政界の重鎮として国政で強い影響力を発揮していた古賀誠(こがまこと)さん。
国政から引退した今も自民党内では無視する事が出来ない存在のようです。
古賀誠は引退した現在も影響力を発揮
幼少期に戦争で父親を亡くした古賀誠さん。
その後、苦労して家庭を支える母親の姿を見て育った事から政治家を志したそうです。
そして参議院議員の鬼丸勝之さんの秘書を経て出馬した1980年の衆議院議員選挙で初当選。
その後、一度も他の議員に議席を渡す事なく10期に渡って衆議院議員を務めています。
自民党の幹事長をはじめ、国会対策委員長や選挙対策委員長など要職を歴任した古賀誠さん。
ですが、意外にも入閣したのは1996年から1997年に務めた運輸大臣の一度だけ。
弱者に優しい国を作るにはまず党が安定して与党になる必要があります。
そのため、古賀誠さんは野党だけでなく党内に対しても影響力を発揮すべく党内の要職に就いていたのでしょう。
大物議員となり強大な権力を持つと私利私欲に走る議員も少なくありません。
ですが、古賀誠さんは政治家を志すきっかけとなった「弱者に優しい国を作る」という思いは変わらず。
地元である福岡に還元すべく道路や橋を建設し住民がより暮らしやすくなるように尽力していました。
その姿勢が時に「道路族」と揶揄される事も。
ですが、どんな批判を浴びながらも地元に必要な事はすべてやる。
この強い意志があったから古賀誠さんは長年にわたって議員を務めあげる事が出来たのでしょう。
そんな古賀誠さんですが2012年の衆議院議員選挙に不出馬を表明し政界からの引退を発表。
少しでも長く議員の座にしがみ付く議員も多い中、見事な引き際と言えるでしょう。
ただ、それまでに築いた功績もあって国会議員引退後もその影響力が衰える事はありません。
政治団体「古賀誠筑後誠山会」を始め、日本歯科医師連盟や日本遺族会の顧問などに就任。
自民党の都市河川整備促進議員懇談会の会長を務めるなど自民党内の強い影響力を維持。
また、今も6億円もの政治資金を抱えている事が報じられ大きな話題となりました。
第一線からは退いたものの、必要に応じて助言を与える古賀誠さん。
もしかするとこれが経験と年齢を重ねた政治家の理想的な姿なのかもしれません。
古賀誠の家族について
大物政治家の中には家族や親族も凄い人ばかり、という事が珍しくありません。
日本の政治家は二世、三世議員も多いので必然と言えるでしょう。
また、議員だけでなく会社社長や芸能人になる事も少なくないですよね。
それだけ政治家が世の中に強い影響力を持つという事なのでしょう。
そこで気になる古賀誠さんの家族。
きっと家族も素晴らしい経歴の持ち主なのでしょうね。
そう思い調べてみても家族の情報が殆ど見つからず。
分かったのは既婚者で、会社で社長を務める息子がいるということ。
重要人物すぎるため家族の身に危険が及ばないように情報を隠しているのかもしれません。
ただ、妻も市議会議員の応援に駆け付けるなど精力的に働く事もあるようです。
議員の応援をするなんて古賀誠さんの妻になるだけの事はありますね。
それでも決して必要以上にでしゃばる事はありません。
きっと古き良き日本女性のような方なのでしょうね。
長男の誠一郎が頭痛の種?
2001年にコンサルタント会社を立ち上げた古賀誠さんの長男、誠一郎さん。
他にも複数の会社の名刺を持ち歩いているという情報も。
会社の住所は家賃が100万円もする都心にあるタワーマンションの最上階。
さらに元首相の森喜朗さん媒酌のもと、元モデルの女性と結婚。
そして移動手段にはロールスロイスを使っているんだとか。
これだけの実績を自分の力だけで築いたのであれば立派の一言。
「流石は古賀誠さんの息子」と手放しで称賛される事でしょう。
ところが誠一郎さんには黒い噂が。
その噂の発端となったのが2009年のスターフライヤーの社長交代。
同社の前社長時代に不適切と思われる金銭の支払いが判明し社内で調査をすることに。
その調査の結果、誠一郎さんが社長を務めるコンサルタント会社に4000万円ものコンサルタント料が支払われていた事が発覚。
さらにコンサルタントの内容や成果もはっきりとした形で残されていなかったそうです。
これでは不適切と思われても仕方がありませんよね。
スターフライヤーと誠一郎さんの間に古賀誠さんが関与していたかどうかは不明。
普通の親子であれば「子供の問題」で片づけられるところ。
ですが、大物政治家とその息子となれば話は全く別物。
息子の不祥事に親の関与が疑われても仕方がありません。
特に古賀誠さんは過去に運輸大臣を務めていた事もありますからね。
ともあれ誠一郎さんの不祥事が頭痛の種となってしまった事は間違いないでしょう。
古賀誠の後継者となったのは秘書
大物議員の引退後に問題となるのが後継者問題。
それまでに築き上げられた確固たる地盤のため出馬すれば当選はほぼ確実。
国会議員の座を目指す人であれば喉から手が出るほど欲しいはず。
その事は引退する議員にしてみれば百も承知。
そのため親族や秘書など近しい人に地盤を譲る事が少なくありません。
当初、後継者として有力視されていたのが長男の誠一郎さん。
今では会社社長となっていますが、かつては古賀誠さんの秘書を務めていた時期も。
ところが誠一郎さんが後継者指名を断った事から別の人が後継者となることに。
そして後継者として指名されたのが秘書を務めていた藤丸敏さんでした。
後継者として古賀誠さんの地盤を引き継いだ藤丸敏さんは初出馬で初当選。
2期目だった2015年には防衛大臣政務官に抜擢。
自民党が誇る若手のホープとして今後ますますの活躍が期待されています。
そう遠くないうちに古賀誠さんのように国政で存在感を示す事でしょう。
ゆくゆくは総理大臣も夢ではないかも知れません。
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