姜尚中の学歴と聖学院大学の辞任。櫻井よしことの関係とは。箸の持ち方が話題

政治学者で作家の姜尚中(かん さんじゅん)さん。

自身が影響を受けた夏目漱石関連の番組や、政治関連の番組に出演し、映画『うつくしいひと』で俳優デビューもするなど幅広く活動しています。

落ち着いた雰囲気の知識人というイメージがありますが、どこの大学で教育を受けたのでしょうか。

また2023年現在は、東京大学名誉教授や熊本県立劇場館長の肩書がありますが、以前勤めていたことで知られる聖学院大学はなぜ辞任したのでしょうか。

今回は姜さんの学歴、聖学院大学辞任の情報、さらに櫻井よしこさんとの関係、箸の持ち方の話題まで見てみましょう。

姜尚中のプロフィール

本名:姜尚中(日本人名:永野鉄男)

生年月日:1950年8月12日

身長:不明

出身地:熊本県熊本市春日町

最終学歴:早稲田大学政治経済学部、早稲田大学大学院政治学研究科博士課程

姜尚中の学歴まとめ

まずは姜さんの学歴について見ていきます。

姜さんは熊本県で、在日韓国人二世として生まれました。

高校は熊本県立済々黌(せいせいこう)高等学校に進学しています。


偏差値73の名門進学校で、お笑いコンビくりぃむしちゅーの上田晋也さんと有田哲平さんも卒業生です。

高校在学中の姜さんは「永野鉄男」という日本人名を名乗っていました。

当時はまだ韓国人に対する風当たりが強かった日本で、息苦しい青春時代を過ごしたことがうかがえます。

その後、早稲田大学政治経済学部に進学し、韓国文化研究会に所属。

22歳のときに韓国を訪れたことをきっかけに、初めて韓国人名を名乗りました。

大学でようやく韓国人や韓国人に理解ある人に出会い、生きやすくなったのではないでしょうか。

しかし普通に就職しても、韓国人というだけで苦労することは目に見えていましたし、そもそも就職自体が難しい状況でした。

そこで研究者を目指し大学院進学を決め、1979年に早稲田大学大学院政治学研究科博士課程を修了。

その後1981年まで、当時の西ドイツにあった、エアランゲン大学文学部に留学しています。

帰国後は韓国に留学経験のある女性と結婚、埼玉県上尾市に住み、大学講師として働きました。

韓国人として生きづらさを抱えながらも、並外れた知性を武器に生き抜いてきたのでしょう。

聖学院大学の辞任の詳細

次に姜さんが、聖学院大学を辞任した背景について見ていきましょう。

姜さんが教授として、東京大学大学院を辞して聖学院大学に赴任したのは、2013年のことです。

テレビ出演や書籍の出版などで有名ということもあったためか、翌年には学長に就任。

聖学院大学のある埼玉県上尾市は、姜さんが留学から帰国後に住んだ土地であり、ここで洗礼も受けていました。

カトリック系大学ということもあり、姜さんとの縁を感じた理事長の阿久戸光晴さんから、学長就任を打診されたようです。

聖学院設立当初から運営に携わっている阿久戸さんとしては、姜さんを学長就任させ学院の人気を高めようという狙いもあったでしょう。

しかし運営方針を巡り2人は対立。

姜さんが学長の権限の範囲を越えて運営にまで口出ししようとしたという噂もありますが、阿久戸さんからすれば実際にそのような印象を受けたのでしょう。

溝が深まった2015年1月には、文部科学省から姜さん宛てに届いた郵便物を阿久戸さんの命令で本人に渡されないまま5か月経っていたと判明。

これが事実だとすればかなりの悪質な事件ですし、実際に姜さんの逆鱗に触れています。

この時期には既に、理事長と理事長派の職員は、学長解任へ動き出していたようです。

3月11日の教授会にて、姜さんは解任される前に自ら辞任を表明。

5年の任期で就任してから、わずか1年での辞任は様々な憶測を呼びました。

事実関係はどうあれ有名学長の就任は、イメージアップを図っていた聖学院大学が、逆に大きな打撃を受けるという皮肉な結果を生みました。

姜尚中と櫻井よしこの関係

次に姜さんとジャーナリストの櫻井よしこさんの関係について見ていきます。

2人は度々討論番組などで激論を戦わせており、姜さんは左派、櫻井さんは右派論客の代表格という印象もあるでしょう。

実際2人の歴史認識や政治的意見は真逆ですが、両人共に落ち着いたトーンで話し、高い教養を感じさせるという共通点があります。

どちらの主張も理にかなっている点があり、一般人が政治について考えるうえで、2人の対談は重要な材料を提供してくれると言えるでしょう。

何よりも2人はよく通る、心地いい声の持ち主ですので、激論を戦わせている様子を見ていてもストレスになりませんね。

対立関係にあると言える姜さんと櫻井さんですが、どちらの派閥につくかよりも、その対談自体を楽しんでいる人が多いのでしょう。

最近は2人ともあまり見かけなくなりましたので、再び共演を願っているファンもいるかもしれませんね。

姜尚中の箸の持ち方が話題

最後に、姜さんの箸の持ち方が話題になっているという情報を見ていきます。

これは2019年10月1日放送の、NHK番組「サラメシ」に姜さんが出演したことがきっかけで生じた情報です。

「社長メシ」というコーナーで、当時長崎ウエスレヤン大学の院長だった姜さんが、ちゃんぽんを食べる姿が放映されました。

このときの箸の持ち方が握り箸だったそうです。

このときの様子については、副院長の神田道隆さんもSNSで写真を投稿したものの、姜さんへの配慮からか手元は写されていません。

SNS上ではショックを受けたという声のみならず、これに乗じた韓国人差別的発言も散見されました。


もしかすると指が悪い可能性もあるので、深く追求しない方が良いキーワードかもしれませんね。

右派からは快く思われていない存在ですが、穏やかな人柄や乗り越えてきた苦労の多さもあって、今後もファンたちから尊敬され続けていくことでしょう。

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コメント

  1. 聖学院はカトリック系ではなくプロテスタント系です。