コミカルな役からシリアスな役まで自由自在に演じ分ける阿部サダヲ(あべ さだを)さん。
インパクトのあるキャラクターですが、名前も負けじとインパクトがありますね。
「阿部サダヲ」という名前は本名なのでしょうか。
芸名なら由来も気になるところです。
また、阿部サダヲさんの性格や宮藤官九郎さんとの関係にも注目します。
阿部サダヲのプロフィール
本名:阿部 隆史
生年月日:1970年4月23日
身長:164cm
血液型:A
出身地:千葉県松戸市
所属事務所:大人計画
阿部サダヲの芸名の由来は?
阿部サダヲさんの本名は阿部隆史(あべ たかし)さんといいます。
芸名をつけるにあたり、当初は松尾スズキさんにこう言われたそうです。
「お前の名前、死体写真な」
よく言えば色白、悪く言えば顔色が悪い阿部サダヲさん。
「死体写真」はさすがに命名には至らなかったのでしょう。
ですが、松尾スズキワールドは続きます。
「本名が阿部だから、『阿部定を』にしよう」
しかし、強烈すぎるということで「定を」をカタカナ表記に。
由来は阿部定(あべ さだ)事件です。
阿部定事件とは、1936年に東京で起きた昭和史に残る殺人事件。
阿部定という女性が愛人関係にあった男性を殺害し、その局部を切断するという猟奇的な事件でした。
衝撃作として話題を呼んだ大島渚監督の『愛のコリーダ』は、この事件を映画化したものです。
「阿部サダヲ」という芸名を聞いてギョッとする人もいるかもしれませんね。
コミカルな演技が面白い阿部サダヲの性格は?
カメレオン俳優といわれる阿部サダヲさんですが、やはり真骨頂はコメディでみせる弾けた演技でしょう。
笑いのセンスのルーツはどこにあるのでしょうか。
「物心ついて一番よく見てたのは『ひょうきん族』ですね。
小学生のとき、ちょうど漫才ブームがあってよく見てました。
(ビート)たけしさんとか、下町出身で身近な感じがして、それまでは漫才師というとちょっと遠い存在だったのが、地元のネタとかが出てきて嬉しかったというか。
毒舌な笑いというのも新鮮でしたね」
阿部さん自身もお笑いが好きだからこそ、コミカルな役どころがマッチするのでしょうね。
コメディのイメージが強いと私生活でも面白い人と思われがちですが、実は人見知りで寂しがり屋だと語っています。
小学校低学年のころは先生に指名されただけで泣きだしてしまうような子どもであり、成長してからも接客業が苦手だったという阿部サダヲさん。
演じることや観客に観られることは恥ずかしくないのでしょうか。
「セリフは自分の言葉じゃないから楽だ」
「素で語るほうが恥ずかしい」
目立ちたがり屋の一面が出てきたのは野球をはじめるようになってからでした。
人前で声を出せるようになり、ついたあだ名が「カッコマン」。
帽子のかぶり方や走り方に至るまでいちいちカッコつけていたそうです。
どこかつかみどころのない性格のように思えますが、人見知りな一面と目立ちたがり屋な一面がおそらく同居しているのでしょう。
素でいるときと演技をしているときとで、その二つがスイッチのように切り替わっている気がします。
阿部サダヲと宮藤官九郎
『池袋ウエストゲートパーク』をはじめとする宮藤作品の常連俳優である阿部サダヲさん。
コントバンド・グループ魂(たましい)のメンバー同士でもあります。
脚本家と役者として、またミュージシャン同士として、絶妙なコンビネーションで芝居や音楽を届けてきた二人。
阿部サダヲさんにとって宮藤官九郎さんはどんな存在なのでしょう。
「元々、僕が俳優として知られるようになったのは宮藤さんの作品のおかげもあるし、原作にないような役を描いてくれたりして、僕のプロデュースのようなことをしてくれた気がするんです、すごく。
だから僕は宮藤さんが書く台本を、その台本がおもしろいっていう芝居で、いままで知らなかった方にも伝えていきたいというのが大きいです。
絶対におもしろいですよ、という芝居が出来る自信があるんです」
そんな阿部サダヲさんですが、意外にも『あまちゃん』には出演していません。
大人計画所属の俳優たちが多く出演し、阿部サダヲさんも周囲から「いつ出るの?」と聞かれていたのだとか。
声がかかるのを心待ちにしていただけに、撮影終了のときはショックだったようです。
「傷ついた。
寂しかった」
大人計画に参加するまでは演劇には縁もゆかりもなかった阿部サダヲさん。
稽古で感じた、芝居の世界は自分に合っているかもしれないという直感は正しかったようですね。
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