緒形直人は現在休業?収入は?信長役が好評、半沢直樹&万引き家族での演技

1992年の大河ドラマ『信長 KING OF ZIPANGU』で主演を務め、90年代にドラマや映画で活躍した緒形直人(おがた なおと)さん。

俳優の緒形拳さんの息子として知られていましたが、最近はほとんど姿を見かけませんね。

今回は直人さんが現在休業中という情報と、収入の状況を確認します。

また高く評価された信長役での演技、ドラマ『半沢直樹』と映画『万引き家族』での演技を見ていきましょう。

緒形直人のプロフィール

本名:緒形直人

生年月日:1967年9月22日

身長:173cm

出身地:神奈川県横浜市

最終学歴:和光学園高等学校

所属事務所:オフィスコバック

緒形直人は現在、家族を優先

ネット上には直人さんの現在について、さまざまな憶測が飛び交っています。

「休業している」「芸能界から干された」「収入が激減」など、いずれも彼のイメージダウンにつながりそうな噂ばかりです。

ただ、確かに映画『きけ、わだつみの声 Last Friends』(95年)で主演を務めていた全盛期に比べると、仕事が減っている様子ですね。


姿を見かけなくなった芸能人については、多くの人が憶測を巡らすため、ときには否定的な噂も流れてしまいます。

実際には、直人さんは休業しているわけでも、芸能界から干されたわけでもありません。

以前よりは仕事をセーブしながら、今でも俳優業を続けています。

2020年には映画『もみの家』で、自立支援施設の経営者を演じ、「ヨコハマ映画祭」で助演男優賞を受賞しました。

仕事をセーブし始めたきっかけは、おそらく家族との時間を大切にしたいと考えたことでしょう。

直人さんは1993年、26歳で女優の仙道敦子さんと結婚しました。

2人はドラマ『西郷札』で共演して知り合い、交際関係に発展。

結婚後は2男1女をもうけ、家族で幸せに暮らしてきたようでした。

直人さんは家族に恵まれて以来、仕事をセーブして、家庭を優先させようと考えたのかもしれませんね。

今では子供たちも成人し、長男の緒形敦さんと次男の緒形りょうさんは、共に俳優の道を選びました。

さらに結婚後は家庭に入った妻の仙道さんも、女優として復帰し、2019年には朝ドラ『なつぞら』に出演しています。

収入は安定している様子

ネット上には直人さんについて、「休業し、収入が激減している」という噂がありました。

しかし断続的に仕事を続けてきたうえに、家族4人が俳優活動をしているため、一家の収入は安定しているのではないでしょうか。

また直人さんは、全盛期に稼いだ資産を運用している可能性もありますね。

彼は芸能界から干されたわけではなく、自ら仕事をセーブしている様子のため、困窮しない程度の収入を維持し続けているはず。

収入はむしろ安定しており、悠々自適に暮らしているのでしょう。

大河ドラマでの信長役が好評

直人さんが1992年に大河ドラマ『信長 KING OF ZIPANGU』で演じた織田信長は、今なお根強い人気を誇っています。

彼の信長は、従来の豪快な信長像を崩した点が特徴でした。

製作陣は、知的で繊細、神経質という斬新な信長像を創り上げようとしたのです。

そこでまだ20代半ばの直人さんを主演に抜擢。

彼は周囲の期待に応え、見事に「悩める信長」を演じ切りました。

歴代大河ドラマにおける信長の中では、比較的優しい人柄の信長に、魅了された人は多いようですね。

決してカリスマ的な存在ではなく、思い悩む等身大の人間らしい信長に、令和に生きる人々も好感を抱くかもしれません。

半沢直樹のスピンオフで悪役

最近は目立つ役を演じなくなった直人さんですが、2020年に人気ドラマ『半沢直樹』のスピンオフ作品へ出演していました。


『エピソードゼロ 狙われた半沢直樹のパスワード』で彼が演じたのは、情報システム部主任の「城崎勝也」役です。

不動産投資の負債を補填するため、犯罪に手を染める悪役でした。

『半沢直樹』といえば、「倍返し」でおなじみの仰々しい台詞回しや、個性派俳優の顔芸が人気でしたね。

スピンオフ作品では、直人さんが表情豊かに子悪党を演じ、「顔芸担当」と認定する声もありました。

直人さんは、すっかり悪役が板についた様子ですね。

万引き家族で樹木希林の息子役

是枝裕和監督による2018年の映画『万引き家族』は、カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞しました。

直人さんは本作で、樹木希林さん演じる「浜田初枝」の息子「柴田譲」を演じています。

母子が語り合う名シーンは非常に印象的でしたが、初見では直人さんだと気づかなかった人も多いでしょう。

初枝は不潔な部屋で低所得の人々と共同生活を送っていますが、譲は清潔で瀟洒な部屋に暮らしています。

部屋の描写だけで格差を表しながら、実際には富裕層の人々の方が、心が貧しい場合もあることが見事に描かれていました。

直人さんは「お金はあるが、心がない」役どころを、短い出番の中で巧みに表現。

かつてのように主役級スターではなく、脇役俳優として堅実な演技を見せました。


仕事のみならず、家庭にも愛情を注ぎ続けてきた直人さん。

彼は今後も引退することなく、実直に仕事を続ける予定なのでしょう。

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