朝の連続テレビ小説『あさが来た』のヒロインのモデル、広岡浅子(ひろおか あさこ)。
日本女子大学設立に貢献した教育者であると同時に、大同生命創業に関わった実業家でした。
今回は浅子について、子孫の現在と、姉、娘、夫の詳細を見ていき、家系図をまとめます。
広岡浅子のプロフィール
本名:広岡浅子
生年月日:1849年10月18日(嘉永2年9月3日)
死没:1919年1月14日
身長:不明
出身地:山城国京都(現在の京都府京都市)
広岡浅子、子孫の現在
まず浅子の子孫についてです。
浅子は17歳で、豪商加島屋の次男・広岡信五郎と結婚しました。
しかしなかなか子宝に恵まれず、結婚からおよそ10年目にようやく一人娘の亀子を出産します。
『あさが来た』では小芝風花さんが、亀子をモデルとした千代を演じましたね。
千代さんを描きました。 小芝風花さん
「はい」#あさが来た #あさ絵 #あさ絵展示用 #小芝風花 『あさが来た』 pic.twitter.com/H6mqYWXK3p— 森田 伸 ShinMORITA (@moritax321) March 18, 2016
難産だったということや、加島屋の経営に忙しかったこともあり、それ以上の子供は諦めました。
亀子は女学校を卒業後、婿養子を迎えて加島屋の事業を続けます。
婿養子の一柳恵三は東京帝国大学を卒業し、三井住友銀行に勤めるエリートでした。
加島屋の事業を引き継いだ恵三は、加島銀行頭取、さらに大同生命の社長となりました。
亀子と恵三は1男4女をもうけ、長男の喜一は大同生命の取締役となっています。
今日、外出した時、急な☔️で、雨宿りがてら広岡浅子展へ。大阪フェスの川向かいで、またライブロスー💦
あさが来たのDVDがずっと流れてた🥰#大同生命ビル #広岡浅子展 pic.twitter.com/CSBqcTquLq— ほりりん🐧 (@Horirin0726) April 2, 2019
また長女の神田多恵子さんは、聖書学者で国際基督教大学の教授だった神田盾夫(かんだ たてお)さんと結婚。
女性で唯一の「関東地方更生保護委員会委員」を務め、社会貢献活動に励みました。
さらに浅子のひ孫にあたるのが、広岡和治(ひろおか まさはる)さん。
神奈川県に在住し、『あさが来た』放送時は取材に応えています。
浅子は1人しか子宝に恵まれませんでしたが、現在まで子孫たちが各分野で活躍していたことがわかりましたね。
実際の姉は異母姉・春
『あさが来た』では、浅子をモデルとしたヒロインあさの姉・はつが登場しました。
宮崎あおいさんが演じた、可憐なはつの姿を覚えている人も多いでしょう。
今日もバースデーカードで宮崎あおいちゃんに癒されてきたんだけどもっと癒されたくてあさが来たを観ています。はつを演じるあおいちゃん素晴らしい。バースデーカードとは違う涙が溢れてしまいます。 pic.twitter.com/JZUzVAu5sJ
— ツマ (@aoi_c3) October 26, 2016
実際の浅子には、2歳年上の異母姉・春がいました。
父・三井高益(みつい たかます)には、本妻の他に側室がおり、春は側室の子だったのです。
春は幼くして、義兄・高喜に養子へ出されます。
一方で、父は浅子の母親を正妻として扱い、浅子のこともかわいがりました。
姉妹は同時期に大坂の豪商へ嫁入りしたため、共に高瀬川を下って嫁ぎ先へ向かったそうです。
これが姉妹の数少ない接点だったとされています。
しかし明治に入ると、春が嫁いだ天王寺屋は廃業。
嫁ぎ先の没落から間もなく、春は失意の中、わずか27歳で亡くなります。
家の事情で養子に出され、政略結婚させられた姉の生涯は、浅子の胸に刻まれたはず。
浅子は、世の女性が春のように不遇な人生を歩まないよう、自立した女性を育成するため尽力したのでしょう。
娘は大同生命トップの妻
浅子の娘は、先述の通り亀子という女性でした。
1876年(明治9年)10月に生まれ、京都府高等女学校を卒業。
1901年(明治34年)、一柳恵三と結婚し、共に加島屋を存続させます。
亀子は大同生命のトップに君臨した夫を、長きにわたって支え続けました。
夫の死から20年後の1973年、97年の生涯を終えます。
亀子は母の事業を継いだ夫を支えることで、母の志に報いようとしたのでしょう。
夫は豪商の次男
浅子の夫である、大坂の豪商加島屋の次男・広岡信五郎。
『あさが来た』では白岡新次郎として登場し、玉木宏さんが演じました。
【あさの許嫁・新次郎】玉木宏さん演じる新次郎のモデルは広岡信五郎。ドラマではあさと11歳差の設定ですが、実際は8歳差です。若いころの写真がこれ。玉木宏さんにどこか似ているかも…?(画像提供=大同生命) #あさが来た pic.twitter.com/2uVwSbDaZj
— 〈広岡浅子〉徹底ガイド/主婦と生活社公式 (@hirooka_asako) October 1, 2015
朝ドラ『あさが来た』玉木宏演じる新次郎がトレンディすぎてカッコよすぎる!「傘さばきヤバい」「日本中の奥様方がキュン死」 https://t.co/oVPEwEqJNs pic.twitter.com/Jwap6sHfLV
— AOLニュース (@AOLJPNews) November 6, 2015
9代目当主の弟・広岡久右衛門正秋と共に加島屋の事業に関わり、大阪株式取引所(現在の大阪取引所)の取締役になりました。
現在の繊維メーカー「ユニチカ」の社長にも就任しており、数々の事業で重要な役割を果たした人物です。
広岡浅子の家系図まとめ
浅子は山城国京都(現在の京都府京都市)の、小石川三井家6代当主である三井高益の四女です。
豪商加島屋の広岡久右衛門正饒(まさあつ)の次男・信五郎と結婚し、一女亀子をもうけました。
亀子は夫の広岡恵三と共に加島家を盛り立て、子孫を残します。
加島銀行と大同生命を発展させてきた広岡家。
実業家としての浅子の才覚が、今日まで脈々と受け継がれていることがわかりましたね。
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