社会学者、小説家、テレビのコメンテーターとしても有名な古市憲寿(ふるいち のりとし)さん。
保守派の論客として辛口なコメントが特徴ですが、『平成くん、さようなら』などの小説で芥川賞候補にもなるなど、派閥を超えて注目される知識人と言えます。
インテリなイメージのある古市さんですが、やはり出身高校はかなりの名門だったのでしょうか。
また大学は東京大学を出ているという情報、留学経験はあるのか、英語レベルを調査し、経歴をまとめました。
古市憲寿のプロフィール
本名:古市憲寿
生年月日:1985年1月14日
身長:推定173cm
出身地:埼玉県川口市
最終学歴:慶應義塾大学環境情報学部、東京大学大学院総合文化研究科
古市憲寿の出身高校はどこ
まず古市さんの出身高校について見ていきましょう。
埼玉県川口市の出身で、埼玉県立越谷北高等学校を卒業していることがわかりました。
偏差値は68で、埼玉県随一の難関校です。
古市さんの大親友として知られる俳優の佐藤健さんも、この高校の卒業生。
1989年生まれで古市さんより4歳年下のため、通っていた時期は異なっているものの、同じ母校というつながりも仲が良い理由なのでしょう。
古市憲寿は東京大学出身?
次に古市さんが東京大学出身という情報について見ていきます。
2003年にAO入試で、慶應義塾大学環境情報学部に入学。
学科試験のみの一般入試ではなく、面接や論文で実力をアピールするAO入試で合格しているので、高校生の時点で自己PRがうまかったことがうかがえます。
自己主張をしっかりとこなせる青年だったのでしょう。
入学した環境情報学部は社会問題を扱う学部ですので、当時から社会に対する意識が高かったことがわかりますね。
2007年に卒業していますが、この学部の付属研究所である慶應義塾大学SFC研究所の上席所員という肩書を持っています。
上席所員は、研究所が特任で受け入れる研究者ですので、偉大なOBとして認定されていることになりますね。
大学卒業後は、東京大学大学院総合文化研究科の修士課程に進学。
つまり東京大学の4年制学部は卒業しておらず、大学院の2年間のみ東京大学だったということです。
東京大学大学院では社会科学を研究していたので、現在の社会学者としての土台を形成したのは、そこでの研鑽の日々だったのでしょう。
古市憲寿は留学経験がある?英語レベルについて
今度は古市さんが留学しているのか、英語のレベルはどれくらいかについて見ていきましょう。
留学経験については、慶応義塾大学在学中の2005年にノルウェーのオスロ大学へ1年間の交換留学をしていることがわかりました。
北欧の大学では英語さえ話せれば単位がもらえるので、おそらく留学中は基本的に英語で話していたのでしょう。
そのため英語レベルは、かなりあるほうなのでしょう。
自身は英語の論文を読めることをTwitterで発信していました。
そりゃ、英語の論文は読めるし、タクシー運転手と交渉は出来るし、大学で社会学に関する議論なら出来るけど、それは自分の領域内において英語が出来るって話で、そうじゃない領域に関してはたいしたことが出来ない。そういうことを、そうじゃない人はなかなか気づいてくれない。
— 古市憲寿 (@poe1985) July 5, 2010
読み書きと会話すべてができないと留学先で単位はもらえないはずですから、実際にはかなりのスキルがあるはず。
その証拠として、かつて留学していたオスロ大学構内の保育園を訪れ、現地スタッフと英語で会話をする動画がありました。
会話内容はかなりシンプルですが、流ちょうな英語を話していますね。
古市さんには、本格的な留学経験と高い英語スキルがあるということがわかりました。
古市憲寿の経歴まとめ
古市さんの経歴についてまとめていきましょう。
高校までを埼玉県で過ごし、慶応義塾大学から東京大学大学院へ進学したのは先述の通り。
そこから知名度を上げていくきっかけになったのが、大学院で執筆した修士論文を土台にした著作『希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想』でした。
『希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想 (光文社新書)』古市憲寿 本田由紀 ピースボートに乗り込んだ東大院生(社会学)が船内で見たもの。それは今を生きる若者・社会・自分探しの問題。本田由紀東大教授による解説と反論つき。 http://amzn.to/8Xuagp
— 気になった本 (@hon_no_mekiki) October 31, 2010
タイトルのピースボートとは、世界を巡り各地で交流を図る船のこと。
古市さん自身がピースボートに乗船し、同乗した若者をそれぞれのタイプごとに分類、分析します。
そして結局、若者たちはそこで交流すること自体に満足してしまい、抱いていた世界平和への希望はどうでもよくなるという内容でした。
そのためピースボートは、夢を抱いて乗船した若者を「あきらめる若者」にしてしまうと主張しています。
本書は2011年の新書大賞で7位となり、以来古市さんはメディア出演で注目を浴びるようになりました。
今ではすっかりタレントのような印象が定着してしまったので、本来の職業や思想を知るうえでも、著作を一度読んでみてはいかがでしょうか。
その主張には賛否両論がありますが、何となく性格が悪そうだからと批判せず、著作を読むことで彼の考えを知ってみるのも有意義な体験になるでしょう。
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