歌手活動が半世紀を超えた加藤登紀子(かとうときこ)さん。
フジロックフェスティバルでは常連出演者として、世代やジャンルの垣根を超えて観客を魅了し続けています。
観客と日本酒を飲みながら歌う「ほろ酔いコンサート」も45年以上続く人気のイベント。
デビュー以来、精力的に音楽活動を続けている加藤登紀子さんですが、私生活では母親であり、おばあちゃんでもあります。
子供や孫は何人いるのでしょう。
娘のyaeさんや沖縄との縁についてもお送りします。
加藤登紀子の子供は3人の娘!
1972年5月6日、学生運動のリーダーだった藤本敏夫さんと獄中結婚した加藤登紀子さん。
この時、長女を妊娠していました。
1974年に夫が出所すると、次女、三女を出産。
加藤登紀子さんは「運命の人」との結婚で3人の娘を授かったことになります。
歌手活動との両立に多忙な日々を送っていた頃、家事や育児をサポートしてくれたのは母・淑子さんでした。
長女の藤本美亜子さんは1972年12月7日生まれなので、服役中の藤本敏夫さんは出産に立ち会うことはできなかったはず。
「美亜子」という名前は藤本敏夫さんによる命名で、「美しい亜細亜の子」という意味が込められているそうです。
美亜子さんはすでに結婚しており、2009年現在は畑中美亜子さんという名前。
青山で器の店「草so」を営んでいましたが、第二子の出産を機に千葉県鴨川市へ移住。
鴨川には亡き父・藤本敏夫さんが手がけた多目的農園「鴨川自然王国」があります。
2010年10月より自宅の一部でカフェと器の店を始めたのち、本格的に米作りにも取り組み、ワークショップやイベント出店を中心に活動中とのことです。
次女は1975年12月14日生まれの歌手のyaeさん。
本名は藤本八恵さんといいます。
yaeさんについては詳しく後述します。
三女の藤本美穂さんは1980年生まれ。
美穂さんについてはほとんど情報がなく、芸能活動もしていないようです。
加藤登紀子の娘・yaeは半農半歌手!
高校時代に身体表現に興味を抱き、モダンダンスを始めたというyaeさん。
1995年、ホロコーストを描いた音楽劇『コルチャック先生』で女優としてデビューしています。
本格的に歌手を目指し始めたのは1999年頃。
ステージの上で表現することのすばらしさを知り、人の前で歌いたいと思いが先に立って、新宿・歌舞伎町のレストランや居酒屋など場所を問わずライブパフォーマンスをしたそうです。
2001年にアルバム『new Aeon』でデビュー。
音楽活動のかたわら、「鴨川自然王国」の活動にも参加するようになったことから、半農半歌手と紹介される時もありますね。
yaeさんは2004年に鴨川に移り住んでいますが、それは夫との出会いがきっかけだったようです。
今の夫と付き合い始めたのです。
ふと鴨川に帰ってきたら、畑を開墾している若者がいて。
「何をやってるんですか、手伝いましょうか」と。
畑仕事の後、日があるうちから飲み始めて、お酒と焚き火があるなんとも居心地のよい空間にいるうちに「ここには未来がある」と直感したのです。
もちろん、そのときは結婚など考えていません。
彼も東京からきた人で、100何十年経つ古民家に住んでいました。
当初、彼は「1年くらいここで農業を研修したらどこかへ行きたい」と言っていましたが、結局私が捕まえて、ここに根付かせてしまいました。
二人は2005年に結婚し、その翌年に第一子の男児・和麻くんが誕生。
さらに次男、長女に恵まれました。
現在、鴨川自然王国代表理事を勤める藤本博正は私の夫なのですが、その藤本が以前こんな事を言いました。
「野菜は人間がつくるんじゃない。
野菜をつくるのは土であり地球なんだ」と。
その通りだと思いました。
私たちのできることといえば、ちょっぴり土のお手伝いをすることくらい。
でも、そうやって土を耕すことは、私たちの命を繋ぐことでもあるんです。
土と触れ合えば触れ合うほど、大地の恵みを感じれば感じるほど、自然の力の偉大さを感じると言うyaeさん。
父・藤本敏夫さんがつくった「鴨川自然王国」の意志を受け継いで、農業のあるライフスタイルを実践しています。
加藤登紀子と沖縄の関わり。孫は何人?
若い頃から沖縄の歌を歌い続けている加藤登紀子さん。
2003年には「涙そうそう」「花」などの沖縄ポップスタンダードやトラディショナル島唄など、沖縄の曲を集めたアルバム『沖縄情歌』をリリース。
加藤登紀子さんの30年にわたる沖縄愛唱歌の集大成になりました。
沖縄といえば、次女・yaeさんが大学進学の際、大学に行く理由がわからないと言ったのに対して沖縄芸大を勧め、父親の藤本敏夫さんは北海道の大学を勧めたというエピソードも。
また、三女の美穂さん一家が沖縄に住んでいることをツイッターでつぶやいています。
沖縄とは何かと縁があるようですね。
沖縄からの娘家族が帰り、またこうしてひとり!旅の支度をしながら、嘘のような静けさを味わってる。生きることと、歌うことが二つの車輪。そう思ってきたけど、命いっぱいの世界は満ち潮。潮がひいたあとは津波のような混乱。一つ一つかたずけて、自分の世界に戻る。この往還は大きな振り子だ‼
— 加藤登紀子 (@TokikoKato) 2010年7月26日
3人の娘、7人の孫に囲まれながら、夫が手がけた「鴨川自然王国」で農的生活を推進している加藤登紀子さん。
母が育児を手伝ってくれたという3人の娘もそれぞれ子供を持つ身になりました。
自分の子育てには反省点が多いけれど、母の教えを受けた娘たちなら大丈夫と語ります。
そんな娘たちが育てた孫たちはしっかり者に育っているようです。
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