渡邉 美樹（わたなべ みき）さんは一代にしてワタミグループを築き上げ、持ち前の剛腕や精神論で日本経済界に新たな風を吹き込みました。
自ら立ち上げた事業の急成長によって莫大な資産を得たと羨望の眼差しを向けられていますが、その成功の裏には若い頃の苦労や経験があったとされています。
今回の記事では渡邉さんの年収や資産、自宅など金銭面を中心に見ていくことにしましょう。
渡邉美樹のプロフィール
本名：渡邉 美樹（わたなべ みき）
出身地：神奈川県横浜市
生年月日：1959年10月5日
最終学歴：明治大学商学部（卒業）
主な役職：ワタミ会長 / 参議院議員（1期）
若い頃の渡邉美樹は様々な会社で経験を積んでいた
まずは渡邉美樹さんの若い頃や経験について見ていきましょう。
渡邉さんの実家は広告業を営む裕福な家庭でしたが、子供の頃に清算をしたことで貧しい生活をする羽目になり、その時のつらさや悔しさから社長を目指すようなったのは有名な話です
高校時代からビジネス誌や経済小説を読み漁り、明治大学時代には起業のネタを探すために日本一周旅行や北半球一周旅行をするという驚きの行動力を見せていました。
旅の途中で寄ったニューヨークの飲食店で楽しそうに食事をしている様子を見て衝撃を受け、帰国後に飲食業を始める決意を固めたそうです。
渡邉さんは起業するため座学ではなく関係する会社に飛び込む道を選び、経理会社の「ミロク経理」で会計の知識を、外食産業でサービス業のノウハウを会得しました。
また、佐川急便の宅配ドライバーとして働き、1年間で300万円を貯めて「有限会社 渡美商事」の資本金にしたというエピソードは2023年現在でも語り草になっています。
平成後半から雨後の筍の如く現れたIT長者と比べると泥臭くて苦労をされていますが、現場で自らの身体に叩き込んだ経験が「ワタミ」飛躍の糧になったのは間違いないでしょう。
中には渡邉さんの経営スタイルを厳しすぎるとする声もありますが、人に求めるだけでなく自らも実践していたというのは注目すべき点かもしれませんね。
渡邉美樹の現在(2023)
この項目では渡邉美樹さんの2023年現在について見ていきます。
渡邉さんは2019年7月に参議院議員の任期満了により政界を引退し、同年10月1日付でワタミの代表取締役会長兼グループCEOに就任して本業に復帰をしました。
渡邉美樹氏、ワタミ会長復帰へ。
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— こちら夕刊フジ編集局 (@yukanfuji_hodo) September 27, 2019
2021年10月には再び社長に就任して「会長兼社長」となりましたが、これは新型コロナウイルス感染拡大で経営危機に陥った会社の陣頭指揮を執るためと言われています。
メインの外食だけでなく宅食サービスや再生可能エネルギーなどに進出する一方、不採算事業からは撤退するという思い切った経営戦略もあって2023年3月期決算で黒字転換を達成。
また、教育者としても積極的に活動をしており、自身の経営を指南する「渡美塾」の塾長や「郁文館夢学園」の理事長兼校長として後進の育成に尽力をしています。
普通の人であれば倒れてしまいそうなほど多忙な日々を過ごしていますが、渡邉さんのキャラクターからすると仕事自体が原動力・エネルギーになっているのかもしれません。
これから先も、経済人や教育者として歩みを止めない渡邉さんから目が離せませんね。
渡邉美樹の資産や年収が凄い？
続いては思わず気になってしまう渡邉美樹さんの資産や年収について見ていきます。
渡邉さんの資産については噂の域を出ない金額が飛び交っていましたが、参議院議員に当選したことで国会議員資産公開法の対象となり、2014年1月6日に17億580万円という額が明らかになりました。
首位は飲食チェーン「ワタミ」の元会長で初当選した渡辺美樹氏（自民党）の17億580万円だった。
内訳は投資信託などの有価証券が16億2,000万円と大半を占め、残りはファンを自認するディズニーランドの運営会社「オリエンタルランド」の株式（1,000株）や不動産とされています。
ちなみに、2015年に公開された「2014年分の議員所得に関する報告書」には、12億8,109万円（外国株式11億円分の譲渡を含む）とあるので、当選に伴って資産の大半を売却したのかもしれません。
参議院議員を退いて以降の資産額は明らかにされていませんが、渡邉家の資産管理会社でもある「アーテレー」はワタミの株式の26.8%（1,146万株）を保有しています。
この株式数にワタミの株価（2023年度初日の913円）を掛けると約104億円、その他の不動産や個人資産を合わせると120～130億円くらいは有っても不思議ではありません。
また、年収はワタミの役員報酬が数千万円に加え、同社株式の配当金（7.5円）が約8,600万円。
さらに講演会やメディア出演、著書の販売等を合わせると1億5,000万円くらいは軽くあるでしょう。
一般市民の感覚からすると巨額の資産と年収と言えるかもしれませんが、仕事量や責任の重さ、これまでの実績を踏まえると桁違いの額に思えないあたりが渡邉さんの凄さかもしれませんね。
渡邉美樹の自宅は横浜市内のタワーマンション？
最後に渡邉美樹さんの自宅についてチェックしておきましょう。
さすがに自宅の詳細な場所や間取りなどは本人の口から公表されていませんが、週刊誌やネット上の情報をまとめると”横浜市のみなとみらい地区のタワーマンション”説が有力となっています。
住んで居るとされる物件は42階建てマンションの41階にあり、広さは360平方メートルを超え、同じフロアに別の部屋を所有していると言われています。
紹介したような物件の価格はみなとみらい地区だと4億円前後になるそうですが、一部では渡邉さんがローンではなく現金一括で買ったという噂も流れていました。
もっとも、前項で紹介したような巨額の資産や年収があれば数億円を現金で払っても不思議では無いですし、成功者であればこのぐらいの家をポンッと買える方が夢があって良いですよね。
41階のベランダに立つ渡邉さんの目には横浜港やベイブリッジという風景だけでなく、これから取り組むであろう素晴らしいアイデアや未来が見えていることでしょう。
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