2014年、青色LEDに必要な技術の発明を成し遂げ、ノーベル物理学賞を受賞した(あまの ひろし)さん。
赤崎勇さん、中村修二さんと共同で受賞し、注目を集めましたね。
今回は天野さんの息子と娘もインテリという情報を確認しましょう。
また妻の詳細を見ていき、家族情報をまとめます。
最後に母校・名古屋大学での活動に迫ります。
天野浩のプロフィール
本名:天野浩
生年月日:1960年9月11日
身長:不明
出身地:静岡県浜松市
最終学歴:名古屋大学大学院工学研究科電気工学・電気工学第二および電子工学専攻博士後期課程満期退学
天野浩の息子と娘もインテリ
まず天野さんの息子と娘を見ていきます。
息子は天野充さん。
2014年、父がノーベル賞を受賞した当時は、東京大学工学部に在学中でした。
父の快挙に対して、「自分の親がこんなすごい人とは思っていなかった。正直驚きました」とコメント。
充さんは大学卒業後、東京大学大学院で修士号を取得しました。
テレビ取材は控えているため詳細はわかりませんが、おそらく研究関連の仕事に就いているのでしょう。
#NIE全国大会 で、ノーベル賞受賞者の名古屋大学 #天野浩 教授の講演が始まりました。記者たちが一斉にカメラを構えます。「特別な才能もないごく普通の人間でも、一心不乱に打ち込めば何でもできる。大切なのは気持ちと熱中力です」とのありがたいオコトバ。僕もぜひ見習います。 pic.twitter.com/ivyCpzAAa4
— 新聞ひラッコ (@chunichi_nie) August 3, 2017
また彼の姉である天野彩さんは、父の受賞当時、京都大学大学院で農学を研究中でした。
子供たちはいずれもインテリであることがわかりましたね。
彩さんは「ゴミゴミした東京より、ゆったりした雰囲気の京都で学びたかった」と、京都大学を選んだ理由を語っています。
大学院でバイオ系の研究に取り組み、理学研究科のサイトに文章を寄稿することもありました。
結果的に文筆業を目指し始めたようで、研究者ではなく新聞記者の道を選びます。
2016年から朝日新聞社の記者として働き、SNSでも積極的に社会問題への意見を表明。
また発達障害の一種「ADHD(注意欠陥・多動性障害)」であることを公表しました。
わたしはADHDの診断を受けているのですが(突然の告白!笑)、多くの人は遠くの音は小さく、近くの音は大きく聞こえていると昨晩知って衝撃を受けました。私にはどの情報も同じ大きさで入ってきます。アナウンスが鳴っているところで人の声を言葉と認識するのがすごく苦手です。鱗がひとつ落ちた気分🐟
— 天 野 彩 (@aya_amano_a) May 2, 2021
情報量が多すぎるとパニックになってしまう症状も告白しています。
都会の喧騒が苦手な原因も、どうやらADHDによるもののようですね。
彼女は障害を堂々と公表しながら、父の名前に頼らず、自身の力で前進していくつもりなのでしょう。
持ち前の知性と文才を活かし、今後大きな活躍をしてくれるかもしれませんね。
天野浩の妻は?家族まとめ
次に天野さんの妻について見ていきましょう。
妻は天野香寿美(あまの かすみ)さんです。
島根県出身で、大学は立命館大学へ進学し、ロシア語を専攻します。
2人はいわば「婚活」を通して出会いました。
グループで話し合い、気に入った相手の連絡先を交換。
香寿美さんは、真面目そうな天野さんの雰囲気に惹かれて、連絡先を教えたそうです。
結婚の際には、「マイホームパパにならない」ことを取り決めました。
妻が家庭を守り、夫は休日も研究に没頭する環境を整えたのです。
天野さんがノーベル賞に輝いたのは、香寿美さんの協力による面が大きかったのでしょう。
ただし彼女は、ただ夫に尽くすだけの人生を歩んだわけではありません。
大学卒業後も、大好きなロシア語の勉強を続けていました。
そして50歳を超えてから家族と離れ、ロシアに渡り、日本語教師となります。
朝日新聞・耕論より天野香寿美さん。夫・天野浩さんがノーベル賞を受賞し「メディアの取材を受けるたびに『奥様の内助の功ですね』と言われて、とても不思議でした。私は内助の功などした覚えはない」「古来の『夫婦のかたち』とはかけ離れていますが、お互いが元気でいればそれで十分」。素敵。 pic.twitter.com/QoGDbPQCeW
— 武田砂鉄 (@takedasatetsu) December 8, 2016
サマルカンド国立外国語大学に勤めたのち、シベリアでボランティア活動に従事。
家族を支えながら、子育てがひと段落したところで自身の夢も叶えて見せたのです。
ちなみに香寿美さんがロシアにいる間は、家事全般を天野さんが担当していたとのことでした。
天野一家はそれぞれの夢を叶えるため、お互いに協力し合いながら暮らしてきたのでしょう。
インテリ一家は強いきずなで結ばれているようですね。
天野浩の名古屋大学での活動
天野さんは高校時代、志望校を京都大学から1ランク落とし、名古屋大学に変更しました。
母からは「何でもランクを落として安全圏を進む」と評されてしまいますが、あまり過激な競争を好まない性格なのでしょう。
結果的に大学から大学院までを名古屋大学で過ごし、のちにノーベル賞を共同受賞する赤崎勇さんの指導を受けます。
1989年に名古屋大学から工学博士号を授与され、名城大学の講師を経て、2010年から母校の教授となりました。
2023年現在は、名古屋大学工学研究科の「天野研究室」で、ダイオードやトランジスタ、太陽電池などの研究に取り組んでいます。
同時に研究を通して、世界的に活躍できる人材の育成に尽力。
将来「天野研究室」から、ノーベル賞に輝く学者が輩出されるかもしれませんね。
天野さんは研究の灯を絶やさないために、今も休日返上で新たな分野を開拓しているのでしょう。
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