デビュー前からその高い歌唱力が話題になっていたクリスハート。
人気歌手となった今も伸びやかな澄んだ歌声で、聴く人の心を掴んで離しません。
今回は、そのクリスハートの現在と結婚した妻について、また病気や引退の噂を探っていきます。
クリスハートのプロフィール
出生名:ルイス・クリスチャン・ハートバンクス
生年月日:1984年8月25日(昭和59年)
出身地:サンフランシスコ
国籍:日本
職業:歌手
デビュー前:自動販売機のセールスマン
レーベル:ユニバーサル・ミュージック・ジャパン
クリスハートの現在は日本人!帰化して日本国籍取得
2018年から約2年ほどの活動休止期間を経て、2020年に活動を再開したクリスハート。
クリスさんは活動休止に入る約1年ほど前に、日本国籍を取得し帰化日本人となったことを報告しています。
「クリスさんは6日、妻の実家がある鹿児島で開いたコンサートで日本国籍の取得を発表した」
クリスさんの現在は「アメリカ出身の日本人歌手」ということになりますね。
20代半ば頃から「日本移住」を本格的に模索していたクリスさん。
日本の文化に触れるきっかけとなったのは、中学時代の日本語授業でした。
J-POPを知ったのもその頃で、Kiroroの「未来へ」を聴いたクリスさんは衝撃を受けたのだそう。
その約1年後には茨城県へのホームステイを経験し、それがきっかけで「日本移住」をはじめて考えるようになりました。
20歳くらいになるとクリスさんは日本語や日本文化を学ぶため、日本に接点の多い仕事で働く傍らJ-POPを歌うようになります。
徳永英明や小田和正、ZARDなどからもリスペクトしていたそうですが、柔らかさと透明感を感じさせるクリスさんの歌声、歌唱力の原点は、ここにあるのかもしれませんね。
20代に入ると日本のロックバンドのコピーバンドを結成したこともありましたが、クリスさんの日本への傾倒は強まる一方。
クリスさんは音楽活動や日本移住の資金をつくるため、朝から晩まで一生懸命働きました。
そして追い続けた夢が実現したのは20代半ば。
クリスハートが抱いていた長年の夢、日本移住が実現しました。
日本へ移住後1年くらいは音楽活動よりも日本人や日本の日常、そして文化を積極的に理解しようと努めたようです。
それにはクリスさんの日本の歌の歌詞、日本語の理解を深めたいという気持ちがあったと言います。
「声を良くするだけじゃなく、音楽を通して日本の文化を知りたいと思ったんです」
さらにボイストレーニングにも通うなど、日本音楽のスキルを身に着ける努力を続けていたクリスさんに転機が訪れました。
テレビ番組で歌を披露する機会に恵まれたのです。
2012年に「第3回のどじまんザ!ワールド」という、外国人が日本の歌で勝負する歌番組でクリスさんは見事優勝。
まるで一流外国人歌手のようなその歌声に、多くの人たちが驚きとともに感動したことは言うまでもありません。
この時のクリスさんはまだ「一般人」だったのですから。
実はデビューする前にクリスハートが記事になったことがありました。
優勝後に再度挑戦した「第4回のどじまんザ!ワールド」の予選時に歌った曲は2008年にリリースされた木山裕策の「home」。
クリスさんが歌ったことで再注目され、「home」が各ダウンロードサイトで1位を獲得するという出来事が起こっていたのです。
「この快挙の裏にはある一人の無名の外国人のシンガーの活躍があった」
クリスさんが「無名の外国人シンガー」と言われていることに違和感すら感じますが、実際この頃は歌の上手な一般人。
それが記事になるくらいですから、当時のクリスさんの歌声がいかに多くの人の心に響いたか、ということでしょう。
それから歌手クリスハートが誕生するまでにはそう時間はかかりませんでした。
憧れた日本で歌手としてデビューし数々のカバーアルバムをヒットさせるだけでなく、帰化して「日本人」になった現在の姿を、クリスさん自身想像していたでしょうか。
