かつて角川映画ブームを起こし、出版界・映画界の風雲児と呼ばれた角川春樹(かどかわはるき)さん。
2023年現在会長兼社長を務める事務所は、以前映画製作を手がけていた旧角川春樹事務所とは同名の別会社です。
ここでは新しい角川春樹事務所を設立したいきさつに迫るとともに、霊感を持つといわれる角川春樹さんの霊能力を紹介。
さらに、目をかけていた原田知世さんについても取り上げます。
角川春樹のプロフィール
本名:角川春樹
生年月日:1942年1月8日
出身地:富山県富山市
最終学歴:國學院大學文学部
角川春樹が新しい事務所を設立
1995年、角川書店(現KADOKAWA)の持ち株を弟の角川歴彦(かどかわつぐひこ)さんに譲渡し、その資金で設立した角川春樹事務所は三代目にあたります。
角川春樹さんは角川書店の社長時代の1976年に映画製作会社・芸能事務所として同名の事務所を設立。
しかしこの事務所は1989年に角川書店に吸収され、1993年にも二代目の事務所が角川書店に吸収されています。
新しい角川春樹事務所は単行本や文庫本、雑誌の出版事業に重きをおいてはいるものの、映画やビデオの企画・制作などマルチメディア事業も展開。
主な刊行物に雑誌『ポップティーン』や『美人百花』、書籍ではハルキ文庫時代、ハルキ・ホラー文庫、ハルキノベルズ、製作映画に『時をかける少女』(1997年版)、『男たちの大和』、『笑う警官』などがあります。
また公募新人文学賞として角川春樹小説賞を主催。
自身の名を冠したネーミングが目立ちますね。
社長の座を退く際は名称を変更するのでしょうか。
奇人ぶり炸裂!角川春樹の霊感が話題に!霊能力がある?
霊感や霊能力にまつわるエピソードに事欠かない角川春樹さん。
いずれも自身や周囲の人々の口から語られた証言です。
1993年にコカイン所持で逮捕されていることから、薬物による幻聴や幻覚とも考えられるのですが、オカルトめいた体験は幼少時からしていたようですね。
例えば、3歳の時から何度もUFOの編隊と宇宙人を目撃しており、自分が宇宙を遊泳する意識がある。
35歳の時に神通力に気づいた。
自分の魂はスサノオノミコト。
ある旅館では天狗の封印を解き、従業員が天狗を見たと発言。
1996年には荒俣宏さんの責任編集により、オカルト系雑誌『ボーダーランド』を創刊し、翌年からはオカルト系書籍を刊行するボーダーランド文庫も創刊しています。
自称超能力者で予知能力を持つという角川春樹さん。
服役を終えて間もなく、脳を開くことに成功したのだそうです。
なんでも、ヒンズー教の神は危険だからという理由で人間の脳を数%しか機能しないようにしたのだとか。
角川春樹さんはある儀式を通じ、その封印を解いたと語っています。
脳が開くと、人間離れした能力を得られるのだそうです。
オカルトやスピリチュアル否定派にとっては笑い話ですが、角川春樹さんの場合、無視できないのは第三者がその能力を認めているところでしょう。
尿道結石で闘病中の手塚治虫さんの手を握って治し、お礼として『火の鳥・太陽編』を角川書店の『野性時代』で連載してもらったエピソードも残っています。
世の中には科学的に説明のつかない特殊な能力を持つ人がいることは否定はできませんが、シャーマン体質なのかもしれませんね。
角川春樹が惚れ込んだ原田知世
80年代、薬師丸ひろ子さん、渡辺典子さんとともに「角川三人娘」として絶大な人気を誇った原田知世さん。
もともと真田広之さんのファンであり、『伊賀忍法帖』での相手役を募集するオーディションに応募した際に角川春樹さんの目に留まりました。
当初は原田知世さんを起用するつもりはなかったそうですが、最終オーディションの前夜祭でカラオケを歌わせた時、「私を見て」という誰かの声が聞こえたと、またもやオカルト発言をしています。
あげくには、結婚したいくらいだけれど、年齢的に無理があるから息子と結婚させたいというほど原田知世さんに惚れ込んだ角川春樹さん。
ちなみに現在の妻は40歳年下です。
原田知世さんはテレビドラマ『セーラー服と機関銃』などのヒロイン役を経て、大林宣彦監督の『時をかける少女』でスクリーンデビュー。
この映画は原田知世さんの魅力が凝縮された映画であり、後年、角川春樹さんは同作を撮影した頃は自分にとっての青春だったと回想。
女優としての原田知世さんについては、フィルムの中で輝きを放つタイプの希有な女優と評しています。
時おり見せる奇怪な言動から、特異なキャラクターとして名をはせている角川春樹さん。
ですが、低迷していた日本映画に新風を吹き込んだ功績は偉大です。
生涯最後の監督作品となる新作に期待したいところです。
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