは経惟さんに看取られて、22年の生涯を終えました。

人間であれば100歳に該当する、大往生でした。

陽子さんとチロは天国から、寂しがっている経惟さんをあたたかく見守り続けてくれているに違いありませんね。

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