しかしそれは運を逃さないクリスハート自身の努力、そして行動力のもと創り上げられた道であったことは間違いなさそうですね。
クリスハートが結婚した妻は歌手の福永瞳!出会いはユーチューブ共演
クリスさんがデビューしたのは2013年ですが、同じ年に結婚もしています。
その結婚した妻というのが歌手で活動していた福永瞳さんです。
クリスさんは「妻との出会いですべてが変わった」と語っており、重要な節目には妻の存在が大きかったようです。
「妻と出会ってから、すべてが変わってきました」
クリスさんはデビュー前、ユーチューブで歌を配信していましたが、それにメッセージを送ったのが妻の瞳さんでした。
ふたりははじめて会った3日後には付き合いはじめ、クリスさんが2週間でプロポーズしたというのですからかなりのスピード結婚です。
結婚後にふたりはデュエットの様子をユーチューブに投稿していますが、実は出会った頃のふたりを瞳さんがユーチューブに投稿しています。
この翌年にクリスさんと瞳さんは結婚。
テレビに出るきっかけになったのは瞳さんと銀座でデートしていた時、そのテレビ出演がきっかけでまた違う番組に出演し歌の勝ち抜きで優勝、その優勝した番組に2度目の出演の際は選曲で悩んでいたクリスさんに木山裕策の「home」を薦めたのが瞳さん。
偶然かもしれませんが大切な岐路には瞳さんが関わっているように思えてきますね。
ちなみにこの「home」はのちにクリスさんのデビュー曲となっています。
クリスハートにとって妻の瞳さんは幸運の女神なのかもしれません。
瞳さんが自宅と思しき映像をユーチューブに投稿していますが、壁に飾られているのは結婚した時の写真でしょうか。
ふたりは現在(2023年現在)3人の子供にも恵まれ、幸せな生活を送っているようです。
クリスハートの病気は「燃え尽き症候群」だった。引退の噂はデマ
素人で出演した歌の勝ち抜き番組がきっかけで瞬く間に人気歌手として活躍していたクリスハート。
そんなクリスさんはデビューしてから5年が経った2017年12月、歌手活動の休止を発表。
その理由について当初は「日本人歌手のサポートや育児に専念したい」と述べていました。
「音楽活動以外、別のアーティストのサポートをしたいなと思って。そこから音楽を勉強をしたいと思った」
この時は長女が生まれて間もない頃で「パパとしての時間も作りたい」とも語っています。
しかし、約2年間の休業を経て活動再開について語ったクリスハートは、休業した本当の理由を「歌う意味がわからなくなってしまった」と告白。
「実は歌う意味が分からなくなって休業しました」
そして歌う目的をなくして燃え尽き症候群のようになっていたと語っていたようです。
クリスさんは日本の歌を愛し、日本に住めるだけで十分と思い移住を夢見て日本にやって来ました。
元々歌手になろうとは考えていませんでした。
妻と出会ってから歌手の道すじが開き、突然大勢からの喝采を浴びることになったクリスさん。
大好きな日本の歌をうたっていた頃と、歌が職業になってからの日々に何か変化があったのでしょうか。
休業期間中は育児のほか、音楽について勉強に励んでいました。
そんな燃え尽き症候群に陥っていたクリスさんに、歌うことへの情熱を思い出させてくれたのは子供だったそうです。
純粋に歌を楽しむ子供の姿を見て魂が動いたのだとか。
一度動き出した歌への情熱は日増しに強くなっていき、ファンのため、音楽が大好きな子供たちのためにまた頑張ろうという決断に至りました。
活動休止を発表してから再開するまでには「クリスハートは引退した」という誤った情報がありましたが、引退はデマ。
こんなに才能豊かなクリスハートが引退してしまうことは、日本の音楽業界には大きな損失になるはずです。
これからも末永く、美しい歌声で日本の歌をうたってくれることを願いたいですね。
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