天野可淡はバイク事故で死去。娘&夫は?人形の値段は数百万、SUGIZOがファン

独特の暗い雰囲気を帯びた少女の球体関節人形で知られる人形作家・天野可淡(あまの かたん)さん。

バイク事故によって亡くなった後も、「カタンドール」と呼ばれる作品は多くのファンの間で愛され続けています。

今回は可淡さんについて、バイク事故、娘、夫の詳細を確認しつつ、人形の値段がどれほどなのか見ていきます。

またミュージシャンのSUGIZOさんが、カタンドールのファンであるという情報に迫っていきましょう。

天野可淡のプロフィール

本名:大作紀美子


生年月日:1953年(月日不明)

死没:1990年11月1日

身長:非公表

出身地:東京都世田谷区

最終学歴:女子美術大学洋画専攻

天野可淡はバイク事故により37歳で死去

関節部が球体で作られている球体関節人形の作家として活躍した可淡さん。

女子美術大学洋画専攻に在学中から人形制作を始め、人形作家としての道を進み始めました。

少女のかわいらしさと同時に、妖艶さや不気味さも感じさせる暗い作風の人形を生み出し、知名度を高めていきました。

しかし1990年11月1日の午前11時10分。可淡さんはバイク事故によって、突然この世を去ってしまいます。

生前、作品集『KATAN DOLL fantasm』の中で、彼女はバイク事故を予見するかのような文章を残していました。


元々バイクが好きだったようで、時おり「無機質になりたくて高速道路をバイクで走ります」とつづっていたのです。

亡くなった当日も仕事があり、作品集を担当する編集者との打ち合わせを予定していました。

ただ当日バイクで向かっていたのは、講師を務めていた人形教室だったそうです。打ち合わせや授業などで多忙だったことがうかがえますね。

天野可淡の娘は2人

可淡さんは亡くなった当時、売れっ子人形作家であると同時に、2人の娘さんを抱える母親でもありました。

2人は当時まだ幼く、母親との突然の別れに、現実を受け止めきれなかったのではないでしょうか。

娘さんは一般人で詳細は不明ですが、名前が鈴美さんと麻衣さんであることがわかっています。

鈴美さんと麻衣さんのいずれかが、母親の創作姿勢についてエッセイにつづっていたことがあるそうです。

娘さんの文章によると、可淡さんは「人形は土にかえった方がいい」と語っていたそうです。

「土にかえる」とは、つまり人形に「死をもたらす」ということですね。

この発言にはさまざまな解釈の余地がありますが、おそらく可淡さんは長持ちする人形より、はかない命を宿す人形を作りたいと考えていたのでしょう。

「形があるものはいつか必ず壊れる」という前提で、壊れやすい素材で人形を制作していたそうです。

栄えたものも必ず滅びるという「諸行無常」を、人形を通じて表現したかったのかもしれません。

淡々と「死」を表現し続けたからこそ独特の暗い作風が確立され、結果的に自身も颯爽と「死」の世界へと飛び立ってしまったかのように感じられますね。

天野可淡の夫が吉田良一という説がある

可淡さんは生前、人形作家で写真家の吉田良一(現在の吉田良)さんと結婚していたという噂があります。

2人は仕事上のパートナーであり、同じ人形作家としてともに活動していました。

可淡さんの作品集『KATAN DOLL』や『KATAN DOLL fantasm』の写真を撮影したのも吉田さんです。

信頼し合う同志のような存在ですから、私生活でも親密な関係にあった可能性は高いですね。

ただ可淡さんは夫について詳細を公表しておらず、2人の娘さんの父親が誰なのかは不明。

吉田さんが夫だった可能性もあるものの、実際のところはベールに包まれているのが現状です。

真相が気になるとはいえ、カタンドールの神秘的でミステリアスな雰囲気を楽しむうえでは、作者に関する謎が多いのも一種の魅力ですね。

天野可淡の人形の値段は数百万円

カタンドールの価格は可淡さんの死後に高騰し、今では庶民の手には届かないほどの値段が付いています。

正確な値段はインターネット上の情報で知ることはできず、専門家や人形店に質問するしかありません。

ただ値段について聞いたことがある人たちの情報によると、車を購入できるほどの値段だったそうですよ。

ほとんどの人は正確な値段を聞いても公表していないため、口に出すのがはばかられるほどの高価格であることがうかがえますね。

ごく限られた富裕層でもない限り、実物を手に入れるのは難しそうです。

天野可淡の人形はSUGIZOのお気に入り

LUNA SEAやX JAPANのギタリストとして活躍するSUGIZOさんは、カタンドールを非常に気に入っているようです。

京都市大原にある人形博物館「マリアの心臓」で、実物のカタンドールを見た感動をSNSの投稿につづっていました。

SUGIZOさんをはじめとする一流アーティストの完成を揺さぶるほどの力を持つカタンドール。

可淡さんが37年の短い生涯の中で、人形を作った期間はわずか十数年しかありません。

それでも生み出した人形たちの姿は没後も『KATAN DOLL RETROSPECTIVE』などの作品集に収録され、後世の人々の記憶に残り続けています。


四谷シモンの現在(2023)。結婚した妻&病気の噂はデマ。若い頃から人形制作に没頭

松井冬子の生い立ち。ハーフの可能性と実家の家族。浪人6回で藝大合格

中山ダイスケの妻・鶴田真由の実家は鎌倉。教授としてデザイン学科に所属

藤原ヒロシとNIGOの仲、兄弟ではないが似てる。若い頃の活躍&ラストオージー

コメント