独特な世界観と唯一無二の存在感を持ち、ある種のカリスマとしても扱われている、お笑い芸人の板尾創路(いたおいつじ)さん。
俳優業でも活躍し高い知名度を誇る一方で、その笑いは玄人好みという印象も与えており、まさに個性派芸人と言えるでしょう。
そんな板尾さんですが、実は過去に逮捕された経歴があることはご存じでしょうか。
そこで今回は板尾さんの逮捕について、その後引退せず復帰できた理由に関わる松本人志(まつもとひとし)さんの存在、他にフライデーとの関係について解説していきます。
板尾創路のプロフィール
本名:板尾創路
生年月日:1963年7月18日
出身地:大阪府富田林市
血液型:A型
身長:177cm
出身校:東大阪大学柏原高等学校
活動期間:1985年-1994年、1995年-
所属事務所:吉本興業
板尾創路には青少年健全育成条例違反で逮捕された過去アリ
1994年、板尾創路さんは当時30歳の時、中学3年生の少女にわいせつな行為をしたとして、青少年健全育成条例違反の容疑で逮捕されました。
事件の概要は次の通りです。
板尾さんはファンだったという少女に「プレゼントをあげる」などと言葉をかけ、自宅に誘い込んで関係を持ったそうです。
ただしその際、少女は自分を18歳だと偽って語っていたとのこと。
板尾さんはその少女の言葉を信じたと証言していたそうです。
では、なぜこの事件が明るみになったのでしょうか。
どうやら、相手の女子中学生が別の事件で補導され取り調べを受けていた中で、板尾さんとの関係が明らかになったようです。
相手の少女はいわゆる不良少女だったとか。
その結果、板尾さんは逮捕されることになりました。
罰金30万円が課されたうえ、仕事に関しては年内いっぱいとなる8か月の謹慎処分を受けることに。
ただ、この処分に関しては、比較的軽いという印象を受ける方も多いと思われます。
特に2023年現在の視点からはそう見えるでしょう。
しかしこの処分には当然理由があります。
その理由として言われているのが、事件の経緯からいって重い罪にならず、さらに板尾さんの評判にそこまで傷がつかなかったためではないか、ということです。
つまり、相手の少女の方が年齢を偽っていてその言葉を信じたという点や、たがいに同意したうえで関係を持っていたためです。
法的には違反であることはたしかですが、世間からの強いバッシングを生むほどの道義的な問題はそこまで認められなかったということだと思われます。
さらには、板尾さんの復帰が順調に進んだのは、松本人志さんのおかげであるとも言われています。
世間の評判を今ほど気にすることはなく、それよりも芸能界での位置づけが大事だったと思われる当時においては、その点の方がかなり重要だったのかもしれません。
板尾創路が芸能界を引退せず順調に復帰できたのは松本人志のおかげ?
1994年に、未成年の少女と性的関係をもち、青少年健全育成条例違反の容疑で逮捕された経歴がある板尾創路さん。
しかし、2023年現在も芸能界で活躍する姿を見ることができます。
昨今、スキャンダルが原因で大バッシングを受け、芸能活動を自粛する人を数多く見てきた現状からすると、かなり意外に思われます。
実際、昔のことということもあり、板尾さんに逮捕歴があることすら知らないという若い人も多いことでしょう。
では、時代の違いもあるとはいえ、なぜ芸能界復帰がこうも順調におこなわれたのか。
その陰には、松本人志さんの影響があると言われています。
これは特にお笑いファンにとっては周知のことのようです。
松本さんは板尾さんの先輩であり、そのお笑いセンスを誰よりも高く評価してきたことは有名です。
そのため不祥事をおかして苦境に立たされた後輩のために、いろいろ動いた可能性が高いとのこと。
事実、板尾さんの謹慎明け最初の仕事となったのは、松本さんの単独ライブである『寸止め海峡(仮)』だったそうです。
まずはテレビなど多くの人間がかかわる現場ではなく、自身の単独ライブを選択するあたり、戦略的に気を配ったように思われます。
加えて、テレビ番組での復帰に関しても、松本さんの影響が垣間見えます。
ダウンタウンがメインのコント番組『ごっつええ感じ』で復帰したからです。
昔板尾さんが謹慎からごっつで復帰した時に松本さんが「よっ!犯罪者!」って声をかけたのを見て笑ったのを思い出しました。今はネガティブな事を笑いに変えられる時代では無くなってしまったなと感じます。兼近さん私も頑張って欲しいなと思います✊
— 🌈北の国から🌈 (@ak_yakisoba) February 2, 2023
