菅野 智之(すがの ともゆき)さんは早くもセ・リーグ最多となる最優秀防御率を4回も獲得し、ジャアインツに無くてはならない大黒柱にまで成長しました。
一方でドラフト指名を拒否して浪人になったことも注目を集めているそうなので、今回は菅野さんの日ハムや大学、メジャー移籍について見ていきましょう。
菅野智之のプロフィール
本名:菅野 智之(すがの ともゆき)
出身地:神奈川県相模原市
生年月日:1989年10月11日
身長・体重:186cm / 95kg
投球・打席:右投右打
ポジション:投手
所属球団(選手):読売ジャイアンツ
菅野智之は日ハムの指名を拒否して浪人
まずは菅野智之さんが日本ハムの指名を拒否して浪人した件を見ていきます。
2011年10月27日、例年通り「グランドプリンスホテル新高輪」でドラフト会議が開催され、東海大学4年生だった菅野さんは読売ジャイアンツから1位指名されました。
幼稚園児の頃から伯父である原辰徳さんに憧れ、ジャイアンツのユニフォームを着ることを目標に頑張ってきたので喜びもひとしおだったことでしょう。
しかし、ジャイアンツの直後に日本ハムファイターズが菅野さんを1位指名してしまい、ドラフト会議の規定に基づいてクジによる抽選になりました。
菅野さんはドラフト会議の前から「巨人以外は拒否」を匂わせていたので他球団は別の選手に流れましたが、日本ハムだけは信念を変えずに1位指名を強行。
このように書くと日本ハムが悪者のように映りますが、実際はドラフトの自由競争を妨害するような「読売~菅野ライン」に批判的な声が多かったそうです。
野球の神様も周囲の心情を知ってか知らでか、当たりクジをジャイアンツではなく日本ハムの津田球団社長に与えました。
当たりクジを掲げるとジャイアンツ席以外からは笑みがこぼれ、特に某関西球団の席からは「よしっ!」という声が漏れてきそうなほどの盛り上がっていました。
ジャイアンツ側からすると不愉快極まりないでしょうが、日本ハムが指名をしなかったとすれば自由競争としてのドラフト会議は死んだも同然になったでしょう。
その後、菅野さんは約束通りに日本ハムからの1位指名を拒否し、卒業延期制度を使って東海大学に残って次に備えました。
ちなみに、社会人に進まなかったのは「2年間在籍しないとドラフト指名できない」という仕組みがあったからで、この手法は先輩の元木大介さんも使っています。
当時の菅野さんは批判や遠回りしたことに苦しんだそうですが、その悔しさをバネにして大投手に成長したのであれば良い試練だったと言えるかもしれませんね。
大学の同級生に田中広輔(カープ)がいた
この項目では菅野智之さんの同級生について見ていきましょう。
菅野さんの母校は東京都渋谷区富ヶ谷に本拠を構える「東海大学」で、同級生には後に広島カープで活躍をする田中 広輔(たなか こうすけ)さんがいらっしゃいます。
【練習風景】一塁側ベンチ前で広島 #田中広輔 選手と話し込む #菅野智之 投手。東海大相模、東海大と高校大学を同じ野球部で過ごした両選手はどんな話をしていたのでしょうかね。(撮影・木村 揚輔) pic.twitter.com/Y5vbpUcAsc
— スポニチ巨人担当 (@SponichiGiants) September 23, 2020
田中さんは4年時の秋季リーグ戦で首位打者を獲得した好打者で、JR東日本時代には日本代表としてアジア野球選手権大会などに出場するなど活躍をしました。
二人は大学だけでなく高校も同じ東海大相模でしたが、菅野さんは怪我の影響もあって2年春の甲子園出場の際にベンチ入りすることができなかったそうです。
ただ、甲子園出場は個人の実力だけでなくチーム力や在籍する県の事情に左右されるので、その点において菅野さんは少しばかり縁が無かったのかもしれません。
田中さんはJR東日本に2年在籍していることから菅野さんは”プロの1年先輩”になりますが、仲の良さは変わらないので今後も切磋琢磨していって欲しいですね。
菅野智之はメジャー移籍を断念したのか?
最後に菅野智之さんのメジャー移籍がどうなるかについて見ていきます。
2020年オフにポスティングシステムを使用したメジャー移籍を発表し、ニューヨーク・メッツやボストン・レッドソックスなど6つの球団から声が掛かりました。
しかし、コロナ禍の行動制限による収益減少もあって菅野さん側の希望額に届かず、最終的にポスティング不成立という形でジャアインツに残留をしています。
2021年10月11日には海外フリーエージェント権を取得しましたが、行使せずに残留表明をしてたことから「メジャー断念」という噂が広がりました。
もっとも、最近は怪我が多いことに加えて33歳になる年齢もマイナス受け止められており、評論家やメジャー関係者からの評価も厳しいものになっています。
ただ、2021年オフも複数年契約ではなく1年契約をしたこと、さらに先輩の上原浩治さんも34歳でメジャー移籍をしているので可能性はゼロではありません。
いずれにしても、残されたプロ野球人生はそこまで長くはないので、菅野さんには悔いを残さないような決断をして欲しいですね。
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