『仁義なき戦い』シリーズで本職を思わせる好演をみせたあと、『秘密戦隊ゴレンジャー』では子供たちの心をわしづかみにした誠直也(まことなおや)さん。
すでに70代を迎えているはずですが、2023年現在を追ってみました。
実家は神社ということで、誠直也さんが跡継ぎになるのでしょうか。
子供はいるのかどうかも気になります。
あわせてアカレンジャーの裏話や佐賀錦(さが錦)のCM、高倉健さんと比較される理由についてまとめます。
誠直也は2023年現在も現役俳優
スーパー戦隊シリーズや刑事ドラマ、また任侠映画で印象的な役を演じてきた誠直也さん。
74歳を迎えた2023年現在もアイティ企画に所属しており、俳優業を続けています。
役者デビューは1971年の東映映画『現代やくざ 血桜三兄弟』ですから、キャリアはすでに50年。
2021年は、スーパー戦隊シリーズ45作目にあたる『機界戦隊ゼンカイジャー』の放送開始に先駆けた劇場版に出演。
過去のシリーズに登場した怪人たちと歴代のレッドたちが戦いを繰り広げるというストーリーで、誠直也さんはもちろん『秘密戦隊ゴレンジャー』 の海城剛役を演じています。
また『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』にはアカレンジャーの声で出演。
8年間レギュラー出演した『特捜最前線』では、危険なアクションを吹き替えなしで自らこなすなど、演技に対するストイックな姿勢にファンも多かった誠直也さん。
4月から放送されるセテック株式会社様の企業CMの撮影へ。大大大先輩の誠直也さんに大大大緊張のわたしですー💦💦💦
あ、キハチさんも緊張してますね(笑) pic.twitter.com/Gkf8dl054s— 宮澤寿梨 (@Juri0425Juri) March 7, 2018
全盛期にくらべるとドラマ出演は減ったものの、現役の俳優として活動を続けていることは、ゴレンジャー世代のファンにとっては感慨深いものがありますね。
誠直也の実家は由緒ある神社だった
佐賀県佐賀市出身の誠直也さんは当初は九州なまりが抜けず、よく芝居を止められて苦い思いをしたこともあったそうです。
そんな誠直也さんの実家は佐賀市にある金刀比羅神社。
有明海や雲仙普賢岳、佐賀平野を一望する場所に鎮座する、歴史の古い神社です。
祀られているのは国づくりでおなじみの大国主大神ほか七柱の神様。
有明海の海上安全と豊作を祈願する神社として、多くの人が参拝に訪れているのだそう。
ちょっと寄り道です。
地元の数少ない著名人、アカレンジャーの中の人(スーツアクターではない。😅)誠直也パイセンのご実家の金刀比羅神社です。🙏#スーパー戦隊 pic.twitter.com/6Cy3qVQfQt— 博多区のDD(すいませ~ん。白メシくださ~い。🍚) (@DD_in_Hakataku) January 1, 2020
公式HPにによると、宮司は古川勝茂さんという方でした。
誠直也さんの本名は「古川誠剛(ふるかわせいごう)」といい、名字が同じことから、金刀比羅神社を継いだ兄ではないかという声もありますね。
残念ながら兄という確証はとれませんでしたが、勝茂さんが親族である可能性は高そうです。
誠直也の子供は一般人?
誠直也さんの妻は女優の早川絵美さんです。
90年代前半は「愛川絢子」名義で活動していました。
2014年で結婚30周年ということから、ゴールインしたのは1984年でしょう。
馴れ初めは『特捜最前線』での共演だったそうです。
子供についてわかっているのは一人娘がいるということだけで、名前や年齢など詳細は不明でした。
両親と同じ芸能の世界には進まなかったようですね。
もしかしたらすでに結婚していて、誠直也さんの孫が誕生しているかもしれません。
誠直也といえばやはりアカレンジャー!
記念すべきスーパー戦隊シリーズの第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』の主演に抜擢されたのは1975年でした。
同作でアカレンジャーに変身する海城剛役を演じ、初代レッドとなった誠直也さん。
キャスティングで注目すべきは、宮内洋さんがアオレンジャーに扮していたことでしょう。
『仮面ライダーV3』の主演を務め、すでにヒーロー俳優として人気も実績もあった宮内さんがアオに起用されたのは保険の意味合いがありました。
当時は「赤は女の子のカラー」というイメージが強かったため、リーダーのアカレンジャーが視聴者に受け入れられない場合を想定していたのだそう。
ちなみに、海城役には丹波義隆さんも候補に挙がっていたそうです。
そして、忘れてはならないのが変身後のアカレンジャーを演じていたスーツアクター。
特撮ドラマ界の生けるレジェンド、新堀和男さんです。
本当にめでたい日です! pic.twitter.com/V4Feazqfy0
— 昭和太陽-Syouwa Taiyou- (@RS031109) February 23, 2021
新堀さんがアカレンジャー役を務めたのは第1話から66話まで。
以降は大葉健二(当時は高橋健二)さんに引き継がれています。
誠直也さんと新堀さんは現場で入念な打ち合わせを行い、撮影に臨んでいたとのこと。
後年、子供たちの真のヒーローは新堀さんであり、彼のアクションのおかげで自分もかっこよく見えたと語っています。
『秘密戦隊ゴレンジャー』は絶大な人気を獲得して全84話という記録を打ち立てることに。
主題歌も大ヒットしましたが、とりわけエンディング曲の「バンバラバンバンバン」というフレーズを覚えている人は多いでしょう。
この「バンバラバンバンバン」のみを延々とリピートするすごい動画があがっていました。
CM出演の「さが錦」は「佐賀錦」がモチーフ
地元佐賀県を中心としたローカルCMにも出演していた誠直也さん。
県内に本社をおく菓子店「村岡屋」が製造・販売する「さが錦」のコマーシャルです。
CMにはいくつかのバージョンがあり、佐賀弁を使ったものもありました。
「村岡屋さが錦」 CM
男優:誠直也@retoro_mode pic.twitter.com/VvkrNibkfI— JUNK (@xmbhwfqdx) March 14, 2020
「さが錦」は蒸し菓子の浮島とバウムクーヘンをチョコレートで貼り合わせた和洋折衷の創作菓子。
地元の伝統織物「佐賀錦」の風合いをイメージして、4年の歳月をかけて開発した焼菓子とのことで、「村岡屋」最大のヒット商品なのだそう。
故郷の佐賀県を離れて生活している方が「さが錦」を口にしてふるさとを思い出すということもよくあるようです。
まさに九州銘菓といえそうですね。
誠直也と高倉健は同一人物?
ネット上には、誠直也さんと高倉健さんは同一人物ではないかと思う人もいるようですね。
とくに『特捜最前線』の吉野刑事と『幸福の黄色いハンカチ』の島勇作は顔も声も似すぎていて見分けがつかないという声が多いよう。
昭和生まれの人であれば、ほとんどの人が二人の見分けはつくと思いますが、確かに髪型や雰囲気が似ていた時期がありました。
誠直也さんと高倉健さんには17歳の年齢差がありますが、いずれも九州男児なので、空気感に近いものがあるのかもしれません。
「きみにアカレンジャー演ってもらってよかった」と原作者の石ノ森章太郎さんに言われた時は本当にうれしかったと語る誠直也さん。
これからもスーパー戦隊シリーズへの客演が期待されます。
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