具体的にどのような働きかけがあったのかなどは定かではありませんが、松本人志さんの助けのおかげで板尾さんの復帰が上手くいったのはほぼ間違いないと言えます。
テレビ局や事務所にその影響力をもって何かをしたというより、自身がメインとなる舞台にまずは呼ぶことで、肝心の最初の一歩を整えてあげたというのが近いのでしょう。
さらに付け加えると、復帰した後からしばらく経って、板尾さんはふたたびいくつかのスキャンダルに見舞われています。
例えば2017年にはグラビアアイドルである豊田瀬里奈(とよたせりな)さんとの不倫が報道されました。
板尾さん本人も不倫を認めたものの、その後大きな騒動になるようなことはなく、芸能界を引退したり活動自粛するようなこともありませんでした。
なぜあまり騒ぎにならなかったのかは明らかになっていません。
本人が家族には謝って許してもらったと発言していたこともあり、それ以上外野が騒ぐべきではないと言えばたしかにそこまでではあるのですが。
ただ、この際にも松本人志さんは板尾さんに対してテレビ番組でコメントを残しています。
この騒動について松本は「衝撃を受けましたね」と驚きながらも、「僕は板尾さんをよく知ってますけど、彼はアメージングな人。我々と次元が違うところにお住まいの人。別に気にしてないと思います」と板尾の心境を代弁。反省してないわけではなく「彼はそういうところに住んでいない」とコメントした。
かつて逮捕されて自粛した後のような強い助けというほどのものではありませんが、少なからず擁護していると思われる発言です。
いずれにせよ、このスキャンダルに関しては、板尾さんも、擁護した松本さんも、特に評判を大きく下げるようなことには繋がらなかったようです。
さらに他にも、2020年に過去のDMでのナンパが報道されたこともありました。
このスキャンダルはそこまで世間を騒がせることはありませんでしたが、このときも松本さんは『ワイドナショー』で報道に軽く触れていました。
呆れ気味に「何やってんねん…」とコメントしたようです。
結果から言えば、この件もそこまで板尾さんにダメージを与えるようなことにはならなかったみたいです。
昨今の芸能界の様子を踏まえると、やはりなかなか珍しい現象です。
確かなのは、松本さんと板尾さんの間にある深い信頼関係ということくらいでしょうか。
ちなみに、この2人の関係性ですが単純な師弟関係のようなものではないようです。
板尾さんがテレビ番組において、松本さんを含めた『ごっつええ感じ』のメンバーについて、興味深い発言をしています。
勘違いされてますけど、弟子でもないし、後輩なんですけど、後輩といえど対等というかライバルというか
先輩後輩関係はあるものの、互いにその実力を認め合うライバルのような関係。
そのような独特な強い関係性があるからこそ、スキャンダルや不祥事をここまで乗り越えてこれたのかもしれません。
板尾創路とフライデーの意外と薄い因縁
これまでに女性関係のスキャンダルを複数起こしてきた板尾創路さん。
そのせいか、週刊誌『フライデー』と合わせて検索されることも多いようです。
しかし実は、板尾さんと『フライデー』の関係はかなり薄いものです。
というのも、関係するスキャンダルを報じたのは『FLASH』や『週刊文春』であり、『フライデー』はノータッチだからです。
それにもかかわらず、板尾さんと『フライデー』が関連して想起されるのは、これまでの芸能界における他の不祥事が関わっているからだと思われます。
つまり、似たようなスキャンダルを『フライデー』が報じてきたからです。
例えば、2017年には同じ芸人である狩野英孝(かのえいこう)さんの17歳少女との淫行を『フライデー』が報じました。
これだけではありません。
同じく2017年、俳優の小出恵介(こいでけいすけ)さんが未成年女性との関係が報じられています。
つまり、「未成年」に関するスキャンダルといえば『フライデー』という印象になっていた可能性が高いわけです。
ちなみに、板尾さんのグラビアアイドルとの不倫が別週刊誌で報じられたのも、なんと同じ2017年でした。
これは未成年に関するスキャンダルではありませんでしたが、そこは過去の逮捕内容と結びつけられたところもあるのかもしれません。
この結果として、意外と言えば意外なことに、板尾さんと『フライデー』の間には因縁がほぼないという奇妙な関係ができあがったわけです。
各週刊誌と様々な芸能人や、そのスキャンダル内容の関係性を検討するのも、案外興味深いかもしれませんね。
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